leap-frog method, leapfrog method
http://www.nagare.or.jp/jscfd/j-jscfd/122/p122-1.pdf
leap-frog 法は,ノイマンの安定解析では中立安定となるため散逸誤差が発生しない.しかし,leap-frog 法の欠点として,分散誤差がよく指摘されている.これは,クーラン数が小さくなると,カットオフ波数付近で高周波成分に遅延が見られるようになり,遅延位相誤差が発生するためである.津波を対象とした場合はカットオフ波数付近でのエネルギースペクトルは比較的小さいと考えられるが,計算された波形に格子間隔に対応した高周波成分が発生していないかを確認する必要がある.
http://www.rccp.tsukuba.ac.jp/algorithm-ws/pdf/3-3-singu.pdf
Leap frog法に特有の数値計算上の時間振動モード
2014/12/20 追記:
白山 晋, 工学的CFDソルバーからみた海洋大循環シミュレーション. ながれ, 20 (2001) 304-315. の内、p.309.
4.1 時間積分
時間積分に対しては,リープ・フロッグ・スキームや松野スキーム 11)が用いられる.松野スキームは予測子・修正子法に類似する方法である.リープ・フロッグ・スキームに関しては安定性の問題で工学的な用途では使われることが少ないが,気象・海洋の場合は,位相誤差をできるだけ避けるという目的で利用されることが多い.長時間積分が必要だからである.