燃料電池ワールド Vol.2330 (2017/04/13 08:42)

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□燃料電池ワールド Vol.2330
■2017年04月13日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

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2017/03/14 スコットランドの代表団、スペインのアラゴン州を訪問し、水素と再生可能エネルギー団体との関係を強化する〈PT〉

〔訳注〕水素と燃料電池分野の国際的なスコットランド代表団の一員として、ピュア・エナジー・セントレ社(Pure Energy Centre)は2日間の訪問の後、アラゴンの地元の関係者と会った。アラゴン州(Aragon)の新水素技術開発基金(Foundation for the Development of New Hydrogen Technologies)と、スコットランド水素燃料電池協会(Scottish Hydrogen and Fuel Cell Association:SHFCA)のメンバー間で経験と専門知識を共有することが、経済産業省(Department of Economy, Industry and Employment)の商業的使命を促進する枠組みだった。

2017/03/14 政府補助金賞、ベルデ社の革新的な再生可能エネルギーに基づく水素生成と燃料電池技術に授与〈PT〉

〔訳注〕ボストン(Boston、マサチューセッツ州)発:ベルデ社(Verde LLC)の親会社であるオングストローム・アドバンス社(Angstrom Advanced Inc.)は、革新的な再生可能エネルギーに基づく水素生成と燃料電池技術を用いて政府補助金賞を受賞した。この賞は、マサチューセッツ州クリーン・エナジー・センター(Massachusetts Clean Energy Center)から贈られたもので、オングストローム・アドバンス社が建設する、風力や太陽光などを使ったクリーン・エナジー発電のデモ・プロジェクトを対象としている。最終的な賞は何百人もの応募者の中から選ばれた。クリーン・エナジー業界の著名な専門家の審査委員会によって慎重に審査された。

2017/03/14 シリコンマイクロ社のシリコンバレーの最先端サーバーと貯蔵製造施設が燃料電池でグリーンになる〈PT〉

〔訳注〕サンノゼ(SAN JOSE、カリフォルニア州)発:スーパーマイクロ・コンピューター社(Super Micro Computer, Inc.)は、150万平方フィートの、垂直統合の設計、工学、製造とサービス本部を拡大する。そこには、燃料電池で電力が供給され、エネルギーと環境の設計をリードするLEED認証(LEED Certified)、エネルギー効率、製造設備がある。

2017/03/14 斗山フュエルセル社、世界初の水素のみの燃料電池プロジェクトに挑戦〈PT〉

〔訳注〕サウスウィンザー(SOUTH WINDSOR、コネチカット州)発:斗山フュエルセル社(Doosan Fuel Cell)は昨年12月、韓国産業通商資源部(Korea Ministry of Trade, Industry and Energy)が主催した再生可能エネルギー投資フォーラム(Renewable Energy Investment Forum)で、斗山社水素オンリー燃料電池発電所プロジェクト(Daesan Hydrogen Only Fuel Cell Power Plant Project)に参加する協定に署名した。これは、電力を生産する燃料電池のために唯一の燃料源として水素を使う初めての50MW級燃料電池プロジェクトとなる。このプロジェクトは、ハンファ・トタル石油社(Hanwha Total Petrochemical Co., Ltd.)から供給される水素を使う。プロジェクトの株主には、ハンファ・エナジー社(Hanhwa Energy)、韓国東西電力社(Korea East West Power Co., Ltd.)、斗山社(Doosan Corporation)、SK証券(SK Securities)が名を連ねている。2019年6月までに完成予定のこのプロジェクト予算は、2500億韓国ウォンと見積もられており、世界最大の水素のみの商用燃料電池発電所となるだろう。

■2017年04月12日のWEB LINK NEWS
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2017/04/12 12日の朝刊(都内最終版)☆1(時事通信)
【共通ニュース】
◆「水素社会」普及へ一歩 政府、年内に基本計画策定
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170412-00000000-jijnb_he-bus_all

2017/04/12 再エネを使う水素製造装置、トヨタの燃料電池フォークリフト向けに導入(スマートジャパン)

 再生可能エネルギーで製造した水素が、燃料電池フォークリフトを稼働させる――。日立造船は、トヨタ自動車九州の宮田工場向けに固体分子型の水素発生装置「ハイドロスプリング」(発生量24Nm3/h)を2017年2月に納入したと発表した。

 ハイドロスプリングは太陽光と風力発電による電力で水を電気分解することにより、オンサイト/オンタイムで安定した水素を製造することができる。ボンベの運搬、保管、交換が不要のため安全性と利便性が高い。固体高分子型電解槽の採用により、高効率に水素を製造可能。気象や自然条件により出力が常時変動する風力発電、太陽光発電といった再生可能エネルギーの急激な電力負荷変動に追従する。純度99.999?99.9999%、露点(大気圧換算)?50??70℃と高品質な水素が製造できるのも特長だ。

 日立造船は再生可能エネルギー由来の電力から水素を製造する装置の設計、製造を柏工場(千葉県柏市)で行い、宮田工場での試運転まで担当したという。約50%のCO2削減へ

 宮田工場における燃料電池フォークリフトの活用はトヨタ自動車九州と福岡県、九電テクノシステムズ、豊田通商との協働で行われている。工場内に設置した太陽光発電により製造した水素で、燃料電池フォークリフトや定置用燃料電池を稼働。再生可能エネルギーに余剰が生じた場合は、工場内で電力として使用する。

 これにより系統電力使用量が削減され、従来の電動フォークリフト活用の場合と比較して約50%のCO2削減が可能という。2017年3月21日から燃料電池フォークリフトを用いた「地産地消型 再エネ水素エネルギーマネジメントシステム」の本格運用が始まった。トヨタ自動車九州のWebサイトによると、全国初の事例となる。

 同事業は、2016年6月に経済産業省の「平成28年度 地産地消型 再生可能エネルギー面的利用等推進事業費補助金」に採択。補助上限額は4億円/年度(最大3年度)だ。2017年度は定置用燃料電池も導入し、展示施設PR館の照明などに活用する予定とした。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170412-00000033-biz_it_sj-bus_all

2017/04/12 岩谷産業、燃料電池フォークリフト用の「関西国際空港 産業車両用水素インフラ」開所式実施(Impress Watch)

 岩谷産業は、環境省の「平成26年度CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業」で採択された「燃料電池フォークリフトの実用化と最適水素インフラ整備の開発・実証事業」に参画した。同社は、関西国際空港内で使用する燃料電池フォークリフトに水素を供給する設備の開発及び設置を担当している。

 この事業では、2015年2月に圧縮シリンダーを用いた小規模の水素供給設備を設置していて、これまで実証実験を進めてきたが、液化水素で水素を貯蔵する大規模の水素インフラを完成させたことを受けて、4月11日に「関西国際空港 産業車両用水素インフラ」の開所式を開催した。その模様を報道陣に公開し、加えて施設の公開も行なった。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170412-00000121-impress-life

2017/04/12 【バンコクモーターショー2017 その2】圧倒的シェアのトヨタはコンセプトカー「FCVプラス」を改めて展示(clicccar)

 タイは日本車のシェアが高い。その中でもトップシェアを誇るのがトヨタだ。

 乗用車だけではホンダが首位に立つほか、ピックアップトラックや大型トラックでは伝統的にいすゞが強いが、ホンダが乗用車だけ、いすゞがトラックだけ(SUVはラインナップする)であるのに対し、トヨタは両方を扱うことで圧倒的なシェアを誇っている。

 トヨタは今回のショーのテーマに合わせ、2015年の東京モーターショーに出品したコンセプトカーのFCVプラスを壇上に展示していた。

 FCVプラスは来るべき水素社会においてクルマが水素で走るだけでなく、走らないときには発電機として過程に電気を供給する存在になることなどを想定したコンセプトカーだ。東京モーターショーに初出展された後、ジュネーブなど世界各地のモーターショーを回っている。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170412-00461873-clicccarz-bus_all

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