コルモゴロフのスケーリング則、コルモゴロフ・スケール、コルモゴロフ時間

Kolmogorov

http://pub.maruzen.co.jp/book_magazine/magazine/parity-back/parity2003/2003_02/302_key.html

●コルモゴロフのスケーリング則[Kolmogorov’s scaling law]
発達した乱流では,駆動源の代表的な時空間スケールに比べて十分小さな時空間スケールの運動の統計的性質は,駆動源の詳細な力学的性質にはよらず,単位時間あたり単位質量あたりの平均エネルギー供給率ε[cm2/sec3]と流体の動粘性係数ν[cm2/sec]で特徴づけられるという普遍平衡理論がコルモゴロフ(Kolmogorov 1941)によって提唱された。この2つの物理量の組み合わせで得られる長さ (コルモゴロフ長)lK=(ν3/ε)1/4[cm]と時間(コルモゴロフ時間)τK=(ν/ε)1/2[sec]は,乱流の小規模運動の統計的性質の代表的な長さと時間を表す。これをコルモゴロフのスケーリング則という。(p.13「乱流要素渦」)

http://hellfire.riken.go.jp/~watanabe/hime/jsme2.pdf p.1

粘性による摩擦で熱に変わるスケール(コルモゴロフ・スケールと呼ぶ)

コルモゴロフ・スケール:
 それ以下の渦は存在できない。

 関連:
 バッチェラースケール(Batchelor scale, 濃度分布むらの最小の大きさを表すスケール)

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