【新たなステージへ】「Keeper Girls」、池田市との業務提携終了【2020/4/19】

こんにちは、高木です。本日は、2020年4月19日です。

大阪府池田市の観光大使第1号であるアイドルグループ「Keeper Girls」は、4月2日、公式ブログにて、池田市立五月山動物園公式PRアイドルではなくなったこと、池田市との業務提携が完全終了したことを報告し、以後、フリーで活動していくことを発表しました。

これからのキャッチフレーズは、「ウォンバットが好きすぎてその可愛さをみんなに知ってもらいたくてアイドルしてる人」です。

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お知らせ大会!! | Keeper Girls 公式ブログ (2020年4月2日)

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ウォンバットは、オーストラリアにのみ野生する動物です。哺乳類で、お腹に袋がある有袋類です。ウォンバットのお腹の袋の入り口は、カンガルー方式の上向きではなく、コアラ方式の下向きです。コアラは木の上で生活しますが、ウォンバットは地面に穴を掘って暮らします。

「Keeper Girls」は、2014年11月にゲーム音楽などを手がける作曲家 高野充彦(たかの みつひこ)氏が自ら作詞・作曲した「ウォンバットのうた」を池田市に提供したことに端を発した、五月山動物園による「ウォンバット・ドリーム・プロジェクトVol.2」により結成されたアイドルユニットです。

五月山動物園は、日本で唯一、ウォンバットの繁殖に成功した動物園です。しかし、当時、日本にいるウォンバットは同動物園にいるオス1頭を除き、年老いており、繁殖は望めない状況でした。このままでは、日本からウォンバットがいなくなってしまう状況でした。

「ウォンバット・ドリーム・プロジェクトVol.2」は、アイドル活動による収益、アイドルをPR媒体にした地域の巻き込みによって、繁殖可能なメス・ウォンバットをオーストラリアから迎え入れるプロジェクトです。

このため、「Keeper Girls」は、「婚活系飼育女子」アイドルユニットとも呼ばれました。

「Keeper Girls」は、2015年8月に結成。同年12月には、CDが発売されます。2016年2月には、池田市から池田市観光大使の委嘱を受けます。

当時の目標金額は、オーストラリアからウォンバットを輸送する費用 500万円でした。

しかし、2016年、オーストラリア側との協議により施設改修が必要であることが判明し、必要費用が、2800万円にまで増えてしまいます。池田市が1300万円を予算化しましたが、1500万円足りません。

この旨が発表されたのが、2016年11月30日でした。頼みは、五月山動物園および「Keeper Girls」を中心とした活動により集まった寄附金と、用途指定型ふるさと納税などの寄附金です。

「Keeper Girls」も ふるさと納税の呼びかけを行いました。

目標金額に達したのは、2016年年末でした。年末締めで、集まった金額は、1528万円。なお、その中で、11月末までの五月山動物園および「Keeper Girls」を中心とした活動により集まった寄附金は 387万円でした。最終的に、2017年3月末までの寄附金総額は1789万円にのぼりました。

そして、五月山動物園は、2017年10月 4日に新しいウォンバット3頭を迎え入れることができました。メス2頭とオス1頭。そうです、当初計画よりも頭数が増えました。

さらに、新しいウォンバット到着に先立つ2017年9月には、クラウド・ファンディングで、ウォンバット飼育施設の内外に取り付けられたWebライブカメラの改修費用 200万円を募り、ウォンバット到着前日の10月3日に目標額を達成しています。

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Webライブカメラ: ウォンバットてれび

「Keeper Girls」メンバー: まりぃな
Twitter @maleenaoukoku
(本日4月19日は、生誕祭)

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「Keeper Girls」を中心とした活動は、新しい公共を実感させてくれます。

これまでの「Keeper Girls」の活動に感謝を、これからの「Keeper Girls」にエールを送ります。

ご試聴ありがとうございました。

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