「だいじかな」・「さぎしかな」チェック

JIMA : [特別寄稿] メディアリテラシーとは何か――その概念・事例・課題

メディアリテラシーや情報リテラシー教育の世界では、批判的に考える力をスキルとみなし、繰り返し練習する必要があると考えられています。情報リテラシーの場合は、アメリカの図書館協会が開発したクラップテストと呼ばれるチェックリストを使って考えさせる授業が行われています。メディアリテラシーならば5つのキークエスチョンが有名です。私はそれらを日本語に訳したものを授業で使っています。前者を「だいじかな」チェック、後者を「さぎしかな」チェックと呼んでいます。

「だいじかな」チェック

だ だれ? この情報は誰が発信したか?
い いつ? いつ発信されたのか?
じ 事実? 情報は事実か?参照はあるか?
か 関係? 自分とどのように関係するか?
な なぜ? 情報発信の目的は何か?

「さぎしかな」チェック

さ さくしゃ? メッセージの作者は誰か?
ぎ ぎじゅつ? どんな表現技術が使われているのか?
し しちょうしゃ? 他の視聴者はどんな解釈をしているだろうか?
か かちかん? どのような価値観が表現または排除されているか?
な なぜ? なぜこのメッセージは送られたのか?

「だいじかな」チェックシート
「さぎしかな」チェックシート

WEBメディアでの情報発信をする前に、気をつけるべき26のポイント

頭の良し悪しって『違う意見同士でちゃんと話ができるのか』というところに表れる

にわか・気軽民を大事にする業界は発展する

ストローマン論法に警戒する

クソリプ対策「あなたはどう思うの?」

大人は他人の趣味に口出ししない

労働組合活動におけるSNS活用のススメ

鵜呑みにしない。闘うべきはラクとか怠惰


以下、次のように続きます:

どなたかも書かれていたんですが、これは学生さんに限った話ではないですしね。

授業では信頼できる情報とはなにかを噛み砕いて説明します。一番学生さんに刺さる説明は1次情報と2次3次の違い。1次=「あなたが好きです」という直接告白。2次=「彼、あなたが好きだと言ってたよ」という伝聞、3次=「彼はあなたのことを好きだと言っているらしい」又聞き。3次を真に受けると危ない。続

Webが怖いのは、3次情報なのにまるで本人かのように書く例が少なくないこと。報道機関がよく「○○によると」と書くのはあくまでその人が語る情報であり「=事実」ではないことや1次情報の発信者を明示するためなんですが、それさえせずに事実を断定する書きぶりはうのみにしない方がいいと思います続

学生さんに「鵜呑みにするのは危ないよ」と言うとよく返ってくるのが「どのサイトなら大丈夫ですか」「本ならいいですか」「個人のブログはダメですよね」。それもまたラベルのみを見て鵜呑みにするのと変わらない。人が書くものなのだから絶対はない。その都度自分で判断するものだよと伝えます。続

「何が信頼できるのか」は、他人に判断を丸投げしているうちはわからないと思います。自分でいろんな仕組みを知り、自分で試して恥をかき、自分で見たものを自分の頭で考えないと。ファイルをインストールするように身につくものではないです。で、その試行錯誤が学生さんは本業です

情報を鵜呑みにするなと言う一方で、自分でどう判断するか、その手法を教えないのもダメだと思います。「wikiは引用ダメ」とだけ教えられた学生さんに「記者もwikiは見るよ。知らないテーマを取材する時のとっかかりとか」と言うと驚かれます。見るけど信用しない、元データを探すことが大事なのに

主語を広げない