「独立は一民族のものならず 全人類のものなり」。東京都港区の古刹、青松寺にこんな石碑がひっそり立つ。碑文を寄せたのは、インドネシア建国の父、スカルノ元大統領である。同国の独立に尽力し、当地で倒れた2人の日本人の遺徳をしのんで鎮魂の辞を贈った。
▼碑の裏面に2人の略歴が刻まれていた。先の大戦で日本が敗れた後もインドネシアにとどまり、同国の独立軍に参加。参謀指揮官として旧宗主国オランダ軍を相手に戦った。が、独立を見届けずに散ったのだ。スカルノは、彼らの死を悼み、顕彰碑が1958年に建立された。
「独立は一民族のものならず 全人類のものなり」。東京都港区の古刹、青松寺にこんな石碑がひっそり立つ。碑文を寄せたのは、インドネシア建国の父、スカルノ元大統領である。同国の独立に尽力し、当地で倒れた2人の日本人の遺徳をしのんで鎮魂の辞を贈った。
▼碑の裏面に2人の略歴が刻まれていた。先の大戦で日本が敗れた後もインドネシアにとどまり、同国の独立軍に参加。参謀指揮官として旧宗主国オランダ軍を相手に戦った。が、独立を見届けずに散ったのだ。スカルノは、彼らの死を悼み、顕彰碑が1958年に建立された。