形式知は長時間の思考の成果を瞬発的に発動するための装置


IMPACT 【合本版】(13) 6話

どんな「技」でも
名前がついている「技」と
ついていない「技」とでは
名前がついているほうが
圧倒的にかかりやすい
ものなんだ

「あの技」でいこうと
その「技」の名前を思えば
それがどんな動きか
細かいところまでの
イメージはなくっても
型どおりに体は動く

でも名前がないと
「技」に入る前に
〝こうして〟〝ああして〟と
ひと通り頭の中で
シミュレーションを
してからじゃあないと
「技」に入れない……

名前をつける
マジックとでも
いったところでな

言語記号と
身体運用とが
脳内で即行で
つながって
しまうんだな

だから
初心者に「技」を
教えるときは
「技」の名前を
何度も何度も
しつっこく
繰り返すんだ

関連:
名前を付けるという解決アプローチ。ルンペルシュティルツヒェン現象

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