2017年11月3日(文化の日)に Twitterアカウント「知的ネット社会チャンネル」 @atene_gakudo は、「多様な未来製作所」に名称を変更しました。また、プロフィールも変更しました:
多様な未来製作所
https://twitter.com/atene_gakudo
プロフィール:
現在よりも多様な、よい未来を作るためにツイートします。テーマ: 新しさあふれるニュース、整備されていくインフラ、自作、知的なネット、知的な市民。 旧: 知的ネット社会チャンネル。中の人は、@takagi1
アカウントの @atene_gakudo は、ラファエロが描いたバチカン教皇庁の「署名の間」の壁画「アテネの学堂 (アテナイの学堂, Scuola di Atene)」から来ています。
多数の哲学者を一同に描いた「アテネの学堂」は、「知の多様性を表現した」といわれていますので、名称変更後でも意味を持ち続けます。
* * *
今回の変更では、テーマについて、以前からの「知的」に、「物・製造」・「インフラ」を加えました。そして、これらの目的を「現在よりも多様な、よい未来を作る」としました。
ここからは、これらに関する私の思想、及び思想の元になった重要文を列挙します:
● 前史
『私の「後に続く者たちが、我々よりも苦しまない世の中のために」という人生の目的』
● 知的
『制高点の人工的創造』『技術で作る制高』
『点と線』(=「線」の「点」に対する優位)
―― 堀 栄三 : 大本営参謀の情報戦記―情報なき国家の悲劇 (文春文庫, 1996)
上記事項は、次項の私の思考を生みました:
『技術による制高面の創出』
―― 技術による制高面の創出
『超民連絡は、〈社会が天才・秀才ばかりである必要はないが、天才・秀才が生き・活きる社会であるべきであり、そのために天才・秀才の思考(の一端)が共有されるべきである。これによって、天才・秀才は孤立せず、消耗されない〉という思想です。』
―― 超民連絡の見いだし
『私 TAKAGI-1 は、知に関する社会の仕組みを、以下の図のように捉え、』
● 物・製造
『「技術が社会を変える」(=技術決定論)』
―― 濱野 智史 : アーキテクチャの生態系――情報環境はいかに設計されてきたか (NTT出版, 2008) p.330.
『こうして、「先端技術で社会問題を解決する」という思想的背景をもった活動であっても、完成済みの「コンピュータ」をただ配るだけの支援では限界があることがはっきりしました。重要なのは、現場で、使用者自身が、その場やその人に合うようにテクノロジーを再編集できるための「施設(拠点)」だということがようやく分かったのです。』
―― 田中 浩也 : SFを実現する 3Dプリンタの想像力 (講談社, 2014〈底本 講談社現代新書(2014)〉) No.984/2694.
● インフラ
『新幹線システムを作っている/作った多くの人々のなかにおいて、一部の人間が極めて大きな働きをしたことも確かである。… このような人々は「後に続く者たちが、我々よりも苦しまない世の中のために」的な仕事をしたと考える。私はこのような人々を目指したい』
『カール・マルクスはさらに、彼の初期的な著作の中で交通インフラの重要性を包括的に論じている。… 交通インフラの有り様が、人々の「交流」すなわち、「コミュニケーション」のあり方を規定し、その人々の交流・コミュニケーションの有り様によって、ありとあらゆる上部構造(社会、経済、文化、宗教など)が決定されていく、と論じたわけである、』
―― 藤井 聡 : 超インフラ論 地方が甦る「四大交流圏」構想 電子書籍版 (PHP研究所, 2015〈底本はPHP新書(2015)〉) 位置No. 256/2339.
● 現在よりも多様な、よい未来を作る
『進化の本質は、多様性を生み出すことにあると思ってます。多様性が生まれると、みんながそれぞれ生活できるんです。今の社会も、そういう意味での多様性がどんどん生まれている。リア充ではなくてもオタクコミュニティではやっていけるとか、いろいろあるじゃないですか。』
―― 吉田 尚記, 石川 善樹 : どうすれば幸せになれるか科学的に考えてみた (KADOKAWA, 2017〈底本はKADOKAWA (2017)〉) 位置No. 1061/2147.
この文は、スティーブ・ジョブズの、スタンフォード大学卒業式(2005年)のスピーチにいう「点と点を繋ぐ」ものでした。
「現在よりも多様な、よい未来」を接着剤として、「知的」・「物・製造」・「インフラ」が、くっついたのです。
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