戦力化された軍用機は、「彩雲」以外すべて戦前に設計が始められた

戦力化された軍用機は、「彩雲」以外すべて戦前に設計が始められた内藤 子生 (2007), 艦上偵察機彩雲 開発プロセス. 土井 武夫, 本庄 季郎, 曽根 嘉年, 佐藤 栄太郎, 内藤 子生, 足立 栄三郎, 碇 義朗 : 軍用機開発物語―設計者が語る秘められたプロセス (光人社NF文庫) p.172

 本機は、太平洋戦争開始後に設計がはじめられた数多くの飛行機のなかで、唯一の量産に成功した飛行機である。

すなわち、戦力化された軍用機は、「彩雲」以外すべて戦前に設計が始められた。東亜太平洋戦争の開戦は、1941年12月 8日だが、零戦は1937年 9月に性能要求書が出され、B-29爆撃機の試作機 XB-29 は 1940年 6月27日 に発注された。

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