形式知は長時間の思考の成果を瞬発的に発動するための装置


IMPACT 【合本版】(13) 6話

どんな「技」でも
名前がついている「技」と
ついていない「技」とでは
名前がついているほうが
圧倒的にかかりやすい
ものなんだ

「あの技」でいこうと
その「技」の名前を思えば
それがどんな動きか
細かいところまでの
イメージはなくっても
型どおりに体は動く

でも名前がないと
「技」に入る前に
〝こうして〟〝ああして〟と
ひと通り頭の中で
シミュレーションを
してからじゃあないと
「技」に入れない……

名前をつける
マジックとでも
いったところでな

言語記号と
身体運用とが
脳内で即行で
つながって
しまうんだな

だから
初心者に「技」を
教えるときは
「技」の名前を
何度も何度も
しつっこく
繰り返すんだ

関連:
名前を付けるという解決アプローチ。ルンペルシュティルツヒェン現象

現在の物事を、歴史的な軸で捉える

塩谷 舞: クリエイターは、SNSのダークサイドに堕ちないで欲しい。という勝手な希望。 | milieu (waybackマシン収録 2017/8/25)

まずは東京都現代美術館の学芸員・森山朋絵さんが、メディアアートや学芸員の仕事にまつわるお話をされていました。

私の大好きな展覧会をいくつも企画されている、尊敬する学芸員さん。現在の物事を、歴史的な軸で捉えてお話されていくのですが、それは現象を文化として伝えて残していくには欠かせないこと。

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関心が思慮をつくる

世論調査の結果が 質問や選択肢によって変化することはよく知られているが、プロトタイプの精度によって ユーザーの反応が変わるとのこと。


聞き方によって答えが変わるのは、条件反射的である。思慮のためには、自らの中に知的基盤が要る。その知的基盤を作るには、そのテーマへの関心が要る。

グリーン車はトラブルを遠ざける

グリーン車の効能 – レジデント初期研修用資料 (wayback)

グリーン車はトラブルを遠ざける

サービスを提供するときには、「グリーン車」に相当する選択肢を用意しておくことは大事なのだと思う。

キレる高齢者に道理を説いても、それが通じる可能性は少ない。道理の受容はある種の敗北であって、高齢の人にはもう、負けを呑むことで人間的に成長する余地なんて残っていないだろうから。

「それは公平の原則に反する」という人はきっといるであろうにせよ、グリーン車に相当する選択肢を用意することで避けられるトラブルは多いのだと思う。グリーン車は、対価を支払ってでもそれを必要とする人にだけでなく、それをいらないと思う人にも理性を喚起する効能が期待できる。

お店を開いている限り、横車を押すお客さんをゼロにはできない。閉店間際のラーメン屋さんで「ステーキ作れよ。料理人だろ」と言う人に、「うちにステーキはありません」と突っぱねればトラブルになるし、同じ文言を最初から貼っておいても結果は変わらない。文言をたとえば、「ステーキできます。1万円です」と変更すると、理不尽に対するある種の抑止が期待できるようになる。

何かを求める人に対して「できない」という返答を返すと、それを呑んだお客さんは負けることになる。負けたい人は少ないだろうから、結果として掛け金は釣り上がる。

よくある理不尽に対して、あらかじめ値札を用意しておけば、たとえばお客さんは「この店のステーキに1万円の価値などありえない」と、お店の値札を値踏みする。値踏みは勝利への道程で、勝つ目を見た人は理性を取り戻す。

TAKAGI-1 たんぶら, 2014/9/13

スネ夫の功績

『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021』公式サイト