知的ネット社会推進本部4つエンジンの日本にしよう――知性強靱社会の実現のために

4つエンジンの日本にしよう――知性強靱社会の実現のために

2015年10月31日

高木 一

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第0章 緒言

日本を、3つエンジン(トリプル・エンジン)から、4つエンジン(クアッド・エンジン)へ。

我が国をよりよくするためには、社会の知性が強靱になる必要があります。

そのためには、国民多数が自由に参加する知的なインターネット(=「知的ネット社会」)が根付き、栄える必要があります。
これが、産・学・官に並ぶ 第4極を作り上げ、社会の知性を強靱にします。

本文章では、「知的ネット社会」の内側と外側、及び背景について、記します。

目次

 

第1章 知的ネット社会に関する大系

「知的ネット社会」の背景となる理念である「大国高民(たいこくこうみん)」、及び「知的ネット社会」について説明します:

大国高民(たいこくこうみん)

「大国高民(たいこくこうみん)」とは、知的側面を強化した国民(市民)多数をもって大国(よい社会)を形成しようとする理念です。詳しくは、第2章をご覧ください。

この理念を実体的に認識するために、2つの基本思想を挙げます:

「大国高民論」に挙げた「知的制高面」をコンセプトとする場が継続的に存在・活動し、確固として認識されることが必要です。

これを具現する一つが、多くの人々がつながり、持ち寄られた知性と、それを支援する装置によって、社会が問題を解決する能力を高める場である「知的ネット社会」です。

知的ネット社会

「知的ネット社会」とは、多くの人々がつながり、持ち寄られた知性と、それを支援する装置によって、社会が問題を解決する能力を高める場です。

環境・位置づけ (すなわち、知的ネット社会の境界条件 *)

知的ネット社会は、〈ONな市民〉に含まれる、ひとつの場です。なお、〈ONな市民〉とは、〈産業界 (産)〉・〈学術界 (学)〉・〈統治機構 (政・官)〉と同じく、知能・知性を有し、それを意識的に発揮して行動するクラスターのひとつです。

〈産業界 (産)〉・〈学術界 (学)〉・〈統治機構 (政・官)〉と〈ONな市民〉が、日本の4つエンジンです。

詳しくは、第5章をご覧下さい。

仕組み・文化 (すなわち、知的ネット社会の支配方程式、且つ知的ネット社会構成者にとっての境界条件)

詳しくは、第6章をご覧下さい。

心持ち・行動様式 (すなわち、知的ネット社会構成者にとっての支配方程式)

詳しくは、第7章をご覧下さい。

 * 補足: 場は、初期条件・支配方程式・境界条件をもつ、と考えます。

第2章 大国高民論

「大国高民(たいこくこうみん)」とは、知的側面を強化した国民(市民)多数をもって大国(よい社会)を形成しようとする理念です。

第3章 高民立世と超民連絡の役割

「大国高民」の理念を実体的に認識するために、2つの基本思想である、高民立世と超民連絡について、役割を解説します:

第4章 知の政治家 伊藤博文の思想

「知的制高面」をコンセプトとする場が継続的に存在・活動し、確固として認識されることが必要です、という考えは、初代内閣総理大臣 伊藤 博文 の思想を材料に導けます:

なお、章題に記した「知の政治家 伊藤博文」は、瀧井 一博氏の著書「伊藤博文 知の政治家」 (中央公論新社, 2013) の題名を参考にしました。

補章 未来を開く極意

本研究から得られた一般課題に役立つ思考様式を紹介します:

第5章 知的ネット社会の環境・位置づけ

知的ネット社会の環境・位置づけ (すなわち、知的ネット社会の境界条件)に関する:

第6章 知的ネット社会の仕組み・文化

知的ネット社会の仕組み (すなわち、知的ネット社会の支配方程式、且つ知的ネット社会構成者にとっての境界条件)に関する:

仕組み

知的ネット社会の設計をご覧ください。

文化

文化は、経済の影響を受けます。市場経済では、

が加速されます。その結果、文化と、〈文化な有形・無形物及びコンテンツ〉が加速して生じます。

このとき、市場経済における成功は「力ある正義」です。経済と文化は揮発性ですが、その成果は〈文化な有形・無形物及びコンテンツ〉に固定されます。

第7章 知的ネット社会構成者の心持ち・行動様式

知的ネット社会構成者の心持ち・行動様式 (すなわち、知的ネット社会構成者にとっての支配方程式)に関する:

以 上 


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移転・正式版公開開始: 2015/10/31
公開開始(ドラフト): 2015/ 8/ 9

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