たらればさんの至言。
「なぜデタラメな医療本を出すのか。出版関係者に聞けば聞くほど金儲けや信念ではなかった。ラクだから。まっとうな医療情報が闘うべきは、ラクとか怠惰。Twitterのリンクも踏まない、検索の1位しか読まない。そういうものと闘わないといけない」— 原田朱美 (@haradaakm) September 29, 2019
これ,情報リテラシーの授業で使えそう https://t.co/xCQTEhkxF8 pic.twitter.com/qIZ99KtS6i
— Haruhiko Okumura (@h_okumura) May 30, 2019
津田塾大学でまさにwebを使って調べて書く授業をしているんですが、大半の子が検索で出てきた情報の価値を判断できません。検索結果の上位3つしか見ないし、それを鵜呑みにする。誰にも教えられていないものね。
学力調査の順位下落 授業のデジタル化の遅れが影響か https://t.co/n93GIPi8F8
— 原田朱美 (@haradaakm) December 4, 2019
以下、次のように続きます:
どなたかも書かれていたんですが、これは学生さんに限った話ではないですしね。
授業では信頼できる情報とはなにかを噛み砕いて説明します。一番学生さんに刺さる説明は1次情報と2次3次の違い。1次=「あなたが好きです」という直接告白。2次=「彼、あなたが好きだと言ってたよ」という伝聞、3次=「彼はあなたのことを好きだと言っているらしい」又聞き。3次を真に受けると危ない。続
Webが怖いのは、3次情報なのにまるで本人かのように書く例が少なくないこと。報道機関がよく「○○によると」と書くのはあくまでその人が語る情報であり「=事実」ではないことや1次情報の発信者を明示するためなんですが、それさえせずに事実を断定する書きぶりはうのみにしない方がいいと思います続
学生さんに「鵜呑みにするのは危ないよ」と言うとよく返ってくるのが「どのサイトなら大丈夫ですか」「本ならいいですか」「個人のブログはダメですよね」。それもまたラベルのみを見て鵜呑みにするのと変わらない。人が書くものなのだから絶対はない。その都度自分で判断するものだよと伝えます。続
「何が信頼できるのか」は、他人に判断を丸投げしているうちはわからないと思います。自分でいろんな仕組みを知り、自分で試して恥をかき、自分で見たものを自分の頭で考えないと。ファイルをインストールするように身につくものではないです。で、その試行錯誤が学生さんは本業です
情報を鵜呑みにするなと言う一方で、自分でどう判断するか、その手法を教えないのもダメだと思います。「wikiは引用ダメ」とだけ教えられた学生さんに「記者もwikiは見るよ。知らないテーマを取材する時のとっかかりとか」と言うと驚かれます。見るけど信用しない、元データを探すことが大事なのに