【面と連絡】「中田敦彦のYouTube大学」からの想起【2020/1/19】

こんにちは、高木です。本日は2020年1月19日、最後のセンター試験の2日目の日です。受験生の皆さんは、お疲れさまです。

さて、YouTubeでチャンネル登録者数が 100万人 を超えているといわれる、オリエンタルラジオの中田敦彦さん による「中田敦彦のYouTube大学」の動画を見てみました。

見て感じたのは、これが「学習の高速道路」の最新の動きであり、一般道から高速道路に上がるランプを敷いたんだな というものでした。

「学習の高速道路」は、2004年から実業家・梅田望夫さんが唱えた考えです。梅田望夫さんは、新潮社の雑誌「Foresight」2005年2月号に、「学習の高速道路」について次のように書いています:

「学習の高速道路」は良いことずくめにあらず:梅田望夫 | シリコンバレーからの手紙 | 新潮社 Foresight(フォーサイト) (2005年2月号) (2020/1/19閲覧)

これでもかこれでもかと厖大な情報が日々インターネット上に追加され、グーグルをはじめとする恐ろしいほどに洗練された新しい道具が、片っ端からその情報を整理していく。いったん誰かによって言語化されてしまった内容は、インターネットを介して皆と共有される。よって後から来る世代は、ある分野を極めたいという意志さえ持てば、あたかも高速道路を疾走するかのように過去の叡知を吸収し、もの凄いスピードで「プロの一歩手前」くらいまで到達できるようになった。これが羽生さんの言う「高速道路の整備」の意味である。

なお、羽生さんとは、将棋の羽生善治 九段 のことで、「高速道路」という例えをしたのは 羽生さん が最初だとされています。

「中田敦彦のYouTube大学」は、「学習の高速道路」において、一般道から高速道路に上がるランプにあたり、物事を知った人を大いに増やすことで大きな貢献をするでしょう。物事を知った人が増えて、点ではなく、面の拡がりをもつようになるからです。

第3代アメリカ合衆国大統領 トーマス・ジェファーソン 曰く、
  国家の最大の防御は、教育された市民である

日本の国立国会図書館法 前文 に曰く、
  国立国会図書館は、真理がわれらを自由にするという確信に立つて、憲法の誓約する日本の民主化と世界平和とに寄与することを使命として、ここに設立される。

国立国会図書館法にいう「われら」とは、点ではなく面としての国民集団を指すのです。

さて、「中田敦彦のYouTube大学」には、先週から、ゴタゴタが生じています。歴史や宗教解説の動画に いくつかの誤りが指摘され、誤りを許容するか、しないか、という話になっています。

中田さんは人間であり、人間なので間違えます。

中田さんのエクストリームな解説は、喝采を呼ぶものですが、

19世紀のイギリスの思想家 トーマス・カーライル 曰く、
  真理は喝采では作れない

のであり、彼がおかした いくつかの誤りは、やはり誤りです。

視聴者が 指摘された誤りに気づき、判断して、誤りであれば誤りだと受入れればよく、一般道から高速道路上に上がった視聴者が高速道路を走り出せるか という問題になります。

「学習の高速道路」論での行き先は「プロの一歩手前」なのですが、そこまで突き進む視聴者はごくわずかでしょう。そうでなくても、中田さんの動画にプラスアルファできるかどうかが焦点になります。

ここで重要なのは、詳しい人と詳しくない人を連絡することです。

詳しい人と詳しくない人を分断することでは決してありません。世界は持ち寄るものであって、分けるものではありません。詳しい人と詳しくない人を連絡することが重要です。

専門家・詳しい人・詳しくない人が連絡されていること、これは 詳しくない人のみならず専門家にも益があります。

詳しくない人から、詳しい人になり、専門家になる人が出てくることでしょう。また、専門家は得体の知れない者にされることなく孤立せず、消耗されません。

最後に重要なことをまとめると、

・物事を知った人が増えて、点ではなく、面の拡がりをもつこと が重要

・詳しい人と詳しくない人を連絡すること が重要

です。

最後まで ご視聴いただきまして、ありがとうございました。

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