これが、技術決定論、すなわち「技術が社会を変える」を理由づける。すなわち、
世に出された技術は、人に新たな視点を、人を導く者にカードを与える。故に、技術が社会を変える。
「技術」、「視点」(が新たに生み出させる「認識」)、「カード」(それ自身あるいはその集合体としての「政策」)は、クックパッド株式会社 創業者・代表執行役社長 佐野 陽光 氏 の『世の中を動かす三要素』に相当する。
上阪 徹 : 600万人の女性に支持されるクックパッドというビジネス (角川SSC新書, 2009) p.37.
「いろいろ考えて、世の中を動かす要素って、三つじゃないか、と思ったんですね。ひとつはテクノロジー。例えば電話ができた、車ができた、テレビができた、と。そしてもうひとつは、個人の認識が変わること。みんながこうだ、と思ったら、そっちの方向に変わっていくでしょう。そしてもうひとつが、政策、だと思ったんです。道の幅はこれにしましょう、右側通行にしましょう、と決めた瞬間に世の中は変わる」
発想の元:
● 視点
最相 葉月, 瀬名 秀明 : 未来への周遊券 (ミシマ社, 2010) p.45.
瀬名 秀明 氏による
科学は一編の論文によって私たちの世界観を変え、技術は人の視点を変える。…
サン=テグジュペリの『人間の大地』にこうある。「飛行機は一個の機械にはちがいないが、しかしなんという分析の道具だろう!」「飛行機とともに、わたしたちは直線を知った」
ジョブズもいってた、日本メーカーがAppleに負けっ放しの理由 | More Access,More Fun!
ジョブズの語録より
◆消費者に、何が欲しいかを聞いてそれを与えるだけではいけない。
◆製品をデザインするのはとても難しい。多くの場合、人は形にして見せて貰うまで自分は何が欲しいのかわからないものだ
…つまり、
素人 = ノーアイデア
なのである。
● カード