カオス現象である。カオス現象が存在する場合、未来のマクロ現象を正確に予測することはできない。マクロ現象の観測結果に測定誤差が含まれているため、観測結果から予測された未来のマクロ現象が、正確であるかどうか保証されないのである。予測が全く外れているかもしれない。
マクロ現象では、極小さな違いが、時間がたつにつれ大きな違いをもたらすことがある。それでも、何らかの予測の答えをださないと実用の価値を生まないので、観測結果を使った予測に加えて、観測結果の値を少し上下させた値を使った予測も実施し、それらの予測結果を平均して、ひとつの予測結果を得る方法がある。これがアンサンブル予報である。