後の世の事、心にわすれず、仏の道うとからぬ、こころにくし

徒然草 第4段「後の世の事、心にわすれず、仏の道うとからぬ、こころにくし。」

徒然草 現代語訳つき朗読|第四段 後の世の事、心にわすれず

来世のことを心に忘れず、仏の道を疎遠にしない。そういう人は、奥ゆかしい。

「後の世の事」を未来と解釈し(輪廻思想の仏教において、来世とは未来のこと)

「仏の道」を、(あらゆる学問という意味での)哲学であると考えれば、

   未来のことを考えて、学問・世の理を疎遠にしない。そういう人は、奥ゆかしい

という意味になります。