無窮ナレッジ

▼スペシャリストとは対極にいる私がやるべきこと

私は、一つの物事に対して、深く深く没頭するスペシャリストとしての性質を
備えていない。
 
小学生のときからそうであった。得意な科目は、理科と社会であった。
小学生にとっての最主要科目である、国語・算数ではない。
 
理系・文系の枠組みである、国語&社会ペア・算数&理科ペアでもない。
 
中学生・高校生になっても、その傾向は変わらず、全科目にわたって満遍なく
点数を積み上げていくタイプであった。学科試験科目は多ければ多いほうが
有利であった。
 
大学になってからも、卒業必要単位を大幅に超える単位を取得した。
大学院でも、必要単位を大きく超える講義に出席した。
 
このような言葉を裏打ちにしてきた。
 
  http://mkynet.hp.infoseek.co.jp/webcic/lib/inw2/inw_0310120.html#1 
−移転→  http://takagi1.net/g-sys/inw2/1_inw_0310120.html 
−移転→  https://takagi1.net/webcic/lib/inw2/inw_0310120.html#1 
  >さまざまな分野の間で実り豊かな類似性(アナロジー)を構想する能力とを私は
  >まず挙げたいと思う。
 
  ( スティーヴン・ジェイ・グールド 著 桜町翠軒 * 訳 : パンダの親指 (上) **
   (早川書房, 1996) p.94. より
 
   *  「桜」は、木へんに「嬰」
   **  原著 Stephen Jay Gould, THE PANDA'S THUMB  More Reflections
      in Natural History, 1980  )
 
こんな言葉も思いついた。
 
  http://star1ban.blog18.fc2.com/blog-entry-757.html 
 
  >私見ですが、知性はベクトルをそろえて一点をめざして配置するものではなく、
  >空間に分散展開し、目標の周囲をぶんぶん飛び回って包み込むものであるべきだ
  >と思います。
 
さて、前述のような性質をもつ私の脳には、多くの資本が投下されている。
 
親には平均値を超える教育費を費やしてもらった。大学は国立だったから、お国の税金も
投入されている (さらに、先述のとおり、私は講義をとりまくった)。先天的な能力に
恵まれなかったのだろう、勉学には多くの時間を必要とした。
 
この資本を回収せねばならない。
 
それは、私自身が金を稼ぎ、一部を親に還流し、国に税金をお納めすることのみを指す
のではない。それらは最低限のことである。
 
投下された資本を、生産物として定着せねばならないのだ。
 
しかし、おそらく、私は、以降の人生において、論文を書くことはない。著書もゼロで
終わるだろう (註: 論文・書籍のみが生産物ではないことは認識している)。
 
  庄司 薫 : 白鳥の歌なんて聞こえない (中公文庫, 2002) p.118.
  http://star1ban.blog18.fc2.com/blog-entry-710.html 
 
  >なによりも彼自身が、かけがえのないほかならぬ彼自身の作品なのだ、
 
しかし、有機体の脳は時とともに衰える。それは、大学生のころから意識していた。
さらに確実なのは、あと70年後に、私の有機脳は存在しないということである。
 
有機脳のバックアップとして構築をすすめているのが、「無窮ナレッジ」である。
 
  http://nhm.blog75.fc2.com/blog-entry-131.html 
 
  >一個有機体として物理的・時間的・社会的制限がある私に対して、第二の私
  >「無窮ナレッジ」は制限を受けず、社会の一コンポーネントとして馬車馬の
  >ごとく働いてほしい。
 
「無窮ナレッジ」には、「跳躍連想システム」( http://f56.aaa.livedoor.jp/~hawkeye/la/  )
−移転→  http://takagi1.net/la/ 
−移転→  https://takagi1.net/la/ 
 
この「知の構造化」の需要が高まりつつある。
 
  http://nhm.blog75.fc2.com/blog-entry-150.html 
 
  >[細分化・複雑化することによって把握しにくくなった] 知識の全体像を俯瞰するには
  >「知の構造化」が必要だ。多様な知が関連づけられ、構造化されて、初めて新しい知が
  >生まれる。
 
「知の構造化」のプラットフォームとして、論文・書籍という形態はふさわしくない。
「無窮ナレッジ」のようなシステムが better なのだ。
 
これは好機である。実に、好機である。 (←あえて、主語をオミットしている)
 
ということで、今回、「無窮ナレッジ」( http://homepage2.nifty.com/mukyu/  )の扉言葉を
−移転→  http://takagi1.net/mk/ 
−移転→  https://takagi1.net/mk/ 
 「管理人が自らの知を組織化するために構築する公開型の知識管理システム」
 
           ↓
 
 「多方面に興味をもつ管理人が構築する、知の構造化のための公開型知識管理システム」
 
関連:
私が年末にやっていたこと、知識管理システム「無窮ナレッジ」
http://www.h5.dion.ne.jp/~wing-x/ezhtml/inw3/wn-c_0702180.html#1 
−移転→  http://takagi1.net/g-sys/inw3/1_wn-c_0702180.html 
−移転→  https://takagi1.net/ezhtml/inw3/wn-c_0702180.html#1 
http://www.h5.dion.ne.jp/~wing-x/ezhtml/inw3/za_0708180.html#2 
−移転→  http://takagi1.net/g-sys/inw3/2_za_0708180.html 
−移転→  https://takagi1.net/ezhtml/inw3/za_0708180.html#2 
なのかも知れないと思う)
http://mkynet.hp.infoseek.co.jp/webcic/lib/inw2/inw_0311022.html#1 
−移転→  http://takagi1.net/g-sys/inw2/1_inw_0311022.html 
−移転→  https://takagi1.net/webcic/lib/inw2/inw_0311022.html#1