金谷 治 訳注 : 論語 (岩波文庫, 1999) p.141.
巻第四 述而第七 24
子以四教、文行忠信、
子、四つを以て教う。文、行、忠、信。
先生は四つのことを教えられた。読書と実践と誠実と信義である。
金谷 治 訳注 : 論語 (岩波文庫, 1999) p.141.
巻第四 述而第七 24
子以四教、文行忠信、
子、四つを以て教う。文、行、忠、信。
先生は四つのことを教えられた。読書と実践と誠実と信義である。
皆さんも、研究が言葉として結晶化し論文にまとまる前の段階でゆれ動き、さまざまな悩みと向かいあってきたのではないでしょうか。じっくりと考え、言葉を探っている姿は、ゼロ点振動のように、傍からは何もない状態に見えます。しかし、それは新しい知を生み出すために不可欠のプロセスなのです。大学院での研究生活を通して皆さんは、そうしたゼロ点振動の力を経験されたのではないでしょうか。
プリンストン高等研究所の初代所長のエイブラハム・フレクスナーは「科学の歴史を通して、後に人類にとって有益だと判明する真に重大な発見のほとんどは、有用性を追う人々ではなく、単に自らの好奇心を満たそうとした人々によってなされた」と述べ、教育機関は好奇心の育成に努めるべきだと主張しています。皆さんも本学での生活のなかで、何かに熱狂的に取り組んでいる友人や海外の研究者に驚き、いつの間にか興味を持つようになった経験があるかもしれません。好奇心を育むことは多様なゼロを豊かにすることなのです。
多様なゼロを揃えておくことの重要性
残念ながら、社会には見える「1」になった成果しか評価しない人びともいます。高度経済成長期に1を10にすること、すでに実現した10を100に増やすことが歓迎されたのは、成長の道筋がはっきりしていたからです。
しかし、現代は予測困難な課題が次々と生まれる変化の時代です。課題が浮かびあがってきてから、これまで通りの対応をしても慌てるだけです。研究者の好奇心のエネルギーを秘めた「多様なゼロ」をたくさんそろえておくことが、なにより重要なのです。つまり勝負どころは「ゼロから1」をさまざまな領域で創出する豊かな苗床と機動力なのです。
第3回 「個」の力が報道を強くする|地方メディアの逆襲|松本 創|webちくま(1/3)
〈「クロニクル」をつくろう いまという時が歴史の中でどう刻まれるのか──このことを意識してコンテンツを作ろう。視聴者・ユーザーにとって、いまという時が、後々振り返った時に、「ああ、あの時はこういう時代だったんだな」ということがわかるようなコンテンツを作ろう〉
関連:
クリエイターは、SNSのダークサイドに堕ちないで欲しい。という勝手な希望。 | milieu(ミリュー)
現在の物事を、歴史的な軸で捉えてお話されていくのですが、それは現象を文化として伝えて残していくには欠かせないこと。
「あるものでなんとかする」といえば、 #ブリコラージュ (Bricolage)を想起しますが、 #バナキュラー (Vernacular)は周囲による駆動、ブリコラージュは個人による駆動 という違いがあると考えます。https://t.co/C9D7QwdNWQ
— 多様な未来製作所 (@atene_gakudo) December 26, 2020
多様性を実現させるために必要な、各々の様のコスト低減のためにはバナキュラーが必要ですし、また、多様な社会を実現させるために必要な、各々の様の間の繋がりのコスト低減のためにはブリコラージュが必要だ、と考えます。
— 多様な未来製作所 (@atene_gakudo) December 26, 2020
こんにちは。
この動画は、チャンネル管理人が何を考えているのかを紹介する動画です。
チャンネル管理人が2018年に書いた文章の朗読と、それへの追加事項からなります。
それでは、スタートです。
朗読は以上です。ここからは、追加事項です。
チャンネル管理人は、この文書を書いた2018年当時には、Twitterなどのフローメディアを使った、良い未来の実現を考えていました。
2020年現在では、これに加えて、「再編集性」に注目しています。
「再編集性」に関して、チャンネル管理人は、周囲世界の再編集と手元の再編集を考えています。
・周囲世界の再編集
生活・生存環境を、多様な要望に合わせて改変する。工夫という知的行為による自由。
・手元の再編集
物・機械と知識を、多様な環境・要望に適合させて、個人の不可能を可能にしたり、パフォーマンスを上げる。工夫という知的行為による自在。
予測能力を与える知識は、再編集可能な知識です。
欧州・米国・日本における問題解決の手段を、単純化して以下のように捉える考え方がある。
・欧州は、対話。 故に、(暴力・非暴力に関わらず)闘争が続く。
・米国は、実用。 故に、非実用とみなされたものは軽視される。
・日本は、無関心。 故に、(暴力・非暴力に関わらず)闘争が少なく、部分において急速な変化が起こる。
「実用」は、手元における「再編集」の結果です。
「無関心」には功罪がありますが、功に関しては、世界の「再編集」によって新たな環世界を構築する 他者の行為を許容している と考えることができます。
世界の「再編集」によって新たな環世界を構築することは、多様性につながります。
5:32~
再編集部分の本体は、人間を拡張します。
再編集がされるということは、ラスト・ワン・センチを克服しているのである。その本体は、道具となり、人間を拡張する。
— 多様な未来製作所 (@atene_gakudo) November 3, 2020
この文章の中に、再編集性と、マクルーハン的メディア論が連結されています。
再編集は、経済成長(下記)のみならず人間の拡張をもたらします。
「経済成長は麻薬と同じ」とかワケノワカラナイ言葉が流れてきたんですが、あなた毎日「まったく同じ仕事」を続けられますか? なんらか楽になる方法を見つけて「しまう」でしょう?
経済成長は「してしまうもの」なんです。 pic.twitter.com/qIHAmkX038— 井上純一(希有馬) (@KEUMAYA) August 21, 2020
そして、人間は、自身を拡張したものに強く影響を受けるのです。
人間を強く拡張したければ、再編集可能であるべきです。
再編集の容易さは、よい社会であるための肝心なテーマだと考えられます。
100均のスピーカじゃないと、エンクロージャに穴あけてタッピングネジでとめようなんて思わないよね。 100均で売ってるのは、「安物の材料」じゃなくて「自由」なんだとおもう。 そっから道を踏み外して数万の装置に穴あけだすけど。 pic.twitter.com/dH9bu4RLUM
— akira_you (@akira_you) September 29, 2020
思考→ #百均 商品によりテクノロジーの再編集ができ、社会問題が解決される。
>「先端技術で社会問題を解決する」…。重要なのは、現場で、使用者自身が、その場やその人に合うようにテクノロジーを再編集…
田中浩也: SFを実現する 3Dプリンタの想像力(2014)No.984/2694. https://t.co/stzXFD22BM— TAKAGI-1 高木 一 (@takagi1) September 30, 2020
17:12~
10年、20年経ったら、もう、見た人なんか、ほぼゼロに… ゼロとは言わないけれど、本当にね、少数派になりますよ。
不易流行というべきか。
不易は、カルチャーで、
流行は、サブカルチャー。
情報技術の発達によって、カルチャーが発達したり、サブカルチャーがカルチャーになる世の中を想像していると、時々、他人と話が通じなくて、サブカルチャーはサブカルチャーであることを認識させられて、愕然とします。
サブカルチャーは、簡単には カルチャーになりません。