例外の地位

新しい日本へ 第3部 世界が見つめる (4) 原発維持 フクシマの教訓 安全性強化への期待高く. 日本経済新聞, 2011/ 6/ 5, 朝刊, 1面.

 米英仏中ロの五大国に核兵器保有を限定する核拡散防止条約(NPT)。その枠内で国際社会は原発燃料の製造から再処理までの核燃料サイクル技術の確立を、被爆国日本に例外的に認め、日本は原発部品供給などで主導的な役割を果たしてきた。

B2爆撃機の音

「心神」飛翔への道 国産戦闘機とFX選定 (4) 異色の技術屋 開発最前線に コードネーム決定. 日本経済新聞, 2008/12/ 4, 夕刊, 3面.

「あの方角からステルス爆撃機 B2 が飛んできます」。米国防総省担当者の説明を受け、目を凝らして見ているとカラスの群れの中からいきなり一つだけが大きな黒い塊、すなわち B2 となって現れた。その、耳にしたのはジェット戦闘機に付き物の爆音とは無縁の「ヒュルン、ヒュルン」という乾いた高音だけだった。