|
● CIC Home > CIC電網書架top ● 戦略日記系について
ヘッドラインリスト[検索エンジン・他のサイトから直接お来しの方むけ]
ヘッドラインリストから来られた方は、ブラウザの[戻る]か、こちらの[戻る]
でヘッドラインリストに戻れます
■ Antenna!≪アンテナ≫ 興味深いwebニュース ■ # 2004/11/23 <1>地球流体基礎実験集「実験室の中の空と海」 <2>イギリス、安全すぎてつまらない、公園の遊具に飽き足らない子供たちが線路や工事現場へ <3>30日間マクドナルド生活 <4>「体内時計」の新メカニズム、名古屋大チームが発見 <1> 個別記事表示 ▼地球流体基礎実験集「実験室の中の空と海」 http://www.gfd-dennou.org/library/gfd_exp/index.htm 大きな画像の「日本語」をクリックしてお入りください。 地球の自転のため、地球規模の大気・海洋にはコリオリ力が働き、一見不思議な挙動 を示します。この様子を、回転台 (レコードプレーヤーと同じもの) の上で実験を 行うことで再現し、動画におさめて公開しているサイトです。 なお、コリオリ力とは、見かけの力です。宇宙空間から地球大気・海洋を見ると そのような力が働いているようには見えません。自転している地球上で観測する とコリオリ力が働いているようには見えます。 速さV の物体 1kg にかかるコリオリ力の水平成分の大きさ Co は、地球の自転角速度Ωと 緯度φ(北緯:正, 南緯:負)を用いて、 Co = 2ΩV sin φ と表されます。そして、コリオリパラメータ f を f ≡ 2Ω sin φ と定義すると、 Co = fV となります。 一方、地球上の大気・海洋はなにかしら回転しています。回転している物体 1kg に かかる遠心力 Ce は、回転半径 r を用いて、 Ce = (V^2) / r と表されます。 よって、Ce / Co = V / (fr) となります。Ce / Co は、ロスビー数(Rossby数) * Ro と 呼ばれます。 * Carl Gustaf Rossby 。1898年12月28日 ノルウェー生まれ。 なお、はじめてコンピュータによる24時間気象予報に成功したフォン=ノイマンも 12月28日生まれ(1903年, ハンガリー)。 http://mkynet.hp.infoseek.co.jp/webcic/lib/inw2/inw_0309200.html#1 −移転→ http://takagi1.net/webcic/lib/inw2/inw_0309200.html#1 Ro が 1 程度あるいは 1 以下の場合、物体にコリオリ力が有意に働きます。たとえば 台風が北半球で(地表面で ** )左回り、南半球で右回りであるのはこのためです。 ** 実は、高層において、台風から周りに向かって風がふきだしている(地表では風が 吸い込まれている)流れは、北半球で右回り、南半球で左回りである。 最初に「地球の自転のため、地球規模の大気・海洋にはコリオリ力が働き、一見不思議な 挙動を示します」と書きました。台風の例ではあまり「不思議」ではありませんので、 もう一つ例を示します。 空気は気圧の高いところから低いところに向かって流れますので、風は等圧線と垂直に 吹くはずです。しかし、実際は、「赤道近く[( sin φ = 0 )]や水平スケールが100km以下 [ r が小さい]」*** を除いて、風は、気圧の等圧線に沿って流れます。これは、コリオリ力 が働いているためです。このような風を、地衡流(geostrophic current) や 地衡風(geostrophic wind) と呼びます。 *** http://www-ocea.kugi.kyoto-u.ac.jp/sakamoto/ocean.html 一方、Ro が 1 よりも十分大きい場合、コリオリ力は無視してかまいません。これは たとえば水を貯めた洗面台の栓を抜いたとき( r が小さい)や、赤道近く( sin φ = 0 )で 起こります。このとき起こる渦の向きは、右回り・左回りが確率 50%, 50% です。 水を貯めた洗面台の栓を抜いたとき左回りの渦ができるのはコリオリ力によるものだ という人がよくいますが、これは誤りです。 <2> 個別記事表示 ▼イギリス、安全すぎてつまらない、公園の遊具に飽き足らない子供たちが線路や工事現場へ http://www.japanjournals.com/dailynews/041109/news041109_2.html >王立事故防止協会では、現在の安全すぎる公園の環境を子供たちが「つまらない」 >と感じ、冒険を求めて工事現場や線路などの危険な場所で遊んだり、遊具をわざと >危険な方法で使用したりするようになるとして、公園の管理者が安全に固執すれば >するほど、問題は悪化するばかりとの見解を示しているという。 「Risk homeostasis」と呼ばれる現象です。「モラルハザード」ともいいます。 関連: モラルハザードの正しい意味 http://mkynet.hp.infoseek.co.jp/webcic/lib/inw2/inw_0402222.html#4 −移転→ http://takagi1.net/webcic/lib/inw2/inw_0402222.html#4 http://www1.coralnet.or.jp/gluon/sub340.htm >●リスク・ホメオスタシス説(Risk Homeostasis Theory)、リスク恒常性理論 > カナダの心理学者ジェラルド・ワイルド氏の理論。安全対策により、人間の行動は >リスキーな方に変化する。技能講習はリスクの目標水準を引き上げる。技能を向上 >させると、かえって事故が増える。結果として、リスクは変化しない。 > ドイツの連邦交通省による、ミュンヘンのタクシー運転手の調査では、ABS装着車 >の方が事故件数は遥かに多かった。対策としては、リスクの目標水準を引き下げる >心理的動機づけが大切。(命の尊さを子供の頃から教える、事故の損失を強く実感させる) <3> 個別記事表示 ▼30日間マクドナルド生活 http://www.i-mezzo.net/log/2004/11/16000617.html http://keiziweb.age.jp/kikaku/maclife/maclife01.html いや、美味しそうなんですけどねぇ。(そりゃそうだ、あれだけの会社が 見た目に不味そうな商品をだすわけがない) 先日、15年ぶりぐらいに、マクドのチキンナゲット食べました(テイクアウト)。 5年ぶりぐらいに、マクドの店内に入りました。そして、コーヒーだけ飲み ました。 関連: チキンマックナゲット一時販売中止について http://mkynet.hp.infoseek.co.jp/webcic/lib/inw/inw_0204050.html#dtrif003 −移転→ http://takagi1.net/webcic/lib/inw/inw_0204050.html#dtrif003 Blog: ハンバーガー大好き! http://mkynet.hp.infoseek.co.jp/webcic/lib/inw2/wn-c_0409200.html#3 −移転→ http://takagi1.net/webcic/lib/inw2/wn-c_0409200.html#3 http://humberger.exblog.jp/ <4> 個別記事表示 ▼「体内時計」の新メカニズム、名古屋大チームが発見 http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20041119i403.htm 米科学誌サイエンス電子版で11月18日、発表。 > 研究チームは、約24時間の生活リズムを持つシアノバクテリア(らん藻)を光合成 >ができないよう真っ暗な環境に置いた。時計遺伝子と時計たんぱく質の関係する >サイクルは見られなくなったが、時計たんぱく質がリン酸化と脱リン酸化を繰り返して >活発に働いたり、おとなしくなるサイクルは3日以上も続いた。研究チームは、 >リン酸化・脱リン酸化サイクルが体内時計の正体とみている。 従来の定説は以下のとおり。 > 体内時計の研究では、関係する遺伝子が見つかっている。「時計遺伝子」と言い、 >「時計たんぱく質」を次々と作り出している。 > 時計たんぱく質が増えると、今度は時計遺伝子の働きは抑えられ、時計たんぱく質 >は減少に転じる。このたんぱく質の合成・分解サイクルが体内時計そのものというの >が定説だった。 # # %%A%%20041121153857 関連: 山之内製薬、DNAチップを用いて体内時刻・リズム障害を正確に測定する方法を発明 http://mkynet.hp.infoseek.co.jp/webcic/lib/inw2/inw_0407270.html#2 −移転→ http://takagi1.net/webcic/lib/inw2/inw_0407270.html#2 ■ Web-CIC : http://www.h5.dion.ne.jp/~wing-x/webcic/ −移転→ http://takagi1.net/webcic/ □ 「ブリッジ」: http://www.h5.dion.ne.jp/~wing-x/bridge/ −移転→ http://takagi1.net/bridge/ ┃万が一、上記紹介サイトを訪れて、貴殿がなんらかの損害を被った場合、 ┃当方は責任を負いかねます。ご了承下さい。 ┃ ┃発行システム :まぐまぐ http://www.mag2.com/ <0000087659> ┃解除登録はこちらから: http://www.mag2.com/m/0000087659.htm ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ スパム対策のためメールアドレスは伏せます Copyright(c) 2004 TAKAGI-1
© TAKAGI-1
ciclibleaf inw