燃料電池ワールド Vol.2336 (2017/04/21 08:30)

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□燃料電池ワールド Vol.2336
■2017年04月21日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

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2017/03/20 女性研究者の履歴:燃料電池の壁を壊す〈PT〉

〔訳注〕エネルギー省の上級広報専門家(Senior Communications Specialist US DOE)発:アドリア・ウィルソン(Adria Wilson)は燃料電池技術局(Fuel Cells Technologies Office)の技術責任者である。最初は、化学と教育のためのオークリッジ研究所(Oak Ridge Institute for Science and Education)特別研究員(fellowz)として参加し、1年以上も勤務している。この任務で彼女は、技術コストや耐久性など燃料電池に関する重要な障壁に対応する研究開発に専念している。ウィルソンにとって、科学は芸術であり、異なる背景や視点を持った人々をつなぎ合わせ、進歩を達成することが重要である。記事は、彼女に対する一問一答で展開されている。

2017/03/20 ITMパワー社、水素で発電する燃料電池車とインフラへのイギリス政府の発表を喜んでいる〈PT〉

〔訳注〕ITMパワー社(ITM Power)は、イギリス政府低排出ガス車部(Office of Low Emission Vehicles)が3月18日に発表したことを喜んでいる。当社は現在、契約下で17億4100万ポンドの収入と、交渉の最終段階で7億400万ポンドを持ち、進行中の総パイプラインを24億4500万ポンドとしている。水素自動車の購入を促進し、最先端のインフラを展開するために、新たな2300万ポンドの資金が政府から発表された。水素燃料供給業者は、燃料ステーションを含むハイテク・インフラの構築を支援するために水素自動車を生産する団体と協力して資金調達を行うことができる。今年の夏には申し込みが始まり、公共団体、企業、水素事業者からの提案が呼び起こされる。政府は、成功した入札者のためにマッチ・ファンドを提供する予定である。

2017/03/20 英国政府、水素動力車とインフラのために2300万ポンドの資金増を発表〈PT〉

〔訳注〕英国政府は3月18日、水素自動車とインフラの加速を促進するための新たな2300万ポンドの資金を発表した。運輸大臣ジョン・ヘイズ(John Hayes)は、「ゼロ・エミッションの道路輸送への移行は、都市や都市の大気質を向上させるために不可避であり、望ましいことである。水素燃料電池電気自動車は、有害な排出を減らすためにバッテリー電気自動車と並んで重要な役割を果たす。我々は、2040年までにほぼ全ての新車やバンがゼロ・エミッションになるという野望を達成するために、利害関係者にこの新たな技術への投資を続ける自信を持たせるための支援を行っている」と語った。

2017/03/20 フュエルセル・エナジー社、韓国の複数MW級燃料電池パークの竣工のためにパートナーのポスコ・エナジー社と提携〈PT〉

〔訳注〕ダンベリー(DANBURY、コネチカット州)発:フュエルセル・エナジー社(FuelCell Energy, Inc.)は、韓国のソウル(Seoul)で20MW級ノエウル・グリーン・エナジー社(Noeul Green Energy Co.)燃料電池パークの竣工を発表した。韓国のパートナーであるポスコ・エナジー社(POSCO Energy)によって建設された燃料電池パークは、超クリーンな電気を電力網に、また高品質の熱を地域暖房システムに供給する。フュエルセル・エナジー社は、ポスコ・エナジー社の役員、政府関係者および消費者とともに燃料電池パークの竣工を祝った。

■2017年04月20日のWEB LINK NEWS
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2017/04/20 米トヨタ、燃料電池の大型商用トラックの実証実験…MIRAI のFCスタック2基搭載(レスポンス)

 北米トヨタは4月19日、2017年夏から米国カリフォルニア州ロサンゼルス港において、燃料電池システムを搭載した大型商用トラックの実証実験を行うと発表した。

 実証実験で使用する燃料電池の大型商用トラックは、『MIRAI』のFCスタック2基と12kWhの駆動用バッテリーを搭載。約680hpの最大出力と、約183.5kgmの最大トルクを引き出す。

 積荷を含めて、総重量約36トンでの走行が可能。通常運行での推定航続可能距離は、水素満充填時でおよそ320kmを想定する。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170420-00000006-rps-ind

2017/04/20 関西国際空港に巨大な水素インフラ、燃料電池フォークリフトの普及を加速(スマートジャパン)

 関西国際空港に大規模な産業車両用の水素供給インフラが2017年4月11日に完成した。水素で稼働する燃料電池フォークリフトの利用が目的だ。環境省が実施する「平成26年度CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業」の一環として、関西エアポート、豊田自動織機、トヨタ自動車、岩谷産業、大阪府が共同で燃料電池フォークリフトの普及に向けた実証実験に取り組む計画だ。

 岩谷産業が液化水素貯槽から水素を供給するオフサイト方式の水素ステーションを新たに3基整備した。液化水素は蒸発器でガス化した後圧縮機で40MPaまで昇圧し、蓄圧器に貯蔵し、高圧水素ディスペンサーにてフォークリフト搭載の水素貯蔵タンクとの圧力差を利用して充填を行う仕組みだ。

 液化水素の内容積は24m3、圧縮機は吐出量300Nm3/hが2基、蓄圧設備は内容積300Lの容器が3本、高圧水素ディスペンサーは3台設置し、同時充填、連続充填が行える。現在関西国際空港では6台の燃料電池フォークリフトが稼働している。関西エアポートは今回導入した大規模な水素インフラを活用し、将来は導入数を数百台に増やす考えだ。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170420-00000043-biz_it_sj-bus_all

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