未来作りについて、私の考えをまとめました:
【1】 社会に関する知の側面に関して
社会に関する知の側面に関する私の理念は、知的側面を強化した民多数による良い社会の形成(「大国高民」たいこくこうみん)です。
これを実現する形態は、次の(a)且つ(b)です:
(a) 知的に高く または 広く、知性・知能を意識的に発揮し躍動する民多数が、社会の活動者であること。そして、社会を活動すること。(「高民立世」こうみんりっせ)
このような民多数は、集合体として、産業界 (産)・学術界 (学)・統治機構 (政・官)に並ぶ存在です。
(b) 社会が天才・秀才ばかりである必要はないですが、天才・秀才が生き・活きる社会であること。
そのために、天才・秀才の思考が共有されるべきです。それは、天才・秀才と一般能力者の架け橋になり、即ち天才・秀才を得体の知れない者にせず、且つ社会に天才・秀才を補給する後方連絡線となります。これによって、天才・秀才は孤立せず、消耗されません。(「超民連絡」ちょうみんれんらく)
これを実現する手段のひとつが、多くの人々がつながり、持ち寄られた知性と、それを支援する装置によって、社会が問題を解決する能力を高める場としてのインターネット(「知的ネット社会」)です。
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【2】 社会に関する多様性の側面に関して
良い社会に関する私の理念は、多様な社会です。そのような社会では、人がより生きます。
これを実現する形態は、次の(a)且つ(b)です:
(a) 多様な社会が、社会の確かな関心であること。社会の確かな関心は、虚しさによって無くなることがない、不特定多数の人が限られた日々の時間の中で、少ない時間でもいくらかの思考時間をあてるテーマです。関心且つ実感から構成されます。
(b) 多様な社会のための社会基盤が整備されていること。例えば、「知的ネット社会」、政治参加を含む知的な社会、交通インフラ、物やサービスの低コストでの実現です。
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【3】 両者の統合に関する理解
【1】社会に関する知の側面 と【2】社会に関する多様性の側面 は、【1】技術 と【2】経済 の関係です。両者の統合は、技術と経済が結ばれることです。
また、【2】の(a) に関する、多様な社会を社会の確かな関心にするための手段として、面識に依らず本文章の観点により繋がった〈つながり〉が考えられます。これは、【1】の基盤のひとつになります。
これは、Twitterを使えば可能です。Twitter は、「いま世間はどういうふうに思っているのかという、流れを知るもの」であり、関心を作ります。画像や動画を含む投稿は、実感を持たせます。
さらに、「人は3つくらいの別々のコミュニティから「これがいいよ」と聞くと、そこに乗っかる可能性が高い」と予防医学研究者の石川 善樹 さんは話しています。これを踏まえると、各々が独立した多人数の投稿が流れる Twitter は効果が大きいと考えられます。