燃料電池ワールド Vol.2326 (2017/04/07 08:55)

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□燃料電池ワールド Vol.2326
■2017年04月07日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

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2017/03/07 GMとホンダ、燃料電池システム製造社のリーダーシップと理事会を発表〈PT〉

〔訳注〕ブラウンズタウン・チャーター(BROWNSTOWN TWP.、ミシガン州)発:ゼネラル・モーターズ(General Motors Co. :GM)とホンダ(Honda)はこのほど、合弁会社燃料電池システム製造社(joint venture company, Fuel Cell System Manufacturing, LLC)を設立し、経営陣を発表した。GMとホンダは、2年ごとに社長と副社長の地位を変える予定である。

2017/03/08 スペインのアラゴン州とスコットランド、再生可能エネルギーと水素の緊密な連携に向かう〈PT〉

〔訳注〕HyER 発:22の企業、研究開発センターと2つの地域の組織で構成される貿易使節団が、燃料電池と水素技術の実用的な研究事例やビジネス適応を検討する目的で、2月にアラゴン州を訪問した。燃料電池と水素分野の主要な国際的関係者は2月17と18日、アラゴン州の新しい水素技術開発基金(Foundation for the Development of New Hydrogen Technologies in Arag〓n)を通してアラゴン州地方政府が推進する貿易使節団とスコットランド水素燃料電池協会(Scottish Hydrogen and Fuel Cell Association:SHFCA)はアラゴン州で会った。

2017/03/08 パワーセル社、自社の車を水素燃料電池駆動車に転換〈PT〉

〔訳注〕ノルディック燃料電池大手のパワーセル・スウェーデン社(PowerCell Sweden AB)は、既存の会社の車を成功裏に転換して、燃料電池と水素で駆動する車に置き換えることを決定した。最初の自動車所有者はマーケティング・コミュニケーション担当ディレクターのシャーロッタ・サーリン(Charlotta Sahlin)さんで、先週の金曜日に新しいトヨタ・ミライ(Toyota Mirai)のキーを手に入れた。

2017/03/08 カリフォルニア州アナハイムに設置されたエア・リキード社の最初の水素ステーション、100日で1000回目の水素燃料電池自動車の充てんを達成〈PT〉

〔訳注〕カリフォルニア州アナハイム市(city of Anaheim、米国)に設置されたエア・リキード社(Air Liquide)の最初の水素ステーションは、わずか100日の稼働後に1000回目の水素燃料電池充てんを達成した。2016年12月から一般に公開されたこのステーションは、すでに約56トンの大気中のCO2排出を避け、水素自動車の走行距離を25万キロに延長した。

■2017年04月06日のWEB LINK NEWS
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2017/04/06 6日の朝刊(都内最終版)☆1(時事通信)
【日刊工業】
◆FCV性能向上に寄与 劣化原因確認 燃料電池、水で酸化 東大・トヨタなど(1)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170406-00000000-jijnb_he-bus_all

2017/04/06 トヨタと筑波大学、未来社会工学開発研究センターを開設(レスポンス)

 トヨタ自動車と筑波大学は、地域未来の社会基盤づくりを研究開発する「未来社会工学開発研究センター」を4月、筑波大学内に設立したと発表した。

 未来社会工学開発研究センターは、組織対組織型の本格的な産学官連携によるオープンラボ方式を採用し、5年間の活動を予定。地域経済・社会の課題解決と未来産業創出、拠点化形成への実証研究と政策提言に取り組む。IoT利活用による社会計測と筑波大学の人工知能科学センターを連携し、社会工学・数理工学的アプローチによる改善課題の抽出・真因追求や人材育成・知能化支援を通して地域の持続的な成長循環への貢献を目指す。

 筑波大学周辺は公的研究機関が集積し、所在する茨城県は農業出荷額国内第2位の豊かな自然環境に恵まれている。同センターでは、テーマ毎にモデル地域を選定し、自動運転、ロボティクス、燃料電池などの自動車の技術革新と、衛星や携帯端末などによるデータ解析と社会応用で、地域未来に新たな社会サービスを創出。産学官連携で地方創生に資する政策提言と実学研究で社会実装を促進する。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170406-00000025-rps-bus_all

2017/04/06 変換効率の壁を突破、「カーボンナノチューブ光触媒」でCO2フリー水素製造に成功(スマートジャパン)

 「水素社会」へ向けた社会インフラの構築が始まる日本。しかしCO2を排出しない水素製造法は、成熟した技術があるとは言い難い。現状は、天然ガスを原料としたスチームリフォーミングなどの手法で製造されており、製造過程でCO2が排出されるからだ。

 岡山大学大学院の高口准教授らの研究グループは2017年3月、太陽光スペクトルの大部分を吸収可能なカーボンナノチューブを光吸収材材料に用いたエネルギー変換技術により、水から水素を製造することに成功したと発表した。同研究成果により、光触媒を利用したCO2フリー水素製造技術への応用が期待できるという。

 太陽光エネルギーの変換効率は、紫外光から近赤外までの太陽光スペクトル(300?1300nm)を有効に活用できれば、大幅に向上するという。そのため酸素発生光触媒と水素発生光触媒の2種類の光触媒を組み合わせた2段階光隆起を利用することで、低エネルギーの光(500nm以上の光)を有効活用するシステムが注目を集めている。

 同研究グループは、可視光から近赤外光まで幅広い光吸収帯を持つカーボンナノチューブ(CNT)を利用した水素発生光触媒を開発。CNTの光吸収帯を利用した水素製造が可能なことを実証し、太陽光エネルギーで未利用部分の利用ができることを明らかにした。光触媒を利用した水素製造技術に利用可能な光の波長域が、緑色程度(?550nm)から近赤外領域(?1300nm)まで拡張されたのだ。

 活性波長が400nm以下の光触媒では、太陽光エネルギーのうち2%しか利用できない。活性波長域600nmでは同16%、800nmになると32%まで利用できるといわれている。

 同研究グループは「カーボンナノチューブ光触媒を利用することで、これまで使うことのできなかった波長(540?1300nm)の光を使うことができたならば、太陽光エネルギー変換効率50%を実現するブレークスルー技術になり得る」とした。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170406-00000022-biz_it_sj-bus_all

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