地下鉄にも関係あるの!? 日本屈指のダムマニアがその魅力を熱弁「ダムは働く構造物だ」|新R25 – 20代ビジネスマンのバイブル
ダム好きは、洪水との“戦歴”が好きな人やレトロな外観に惹かれる人、ダムの歴史が好きな人など、さまざまなジャンルに分かれています。
AKBみたいなもので、アイドルの顔って興味がないと見わけがつかないけど、ファンはすぐわかるじゃないですか。
それと同じで、ダム好きはダムの写真を見るだけで、どこのダムだかわかるんですよ。(ドヤ)
ダムの接合部は、直角になっているのが普通です。でもあそこは、デザイン的に滑らかに仕上げられているでしょう?
これは予算が潤っていたバブル期に工事がすすめられていたからなんですよ。ダム好きは、宮ヶ瀬ダムのことを“バブルダム”とも呼んでいます。
宮島さん
あとはここを見てください。ダムの点検時に使われる「フーチング階段」というのですが、幾何学的で美しいでしょう。
福田
確かに!
デザインといえば、ダムって隈研吾さんみたいな有名な建築士とかいないんですか?
宮島さん
いないんです。なぜかと言うと、ダムは建築業ではなく、建設業だからです。
建物ではなく、道路や橋のように土木作業で作られるジャンルなので、ダムの建設者の名前は明かされないんですよ。
あとは西多摩にある「小河内ダム」ですね。ここで発電された電気で、都営地下鉄が動いています。こんなに生活に密着しているのに、知らなかったでしょう?