素直な心

大江 弘松, 松下幸之助と「素直な心」~その成立過程をさぐる~. PHP研究所「研究レポート 通巻7号」1993年6月.

松下幸之助の言う「素直な心」とは、ただ人にさからわない、従順な心という意味ではない。それは、自分の欲望や感情、考えにとらわれることなく物事を見、考え、判断し、行動できる心のあり方である。自分の欲望、感情、考えにとらわることなく物事を見るから、物事全体をあるがままに知ることができる。またなにものにもとらわれることなく考え、判断するから、冷静に今何をなすべきか、何をなしてはならないかを理解できる。そしてまた同様にとらわれることがないから、何のさしさわりもなくなすべきことをなし、またなしてはならないことをしない。つまり、常に適時適切な判断、行動がとれる心のあり方、それが「素直な心」である。

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これって、ゴドウィン点だ

「二択を提示して(しかも『片方は倫理的/論理的に選び難い事が多い』)あたかも二択から選ばないといけないかのような心理誘導」。

これは、ゴドウィン点に達した状態になっているということです。

ゴドウィンの法則 – Wikipedia (2023年10月15日 (日) 10:21 の版)

フランス語圏では「ゴドウィン点」と呼ばれ、議論でヒトラーやナチスを引き合いに出す人が出てきたら、その議論は「ゴドウィン点に到達した」とのように用いられる

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