表現空間の魅力を削ぐ行為に対抗する

「ネットが社会を分断」は不正解、10万人の調査結果が明かす真相 | 47NEWS

 ネットの議論が分断されているように見えるのは、極端な意見ばかりが目につくネットの特性のためである。たとえば、憲法9条改正についてのネット上の書き込みのうち半分は、年に60回以上も書き込むヘビーライターがしている。ヘビーライターは全体のわずか0・23%しかいないのだが、年60回以上書き込むくらいであるから、政治的に強い意見の持ち主であり、かくしてネット上に見えるのは最強硬派の意見だけとなる。最強硬派ばかりであれば、罵倒と中傷ばかりになるのは至極当然の結果である。

 しかし、これは書き込む人が限られているからであり、ネットの利用者の意見全体が過激化し、分断されているわけではない。大半の人は自分と反対の意見に接し、むしろ穏健化している。ネットを使う若い人ほどこの傾向は顕著であり、時間がたつにつれてこの傾向は次第に広がっていくだろう。ネットによって自分と異なる意見と接し、相互に理解が深まっているとすれば、これはネット草創期の人々が期待していた姿である。ネット草創期の人々の希望はまだ死んでいない。

これを読んで、考えたこと:

デジタルな表現空間は、計算機によるフィルタリングによって、いかようにも答えを返します(情報探索は、結局のところ、未知の自分の探索)。

生の表現空間にアクセスできる限り、大きな声は、小さな声を掻き消せません。

ただし、恐怖(表現規制)等によって、表現空間の魅力が削がれ、これが大きな声の利益につながるおそれがあります。これに対抗する必要があります。

初出:
2019/12/ 8 のツイート

コンピュータ のはじまり

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コンピュータの発達が、現在に至るまでの社会の発達の原動力です。

パソコンの歴史 1947~79年

電子計算機 ―機能と構成のあらまし―

コンピュータを創った偉人たち

日本電子計算機株式会社(現、株式会社 JECC) JECC NEWS 2010年7月号~2012年12月号に取り上げられたコンピュータを創った偉人たちの一覧です:

(1) ジョン・フォン・ノイマン(1903~1957年) ENIAC

(2) アラン・チューリング(1912~1954年) ACE

(3) ウィリアム・ショックレー(1910~1989年) トランジスタ

(4) ジョン・モークリー(1907~1980)/ ジョン・プレスパー・エッカート(1919~1995) UNIVAC I

(5) チャールズ・バベッジ(1791~1871年) 階差機関解析機関

(6) クロード・エルウッド・シャノン(1916~2001年) 情報理論

(7) コンラート・ツーゼ(1910~1995年) Zuse Z3

(8) ジョン・ヴィンセント・アタナソフ(1903~1995年) アタナソフ&ベリー・コンピュータ(ABC)

(9) ハワード・エイケン(1900~1973年) Harvard Mark I

(10) ジェイ・ライト・フォレスター(1918~2016年) Whirlwind

(11) グレース・マレー・ホッパー(1906~1992年) COBOL

(12) ブレーズ・パスカル(1623~1662年)/ ゴットフリート・ヴィルヘルム・ライプニッツ(1646~1716年) 機械式計算機

(13) ヴァネヴァー・ブッシュ(1890~1974年) Memex

(14) ジョージ・ブール(1815~1864年) ブール代数

(15) エイダ・ラブレス(1815~1852年) 解析機関

関連

機械の発達リンク集「コンピュータ」

機械の発達リンク集「機械式計算機・計算尺」

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「ネットの使い方博物館」について

ネットの使い方博物館では、より良い未来を作るために、ネット空間や一般のコミュニケーションを向上させる言葉を集めて、広めます。

これらの言葉を、まずは 個人の〈実感を持った関心〉にし、その後に 社会の〈確固たる関心〉にします。

関連する これまでの取り組み

2010年・2011年に、以下の文章を発表しています:

日本を持ち上げる方法 知的ネット社会の形成!

特にこの行動を! 日本を持ち上げる、知的・社会的行動【2011/12】

「自分で調べる」は「知りたいことしか入らない」になりがち

私は君の言うことに反対だが、君がそれを言う権利は死んでも守る

在野研究者

在野研究ビギナーズ――勝手にはじめる研究生活 (Kindle版)の著者・荒木 優太 さんへのインタビュー:

 「僕は楽しいからそうする」。大学の外で研究する「在野研究者」たち|Torus by ABEJA

読むこと、調べること、話すこと、書くこと、話し合うこと、これらは決して特別な資格が必要な行為ではありません。自由にやればいい。

なのに、人はしばしば「自分は〇〇じゃないから」(〇〇にはたいてい所属とか肩書が入ります)といった自己検閲によって自身の「やりたい」を抑圧します。とてももったいない。

以前、「これからのエリック・ホッファーのために: 在野研究者の生と心得」を出版された方です。

荒木 優太 さんのYouTubeチャンネル

イチロー曰く、何かを感じようとする人間が大事

新幹線・高速鉄道の はじまり

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世界初の高速鉄道・東海道新幹線が開業したのは、1964年10月 1日です。

5:37~ 国鉄80系電車 ―― 100km超えの長距離列車用電車

6:38~ 小田急3000形SE車 ―― 試験最高速度 145 km/h。
小田急SE車から生まれた新幹線

7:49~ 国鉄20系電車(改称後、151系電車)による電車特急「こだま」 ―― 東京大阪間を走破する電車特急。試験最高速度 163 km/h。

9:38~ 三木 忠直松平 精河邊 一の出会い

・新幹線0系電車の先頭部を設計した 三木 忠直
6年で新幹線が開通となった三木忠直の高速鉄道の研究

・空気バネの 松平 精
松平精の新幹線台車開発の回顧

 関連:
 東海道新幹線建設にあたり蛇行動防止実験に使われたのは狩勝実験線ではない

・自動列車制御装置(ATC)の 河邊 一
河辺一の新幹線自動列車制御ATCの開発

なお、戦前・戦中の「弾丸列車」計画により既に用地買収が進んでいたことが、開業を後押ししたことは明らかでしょう。

 関連:
 弾丸列車から新幹線へ

より詳しい動画:
新幹線開業前夜シリーズ – YouTube

第 1話「改軌論争」

第 2話「満鉄とあじあ号」

第 3話「弾丸列車計画」

第 4話「電車の発展(戦前編)」

第 5話「島秀雄の憂鬱」

第 6話「80系電車」

第 7話「鉄道技術研究所」

第 8話「十河信二の憤慨」

第 9話「小田急3000形電車」

第10話「講演会と建設決定」

第11話「3000形高速度試験」

第12話「国鉄151系電車」

第13話「世界銀行借款」

第14話「ルート決定と用地確保」

第15話「試験車両とモデル線」

第16話「軌道設備と信号システム」

第17話「運行計画」

第18話「金詰まり、そして・・・」

第19話「新体制と田中角栄」

最終話「新幹線開業前夜」

番外編「もし新幹線が無かったら」

写真:
Terminal

Wheals of Shinkansen

Memorial panel of completion of Tokaido Shinkansen

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