センサ-コンピュータ系による支援システムの効用

類似事象の情報提供。たとえば、視点の提供。

  現状と類似する、過去の事象(あるいは、想定される事象)を検索(記憶された大量の事象から即座に)し、その事象に関して最も表現できる指標値を操作者に提供する。

供給体制における環状路線

供給体制における環状路線は、冗長な路線に結節された、当該結節点の間の、両方向に移動できる区間である。

即ち、

A→B⇔⇔C⇔⇔D
└→→→→┘

の場合、B-C区間は、環状路線である。(両方向に移動できる区間を「⇔」印で表わす。A-BとA-Cが直結され、冗長な路線が存在している。)

斬撃戦に関する考察

斬撃による彼我の戦闘は、

・自らの体に、敵の刃渡りを交接させない

という制約条件のもとで、

・敵の体に、自らの刃渡りを交接させる

ことを目標として、目標までの「軌道」を描くことである。

・自らの体に、敵の刃渡りを交接させない

という制約条件が満たされない、即ち、「解が無い」状態になると、自らの負けである。

実際「軌道」が目標に達した方が勝ちであり、また、計画「軌道」が時間的に短い方が勝ちである。

敵は「解が無い」状態を強制しようとし、また、偶発的にも「解が無い」状態になりうる。

それに対するために、「解」を探し、「解」を生まなければならない。

永続的に完璧な信頼性をもって存在する「解」を生む代表的な方法が、敵を殺傷することであり、「解が無い」状態になる前に敵を殺傷する必要がある。

よって、「軌道」の無駄は、少ない方がよい。

補足:
「間合いを把握できない」とは、制約条件が不明であり、また無駄のない「軌道」を計画できない状態だと考えられる。

補足2:
Fateシリーズにおいて、サーヴァント『セイバー』の剣を見えないようにする『風王結界(インビジブル・エア)』は、敵に間合いを把握できなくしている。

3次元ベクタードノズル

上下・左右にエンジン推力を偏向できるノズル (上下あるいは左右、どちらか一方向のみ偏向可能なものは「2次元」と表現される)。

Su-27 Mighty Wing

Su-30MKI

1997年に初飛行、1998年から配備が開始されたインド向けのSu-30MKIは、Zhuk-PH N011フェイズドアレイレーダーを持ち、またSu-37で培われた推力偏向ノズルをさらに進化させたAL-31FPおよびAL-37PPをもち、3次元推力偏向能力をもちます。このことにより世界初の3次元推力偏向エンジンを持った実用戦闘機となりました。恐らくはSu-30MKIはSu-37の機動性を上回るでしょう。

PAK FA (航空機) – Wikipedia (2011年12月3日 (土) 08:27‎ の版)

候補機
T-50

T-50の仕様に関する信頼できる情報はまだ少ないが、アメリカのF-22に対抗するために高度なステルス性と、サトゥールンAL-41ターボファンエンジン(推力14.5t程度)2基の搭載によってアフターバーナー無しでのスーパークルーズの実現を目指していると伝えられる。また、Su-47と1.44の技術を取り入れていると言われている。ノズルは推力偏向式でそれぞれ左右に+-16度、上下に+-20度ずつ可動し、高い空中機動性を発揮するともいわれる。

なお、ベールクト(Su-47, S-37 Berkut)には搭載されていない。

Su-47 (航空機) – Wikipedia (2011年12月7日 (水) 19:42‎ の版)

TVC(推力偏向システム)が搭載されていると誤解されるが、現時点では、排気系は通常のノズルである

イベントに間に合わせなきゃ

出川 通 : 技術経営の考え方 MOTと開発ベンチャーの現場から (光文社新書, 2004) p.106.

 開発の目標は、新技術をいかに使うかではなく、いかに早く目的を達成する装置を完成させるかです。

NHKスペシャル「世界を変えた男 スティーブ・ジョブズ」(NHK総合テレビ、2011年12月23日 午後10時00分~10時49分)
Steve Jobs

技術は短期間で廃れるが

生み出された物語は
何十年、何百年と語り継がれていく

――「TIME」誌(1999年)

単純な結果

単純な結果が表れるということは、ひとつの要素が支配的であるということだ。

もし、それが実際の状況を表わしていないならば、ある要素を過剰評価しているのであり、評価方法(数式など)や評価のための入力が誤っている可能性がある。

一巡してから、本当の検討が始まる

一巡してから、本当の検討が始まる。

解決手段 Aのメリットが話題になった後、しばらくしてAのデメリットが話題になり、そのうちに Aの検討がされなくなる。これが、B、C、……に関して、繰り返される。

そして、万能な解決手段がないことに気づき、A、B、C、……のメリット・デメリットを含めた検討が始まる。

運用者との会話

運用者は、性能の相互関係(ある運転条件を変えると、それが他の運転条件にどのような影響をあたえるのか)を知りたい。この知識によって、運用者は、想定・シミュレーション・ケーススタディーができる。

運用を検討している人に、トレードオフの網をかぶせてやれ。運用検討人の集団の個々人が理解可能で、その集団内で共有可能にして(形式知化)。

運用者の関心領域を知るために、開発者・設計者は、性能を点で抑えず、面で把握して、時々、定格から縦横にずらした話をするとよい。

ただし、定格からずれることは、水飴のなかを泳ぐように大変である。この水飴をさらさらなものに感じられるようになったら、開発者・設計者として「精通した」と言えるのだろう。

記憶

そこに至る経路によらない「状態量」で表現すると言うことは、経路に関する記憶を評価しないということだ。

逆に、材料は熱処理に関する記憶をもっている、と言える。