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■ Antenna!≪アンテナ≫ 興味深いwebニュース ■ # 2004/01/03 <1>高校生が定理覆す大発見? 永久磁石で鉄球浮遊 <2>閏秒が5年連続で挿入されず <3>最大規模の重力レンズ発見 光も曲げる巨大な質量 <4>慶応大、磁気センサー高感度化へ新手法 <1> 個別記事表示 ▼高校生が定理覆す大発見? 永久磁石で鉄球浮遊 http://www.kyoto-np.co.jp/kp/topics/2003dec/25/K20031225MKC1Z100000011.html >超電導物質による浮遊は知られているが、1842年に発表された >「アーンショウの定理」で、固定した永久磁石で鉄球などを安定して浮かせる >ことはできないとされていた。グループは「現時点で定理は完全には崩れない >が、電磁気学の根本を揺るがす大発見」としており、来年2月に米国の学術誌 >に論文を発表する。 イスラム教のマホメッド(ムハンマド)の棺桶は、空中に浮いていたそうだ(伝説)。 もしかして、これなのか (永久磁石2つの反発力を使うにしても、浮いている磁石が 反転するのを抑えないといけない)。 <2> 個別記事表示 ▼閏秒が5年連続で挿入されず http://slashdot.jp/science/04/01/02/0747256.shtml?topic=62 * http://jjy.crl.go.jp/Pub/leapsec.html ( * より) >国際標準時となっている協定世界時は、セシウム原子の振動から計算される >国際原子時を、グリニッジ標準時として知られる世界時に準拠させたものと >なっています。しかし、世界時は地球の自転速度の影響により変動するため、 >協定世界時との間に誤差が生じることになります。閏秒とはその誤差を >一定時間に収めるように挿入される時間のことで、... 地球の自転速度ですが、だんだん遅くなってきています。その割りは、1年あたり 5万分の1秒、1世紀あたり2ミリ秒、1日が長くなるというものです。この計算を はじめて行ったのは(正しい結果がそのとき出たのかは定かでないが)、ハレー彗星 に名前を留める英国グリニッジ天文台長エドマンド・ハレー(18世紀初期)です。 この自転速度の低下の原因は、潮汐摩擦、つまり海水が月の方向に月の引力で 引かれているのに、地球の岩盤・陸地は自転して、あっちでゴリゴリ、こっちで ゴリゴリ、地球中でしていることによります。これは、ドイツの哲学者 イマヌエル・カント ** (18世紀末)により考え出されました。 ** http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%9E%E3%83%8C%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%88 さらに、地球-月系から、太陽-地球系に話を移しますと、先と同様の理由で、 地球の公転速度も低下しています。その割りは、一年の長さが10億年間に3秒 長くなるというものです。 1日の長さも、1年の長さも長くなっているわけですが、合わせると、1年の日数は 減少することになります。 さて、地球-月系の角運動量保存から、地球の自転速度が低下する以上、月の 角運動量は増加することになります。即ち、月は地球から遠ざかる(後退する) ことになります。 これは、進化論のチャールズ・ダーウィンの次男である天文学者 G・H・ダーウィンにより初めて唱えられたものであります。ちなみに、 G・H・ダーウィンの衛星(月)の公転軌道に関する学説は、H・G・ウェルズ 「タイムマシン」にも登場します *** 。 *** そう記憶している。日本語訳書では"ダーウィン二世"と書かれていたか。 ただ、作品ではちらりと登場するのは、未来世界において月は再び地球に 近づいているという学説だったと記憶している。 なお、月の後退速度は、5.8cm /年 です。 参考文献: スティーヴン・ジェイ・グールド 著 桜町翠軒 **** 訳 : パンダの親指 (下) ***** (早川書房, 1996) pp.208-211,217,218. より **** 「桜」は、木へんに「嬰」 ***** 原著 Stephen Jay Gould, THE PANDA'S THUMB More Reflections in Natural History, 1980 関連: 国立天文台 よくある質問 質問4-4) 1日の長さは変化しているの? http://www.nao.ac.jp/J/QA/faq/a0404.html 日本惑星協会 THE PLANETARY REPORT 1997年9・10月号 月の後退に関して http://www.planetary.or.jp/Report/R979-10_a_2.html 名古屋市科学館 サンゴの日輪による地球の自転速度の推定 http://www.ncsm.city.nagoya.jp/exhibits/L/L2/3207.html <3> 個別記事表示 ▼最大規模の重力レンズ発見 光も曲げる巨大な質量 http://www.kyoto-np.co.jp/news/flash/2003dec/18/CN2003121801000131C2Z10.html http://www.astroarts.co.jp/news/2003/12/19gravitational_lens/index-j.shtml http://www-utap.phys.s.u-tokyo.ac.jp/press/lens/ http://www-utap.phys.s.u-tokyo.ac.jp/press/lens/sdss1004_20031215.pdf http://arxiv.org/abs/astro-ph/0312427 http://arxiv.org/abs/astro-ph/0312429 >これまで知られていたものより2倍以上も光を曲げる最大規模の重力レンズを >東大などグループが発見、[2003.12.] 18日付の英科学誌ネイチャーに発表した。 スローンデジタルスカイサーベイ(SDSS)の重力レンズ探索グループによる。 東京大学理学部宇宙理論研究室 稲田直久氏・大栗真宗氏。 重力レンズとは、巨大な質量により空間がゆがめられ、光の進路が変わる現象。 ゴルフのパッドの「カップをなめる」ような感じで です。 重力レンズいくつかの効果で、地球から発した光が、再び地球に帰ってくるような ことがあれば、非常に面白いです。過去の地球を見ることができるわけですから。 <4> 個別記事表示 ▼慶応大、磁気センサー高感度化へ新手法 http://www.jij.co.jp/news/electric/art-20031223193700-OBHFHRRBAV.nwc 日本工業新聞 2003/12/24 。 >慶応義塾大学理工学部の椎木一夫教授、大学院学生の税所(さいしょ)和也氏、 >海住英生氏は、トンネル磁気抵抗(TMR)素子の高感度磁気センシング方法 >を考案し、試作した。出力に含まれるノイズを10分の1に低減でき、 >ハードディスク装置(HDD)の高記録密度化にも役立てられるという。 慶応大 椎木研究室 : http://www.kaz.appi.keio.ac.jp/ 潜水艦とか機雷に積みたいです。 関連: 防衛庁 平成14年度 事後の事業評価 政策評価書「磁気制御技術の研究」 要旨 http://www.jda.go.jp/j/info/hyouka/2002/jigo/you12.pdf 本文 http://www.jda.go.jp/j/info/hyouka/2002/jigo/hon12.pdf 参考 http://www.jda.go.jp/j/info/hyouka/2002/jigo/san12.pdf ■ Web-CIC : http://www.h5.dion.ne.jp/~wing-x/webcic/ −移転→ http://takagi1.net/webcic/ □ 「ブリッジ」: http://www.h5.dion.ne.jp/~wing-x/bridge/ −移転→ http://takagi1.net/bridge/ ┃万が一、上記紹介サイトを訪れて、貴殿がなんらかの損害を被った場合、 ┃当方は責任を負いかねます。ご了承下さい。 ┃ ┃発行システム :まぐまぐ http://www.mag2.com/ <0000087659> ┃解除登録はこちらから: http://www.mag2.com/m/0000087659.htm ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ スパム対策のためメールアドレスは伏せます Copyright(c) 2004 TAKAGI-1
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