燃料電池ワールド Vol.2332 (2017/04/17 08:30)

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□燃料電池ワールド Vol.2332
■2017年04月17日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

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2017/03/15 イーオン社、燃料電池草分けのエルコレ社に投資〈PT〉

〔訳注〕イーオン社(E.ON)は、家庭に熱を供給するために高度に革新的でクリーン、経済的な技術への依存を増やしている。同社は本日発表したように、イーオン社は、ミュンヘン(Munich)に本社を置く燃料電池技術の草分けであるエルコレ社(Elcore GmbH)に投資している。エルコレ社は、戸建て住宅や2世帯用住宅のためにエネルギー効率の高い暖房システムを製造している。システムの心臓部は、熱と電気を同時に生成する内部開発の燃料電池暖房技術である。

2017/03/16 カナディアン・タイヤ社、ヌベラ社の燃料電池システムを有効活用する〈PT〉

〔訳注〕カナディアン・タイヤ社(Canadian Tire Corporation)は、以下の声明を発表した。「クリーン、非燃焼性で非排出の持続可能な技術による生産性と運用効率を増やすために努力しているカナディアン・タイヤ社は、2つのオンタリオ州配送センターでフォークリフトに電力を供給している鉛酸蓄電池を代替するために、水素燃料電池技術を選んでいる。カナダのホイスター社(Hyster Company)製品の独占的販売業者であるワジャックス機器社(Wajax Equipment)は、ヌベラ・フュエルセルズ社(Nuvera Fuel Cells)が製造した燃料電池を導入し、クリーンな水素燃料システムの包括的な修理と保守サービスを提供する。カナディアン・タイヤ社は水素燃料の試験と評価を5年間行った。携帯機器に関するホイスター社の専門知識と、姉妹会社であるヌベラ社を支援するための直接の関与は、ヌベラ社の燃料電池技術の選択に貢献している」。

2017/03/16 固体酸化物型燃料電池ハイブリッド発電システムの実証試験が海軍特殊作戦センター・カーデロック部門で行われた〈PT〉

〔訳注〕海軍特殊作戦センター・カーデロック部門(Naval Surface Warfare Center, Carderock Division)発:海軍特殊作戦センター・カーデロック部門(Naval Surface Warfare Center, Carderock Division)は、海軍研究所(Office of Naval Research)再生可能・持続可能な遠征電力(Renewable Sustainable Expeditionary Power:RSEP)構想(initiative)で重要な役割を果たしている。カーデロック部門の先進的電力とエネルギー対策部(Advanced Power and Energy Branch:コード636)は1月26日、初めての物流燃料(JP-8)共用再生可能ハイブリッド固体酸化物型燃料電池(Solid Oxide Fuel Cell:SOFC)システムの実証試験開始を主催した。固体酸化物型燃料電池は、海軍研究所将来の海軍能力(Future Naval Capability:FNC)プログラムのもとで開発された。

■2017年04月14〜16日のWEB LINK NEWS
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2017/04/14 現代・起亜、米国・中国向け新車で市場奪還作戦(1)(中央日報日本語版)

 117年の歴史を誇る米国最古の展示会ニューヨークモーターショーで、現代車の高級ブランド「ジェネシス」は「GV80コンセプトカー」を初めて公開した。鄭義宣(チョン・ウィソン)現代自動車副会長と現代・起亜自動車デザイン総括社長らが出席した。ジェネシスがSUVを出したのは2015年にブランドをスタートさせて以来初めて。今までG80・G90(国内名EQ900)の2モデルのセダンを出し、今年は中型セダン(G70)を発売する。

 GV80はプラグイン燃料電池自動車。水素を充填して電気モーターを駆動するが、プラグイン方式でバッテリーを直接充電することもできる。通常、コンセプトカーはモーターショー向けに製作するサンプル用自動車だが、GV80は違う。ジェネシスが2019年の中型SUV量産計画を明らかにしているからだ。現代車は「GV80がそのまま量産されると話すのは難しいが、GV80を基盤に中型SUVを出すことになるだろう」と説明した。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170414-00000037-cnippou-kr

2017/04/14 衛星の海に生命誕生の条件=土星探査機、水素分子検出―米チーム(時事通信)

 土星の衛星エンケラドスで、氷に覆われた海から噴出する水蒸気(プルーム)を分析し水素分子を検出したと、米ジョンズ・ホプキンス大などの研究チームが発表した。米欧の探査機カッシーニが観測した。水素は地球の原始的な微生物が「食料」に利用しており、生命誕生の条件がエンケラドスにもある可能性を示唆するという。論文は14日付の米科学誌サイエンスに掲載された。

 エンケラドスは直径約500キロ。表面は厚さ2?60キロの氷で覆われている。土星の重力などによる変形で衛星内部が熱を持ち、氷の下には液体の水をたたえた海が存在する。カッシーニによる過去の観測で、氷の割れ目から有機物などを含むプルームの噴出が確認されている。

 エンケラドスの海に詳しい東京大大学院の関根康人准教授は「水素が見つかっただけでなく、微生物が生きられるレベルの量があることが分かった。20年代に計画されている生命探査に向け、強い後押しになる」と話している。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170414-00000003-jij-sctch

2017/04/15 化石燃料使わず世界一周目指す「エナジーオブザーバー」進水式(AFPBB News)

 【4月15日 AFP】フランス西岸のサンマロ(Saint-Malo)で14日、環境問題の啓発を目的とし、再生可能エネルギーと水素だけで世界一周する双胴船「エナジーオブザーバー(Energy Observer)」号の進水式が行われた。

 プロジェクトの立役者の一人、ビクトリアン・エルサール(Victorien Erussard)氏(37)によると、船のバッテリーを太陽光や風力エネルギーで充電し、電動モーターを駆動させる。「太陽や風がない場合や、夜間は、蓄えられた水素──ソーラーパネルと2基の風力タービンのエネルギーで動く電解装置で作りだされるもの──が代わりになる」と、エルサール氏は説明した。

 そのためエナジーオブザーバーは航海中、二酸化炭素を排出する化石燃料を一切使用しない。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170415-00010008-afpbbnewsv-int

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