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 ■ Antenna!≪アンテナ≫ 興味深いwebニュース ■ # 2003/03/14
 
<1> JR東日本、「はやて」改造車両で 360km/h の走行試験
<2>千葉大とJST、ナノカーボン素材へのメタン吸蔵に成功
<3>コスモが燃料電池車用水素ステーション第1号を稼動
<4>口の粘膜を角膜代わりに移植、視力も回復 京都府立医大
<5>脚に骨芽細胞移植、低身長の少女が10センチ伸びる
<6> CMOSゲート絶縁膜中の微量窒素の濃度と結合状態を解析する新技術
 
 
<1>
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▼ JR東日本、「はやて」改造車両で 360km/h の走行試験
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20030311AT1G1102U11032003.html 
http://www.jreast.co.jp/press/2002_2/20030306.pdf 
 
JR東日本は、東北・上越新幹線で、「10年内を目標に」360km/h での営業運転の
実施を目指しておりまして、そのための走行試験です。
 
>試験は今月19日から4月5日までの延べ9日間の予定。高速走行用にモーターの歯車
>などを改良した「はやて」の車両[: E2系1000番代車]を使い、終電後の午後11時過ぎ
>から、翌午前4時ごろまで、上越新幹線浦佐―新潟駅間(約90キロ)の下り線で実施。
 
なお、通常のE2系1000番代車は、営業最高速度 275km/h、設計最高速度 315km/h
です。 http://www.railfan.ne.jp/rj/main/news_104c.html 
 
実は、最高営業速度よりも、カーブを何km/h で営業走行するか、ということの方が
大変なのです。
 
この360km/h営業運転と同じく、当初の設計最高速度(東北・上越・山陽 300km/h、
東海道 250km/h)を超えた営業運転を行う東海道「のぞみ」システム(最高 270km/h)
開発の模様を描いた 大朏博善 : 新幹線 のぞみ白書 (新潮社,1994) には、次の
記述があります。
 
 >最高速度だけを決めても実際の到達時間はわからないわけで、とくに、いまに
 >なってみれば急カーブであるR2500[:曲率半径2500m]の曲線部分を、どの程度の
 >速度で走り抜けられるかが大きな課題となる。逆にいえば、曲線部分での
 >速度次第で直線部分の最高速度が決まってくることになる。 (同書 p.15)
 
 >この最高速度、すなわち[当時の]『ひかり』の50キロ増しとなる270キロという
 >数字そのものは、そう厳しいものではなかった。すでに国鉄時代の85年に、
 >東北新幹線を使った台車テストとして270キロ試験を行った経験がある。かえって、
 >速度こそ小さいがカーブ[R2500]を走るときの255キロのほうが
 >問題であった。 (同書 p.16)
 
最高速度を重要視しないでなんですが、360km/h という最高速度、航空自衛隊の T-3
初等練習機 の最高速度と同じです。 http://www.jda.go.jp/jasdf/refs/factsht2.htm 
 
関連: 新幹線、時速360キロ計画 東京―新青森3時間以内で
http://mkynet.hp.infoseek.co.jp/webcic/lib/inw/inw_0209080.html#dtrif003 
−移転→ http://takagi1.net/webcic/lib/inw/inw_0209080.html#dtrif003 
次世代新幹線 カーブも高速走行 - JR東海・西日本、N700系を共同開発
http://mkynet.hp.infoseek.co.jp/webcic/lib/inw/inw_0301070.html#dtrif001 
−移転→ http://takagi1.net/webcic/lib/inw/inw_0301070.html#dtrif001 
 
 
<2>
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▼千葉大とJST、ナノカーボン素材へのメタン吸蔵に成功
http://www.jij.co.jp/news/technology/art-20030310193026-GRQASMYZGY.nwc 
 
日本工業新聞 2003/ 3/11。早稲田大学で18日から開催される日本化学会の年会で発表。
 
千葉大学の金子克美教授と、科学技術振興事業団(JST)基礎的研究発展推進事業の
飯島澄男代表研究者(NEC特別主席研究員)、村田克之研究員らによる。
 
「カーボンナノホーン」(=円錐形)の側面に窓を開けて、メタンを内部に高密度に吸蔵する
ことに成功。
 
その密度は、米エネルギー省による実用化の目標値「35気圧で、吸着材1リットル当たり
150リットル」を超える。
 
 
<3>
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▼コスモが燃料電池車用水素ステーション第1号を稼動
http://www.jij.co.jp/news/ene/art-20030312212028-MURAZGSIQX.nwc 
 
日本工業新聞 2003/ 3/13。
 
コスモ石油は12日、横浜大黒水素ステーション(横浜市鶴見区)の稼働を開始。
 
経済産業省・資源エネルギー庁の研究補助事業「水素・燃料電池実証プロジェクト
(JHFC)」による。
 
 5月までに 5ステーションが設置される、とのこと。
 
 
<4>
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▼口の粘膜を角膜代わりに移植、視力も回復 京都府立医大
http://www.asahi.com/science/update/0312/001.html 
http://www.narinari.com/logs/?368 
 
京都府立医大の木下茂教授、中村隆宏医師らによる。
 
第 2回日本再生医療学会(於、神戸市)で12日に発表。
 
 
<5>
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▼脚に骨芽細胞移植、低身長の少女が10センチ伸びる
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20030313i401.htm 
 
名古屋大医学部整形外科教室(石黒直樹教授)の骨再生医療グループによる。
 
 
<6>
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▼ CMOSゲート絶縁膜中の微量窒素の濃度と結合状態を解析する新技術
http://www.edresearch.co.jp/mtb/0303/059.html 
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2003/03/11-1.html 
 
富士通研究所による。11日発表。
 
 
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