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□燃料電池ワールド Vol.2329
■2017年04月12日発行
◆燃料電池NPO pemdream
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2017/03/13 コンビオン社、イタリアでバイオガス燃料電池の試験を行う〈PT〉
〔訳注〕コンビオン社(Convion Ltd.)は、同社がイタリアへの試験的配送に属する初めてのバイオガス燃料電池ユニットの試験に成功したことを発表した。このユニットは先週、フィンランドのエスポー(Espoo)で試験され、それ以来、試運転ではバイオガスを使った場合は55%以上の優れた電気効率を示している。廃熱回収を装備しており、総合効率は82%を超えている。このユニットは、イタリアのトリノ(Turin)に出荷される前にコンビオン社の施設で一連の試験を受ける。配送は、イタリアの廃水処理に関連して作られたバイオガスから熱と電力の高効率コージェネレーション燃料電池システムの実証を行う「ヨーロッパ・デモSOFC(European DEMOSOFC)」プロジェクトの一環である。
2017/03/13 ITMパワー社、水素燃料補給ステーションを更新〈PT〉
〔訳注〕ITMパワー社(ITM Power)は現在、4つの公的に使いやすい水素燃料補給ステーション(Hydrogen Refuelling Stations:HRS)を持っている。1つは技術戦略委員会(InnovateUK)によって資金が提供されたM1回廊(M1 Corridor)に、残りの3つはハイファイブ・プロジェクト(HyFive project)のもとで欧州燃料電池水素共同実施機構(European Fuel Cells and Hydrogen Joint Undertaking:FCH-JU)とイギリス政府低排出ガス車部(Office of Low Emission Vehicles:OLEV)によって資金が提供された。水素モビリティ・ヨーロッパ・プロジェクト(H2ME project)のもとで欧州燃料電池水素共同実施機構とイギリス政府低排出ガス車部が資金提供している二つの水素燃料補給ステーションが建設中であり、水素モビリティ・ヨーロッパ・プロジェクトの欧州燃料電池水素共同実施機構が資金提供する3つのプロジェクトが計画の許可を得ている。ITMパワー社のCEOであるグラハム・クーリー(Graham Cooley)博士は、次のように述べている。「現在、イギリスの都市は大気質を改善する圧力が強まっている。大気汚染レベルはイギリスの8つの地域で、「非常に高い」または「高い」に達しており、ロンドンにはEUの最終警告が出されている。我々は、M1、M4、M40、特にM25の水素燃料補給ステーションの展開を計画する上で、新しい大気質規制の結果として、商用と乗用の燃料電池電気自動車の導入を加速するために大幅に進展した」。
2017/03/14 水素と燃料電池のために2億5000万ユーロ、ドイツ連邦交通・デジタル・インフラ省は輸送エリアで新しい資金提供プログラムを開始〈PT〉
〔訳注〕市場を活性化させるために、ドイツ連邦交通・デジタル・インフラ省(Federal Ministry of Transport and Digital Infrastructure:BMVI)は、「水素と燃料電池技術のための国家革新プログラム(National Innovation Programme for Hydrogen and Fuel Cell Technology:NIP 2)」で新たな資金提供プログラムを始めている。技術的に成熟した製品は、市場で競争力を持たなければならない。ドイツ連邦交通・デジタル・インフラ省は2017〜2019年の期間、ニップ2(NIP 2)と呼ばれるプログラムに約2億5000万ユーロを配分している。
○資金提供対象:
物流に使われる車両(道路、鉄道、水路)および専用車両、および対応する燃料供給インフラ
水素を生成するための電気分解プラント
非定置熱電併給設備
非常時または電力網外のインフラのための独立電源
提案の最初の要求の焦点は、地方公共交通機関の燃料電池車と、少なくとも3台の車両からなる商用車の艦隊である。都市、地方自治体および個人投資家は申請資格があり、申請は今の時点で提出することができる。
■2017年04月11日のWEB LINK NEWS
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2017/04/11 水素社会へ、年内に基本戦略=政府(時事通信)
政府は11日、水素と再生可能エネルギーの普及に関する関係閣僚会議を開き、水素が燃料として広く利用される「水素社会」実現に向けた基本戦略を年内に策定することを決めた。
安倍晋三首相は会議の中で「世界に先駆けて水素社会を実現させる」と述べ、関係省庁に連携強化を求めた。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170411-00000045-jij-pol
2017/04/11 「ナノカーレース」出場へ=仏で初開催、日本の物材機構チーム(時事通信)
分子の「車」を特殊な顕微鏡で観察しながら進ませる「ナノカーレース」が28日から2日間、フランス・トゥールーズで初めて開かれることになった。日本からは物質・材料研究機構(茨城県つくば市)のチームが出場。リーダーの主任研究員中西和嘉さん(39)が11日記者会見し、「走りきるのは難しいかもしれないが、分子の動きを理解する実験の意味がある」と話している。
主催者は仏国立科学研究センター(CNRS)。原子レベルの凹凸が分かる「探針走査型トンネル顕微鏡」を使い、金の表面に自然にできた溝のうち、長さ100ナノメートル(ナノは10億分の1)をコースとする。日米仏など6チームの車の大きさは1?3ナノ程度で、探針から電子を注入して振動させることで前へ進ませる。
車が壊れたら新車に交換でき、36時間以内にそれぞれ選んだコースを早く走りきったチームが勝ち。パソコンの画面を見ながら車のどこにどれぐらい電子を注入して前進させるか、「運転」が難しい。
物材機構の車は水素と酸素、炭素の原子で構成され、棒の両端にはさみが付いたような形。はさみの部分を開けたり閉じたりしながら進むという。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170411-00000110-jij-sctch
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