燃料電池ワールド Vol.２３２８ (2017/04/11 10:32)
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□燃料電池ワールド Vol.２３２８
■２０１７年０４月１１日発行
◆燃料電池ＮＰＯ ｐｅｍｄｒｅａｍ
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【ＰＲ】自称、「燃料電池の駆け込み寺」 株式会社ケミックス
TEL：０４２・７６５・８８００ http://www.chemix.co.jp/
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2017/03/09 マカフィ社、米国エネルギー省が授与した、オールインワンの水素燃料補給ステーションである「シンプルフュエル」の欧州独占販売権を取得している〈ＰＴ〉
〔訳注〕ラ・モテ・ファンジャス（La Motte Fanjas、フランス）発：マカフィ社（McPhy）は、「シンプルフュエル（SimpleFuel）」水素燃料供給ステーションを開発するパートナーである米国の企業、アイビーズ・エナジー・ソリューションズ社（Ivys Energy Solutions）と、欧州の独占販売代理店として合意した。マカフィ社と、米国のＰＤＣマシーンズ社（PDC Machines）と共同開発するパートナーのアイビーズ・エナジー・ソリューションズ社は、米国エネルギー省（U.S. Department of Energy：DOE） が主導する後援のもとで「シンプルフュエル（SimpleFuel）」を開発し、ヨーロッパの商業的取り組みの合意が結ばれたことを発表する。「シンプルフュエル」は、すぐに使える準備ができており、小型で手頃な価格の燃料補給ステーションである。「シンプルフュエル」は今年の１月に、米国エネルギー省と水素エネルギー財団（Hydrogen Energy Foundation：HEF）によって始められた競技会の優勝者になった。
2017/03/10 中国：佛山市、水素燃料電池トラム契約を結ぶ〈ＰＴ〉
〔訳注〕中国（CHINA）発：中国の鉄道車両メーカーの青島四方機車車輌有限公司（CRRC Qingdao Sifang Company, Ltd.：CRRC Sifang）は３月９日、佛山市（City of Foshan）で開発されている路線に、８つの水素燃料電池路面電車（trams）を供給する、と発表した。それぞれのトラムは２８５人の乗客と、最大速度７０ｋｍ／ｈを持つことができる。彼らは、カナダ企業バラード・パワーシステムズ社（Ballard Power Systems）と６０００万カナダ・ドルで開発した水素燃料電池で走る予定である。路面電車は、佛山市の１７．４ｋｍの高明線（Gaoming Line）に配備され、２０の停留所がある。中国の燃料電池トラムの開発については、「メトロ・レポート・インターナショナル（Metro Report International）」２０１６年３月号に掲載されている。
2017/03/10 パルヨン洞で発足した水素ステーション、韓国政府が２０２０年までに増設を約束〈ＰＴ〉
〔訳注〕韓国の環境省は、昌原市（Changwon City）で初の水素燃料電池自動車充てんステーションの落成式を行った。同省は今年末までに、全国に３１０台の水素自動車と、１６カ所の水素充てんステーションを展開する予定である。２０１６年には、１２１台の水素自動車と６カ所の水素自動車充てんステーションがある、と報告している。
2017/03/13 ホライゾン・フュエルセル・テクノロジーズ社、蔚山テクノパークと連携して韓国で２００ｋＷ級燃料電池プロジェクトを発表〈ＰＴ〉
〔訳注〕上海（SHANGHAI、中国）発：ホライゾン・フュエルセル・テクノロジーズ社（Horizon Fuel Cell Technologies）は、韓国の蔚山市（city of Ulsan）で使用可能な廃水素（waste hydrogen）を使う１ＭＷ級の発電を達成することをめざして、野心的な蔚山テクノパーク（Ulsan Technopark：ＵＴＰ）プロジェクトの第１段階の燃料電池提供者として選ばれた。このプロジェクトは、わずか１００Ｗ級から３０ｋＷ級のＰＥＭ型燃料電池モジュールまで、完全に統合された産業用電力システムを提供する世界唯一の燃料電池会社であるホライゾン社が提供する解決法の範囲を強化している。ＵＴＰプロジェクトは、ホライゾン社の新しい３０ｋＷ級液体冷却燃料電池を利用する。この発表は、中国で最先端の燃料電池開発および生産施設を建設する計画について、ホライゾン社からの差しせまったニュースへのプレ・カーソル（pre-cursor）である。資金調達はすでに確保されており、１０ｋＷ級から３０ｋＷ級までのモジュールを構築するために設計された最先端の施設では、計画が進んでいる。
■２０１７年０４月１０日のＷＥＢ ＬＩＮＫ ＮＥＷＳ
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2017/04/10 FCVのコスト削減に道筋。東大とトヨタが燃料電池の劣化突き止める（ニュースイッチ）
水で触媒酸化、白金量が少ない合金だと酸化しにくいことも
東京大学とトヨタ自動車、豊田中央研究所（愛知県長久手市）の研究チームは、燃料電池の性能劣化に、水による酸化が影響することを突き止めた。
電池の内部に水が増えると、電極材料として用いる白金系ナノ粒子触媒が酸素と結びつきやすくなって触媒表面の酸化を促し、電池の性能が劣化する。白金量が少ない合金だと酸化しにくいことも分かった。酸化を抑えれば、燃料電池車（FCV）の走行性能のカギとなる燃料電池の性能向上とコスト削減につながる。
東大物性研究所の尾嶋正治特任研究員、原田慈久准教授、崔芸濤（サイ・イータオ）特任研究員らが、トヨタ、量子科学技術研究開発機構などと共同で、大型放射光施設「SPring―8」（スプリング8、兵庫県佐用町）のビームラインに高分解能のX線吸収分光装置を設置。燃料電池の電極内の白金系ナノ粒子触媒の酸化状態を1気圧の実環境で詳しく調べた。
燃料電池は水素と酸素を反応させて発電するが、その反応時に電極を水に浸す必要がある。実験で、電池特性に優れる直径2ナノ―3ナノメートル（ナノは10億分の1）の白金系ナノ粒子に水と酸素が共に吸着すると、表面の酸化が進むことが分かった。燃料電池の高性能化が見込む
この現象は理論的に予測されており、今回初めて実験により確認した。電極の酸素雰囲気中の水分量が増えると、燃料電池の実効電圧が降下して発電性能が数％低下することが知られている。今回の結果により、これが酸化によるものであることが裏付けられた。
一方、高価で希少な白金の使用量を抑えた直径約3ナノメートルの白金コバルト合金ナノ粒子でも同様に実験したところ、水による酸化の促進量は少なかった。水を排除する非水系の物質で覆った触媒を使ったり、白金コバルト合金粒子で白金粒子を代替したりすることによって、燃料電池の高性能化が見込める。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170410-00010000-newswitch-ind
2017/04/10 【韓国】完全自立型エネの物流団地、平沢で起工（NNA）
ソウル近郊の京畿道平沢市内にある外国人投資地域に、世界初となる完全自立型エネルギーの物流団地が2018年までに完成する。有進グループ傘下の有進超低温が７日、起工式を開いた。
この超低温物流団地は９万2,151平方メートル規模で、3,000億ウォン（約293億円）投じて建設される。低温を維持するため、液化天然ガス（ＬＮＧ）冷熱を主原料とし、太陽光発電や燃料電池などで生産した電気も利用する。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170410-00000011-nna_kyodo-kr
2017/04/10 アルハイテック、アルミ系廃棄物から水素エネルギー回収（日刊産業新聞）
環境リサイクルプラント開発のアルハイテック（本社＝富山県高岡市、綿貫勝介社長）は、リサイクルが難しいアルミ系廃棄物から水素エネルギーを回収するプラントシステムを事業化する。アルミ系廃棄物を分離するパルパー型分離機や乾留炉、水素発生装置を連結させたプラントで実証試験を行い成果を確認。今年度からプラントを導入する協力企業を募集する。パッケージ業界やエネルギー関連からの引き合いが来ているが、アルミ地金メーカーなどとも協力関係を構築したい考えだ。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170410-00010007-sangyo-bus_all
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