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□燃料電池ワールド Vol.2324
■2017年04月05日発行
◆燃料電池NPO pemdream
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2017/03/06 スペイン、2020年までに20の水素ステーションを持つ予定〈PT〉
〔訳注〕スペイン?フランス(Spain-France)とアンドラ公国(Andorra)間の水素回廊は、代替燃料の開発を促進するための主要な取り組みの一つとして設定されている。電気自動車と、燃料としての天然ガスは最近、ガソリンやディーゼルと取り替えるために議論されている代替の2つの方法である。しかし、水素は、自動車がガスとして使うヨーロッパやアジアのいくつかの国では特に支持されていない。マドリード(Madrid)のIFEMAコンベンション・センターで開かれるジェネラ見本市(Genera Fair)で、スペイン水素協会(Spanish Association of Hydrogen:AeH2)が主催する「輸送中の水素:インフラと車両(Hydrogen in transport: infrastructure and vehicles)」会議のこの分野の専門家による予測では、スペインの道路での水素自動車の流通は、2020年末前には現実のものとなるだろうということである。だから、欧州連合指令(European Union Directive)2014/94は、各加盟国が2016年末までに輸送における代替エネルギーの枠組みを策定することを義務づけた。スペインは、国家行動枠組み(National Action Framework Given)の中でそれを検討することにした。
2017/03/06 エア・プロダクツ社のカリフォルニア州燃料供給ステーション、水素を10ドル以下で提供〈PT〉
〔訳注〕リーハイバレー(Lehigh Valley、ペンシルバニア州)発:エア・プロダクツ社(Air Products)は、いくつかのカリフォルニア州燃料供給ステーションで画期的な価格設定を行ったと発表した。それは、燃料電池電気自動車の顧客に提供する水素を1キログラム当たり10ドル以下にするというもの。燃料供給技術の進歩と、現在ステーションを利用している大量の車両は、価格設定を水素1キログラム当たり10ドル以下(9.99ドル/kg)にする重要な要因である。
2017/03/06 新材料が水を将来の燃料に変えることができる〈PT〉
〔訳注〕カリフォルニア工科大学(Caltech)とローレンス・バークレー国立研究所(Lawrence Berkeley National Laboratory:Berkeley Lab)の研究者はわずか2年で、ソーラー燃料(solar fuels)に使うための可能性を秘めていると思われる物質の数を倍増した。彼らはそのことを、石炭、石油、その他の化石燃料に取って代わる商業的に実行可能なソーラー燃料の発見を早めることを約束するプロセスを開発することによって行った。クリーン・エナジー研究の夢であるソーラー燃料は、日光、水、二酸化炭素(carbon dioxide:CO2)のみを使って作られる。研究者は、水素ガスから液体炭化水素(liquid hydrocarbons)への対象燃料への範囲を探しており、これらの燃料のいずれかを製造することは水の分離を伴う。実用的なソーラー燃料を作るために科学者は、可視光をエネルギー源として水を分離できる光アノード(photoanodes)として知られる低コストで効率的な材料の開発を試みてきた。過去四半世紀に研究者は、光アノード材料の単に16種類を特定してきた。現在、新しく材料を特定するハイスループット方法(high-throughput method)を使って、カリフォルニア工科大学のジョン・グレゴアール(John Gregoire)とベーカリー・ラボのジェフリー・ニートン(Jeffrey Neaton)およびQimin Yanのチームが、12の有望な新しい光アノードを発見した。この方法と新しい光アノードに関する論文は、3月6日の週に、全米科学アカデミー(National Academy of Sciences)の紀要(Proceedings)オンライン版に掲載されている。
■2017年04月04日のWEB LINK NEWS
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2017/04/04 EVの充電時間が3分の1に、CHAdeMOが急速充電器の高出力化に乗り出す(MONOist)
●10分の1に小型化した新型検定器、CHAdeMOの海外普及を加速
技術展示会では、外部給電のデモンストレーションも行った。外部給電は、車両の駆動用バッテリーにためられた電力や燃料電池で発電した電力を、住宅へ給電(V2H、Vehicle to Home)したり非常時の電源として活用するためのものだ。今後のスマートグリッドでの分散電源という要素技術としても注目されている。
今回は、充電ケーブルとつながっていない状態の燃料電池車(FCV)、PHEV、EVの3種類の異なる電動車両と、ホンダの可搬型外部給電機「Power Exporter 9000」をつないで、電気ストーブなどの家電製品やメリーゴーラウンドなどを稼働させた。
さらに、小型で安価な新型検定器も披露した。検定器はCHAdeMO規格の認証に用いるもので、検定制度を通して車種と充電器の機種を選ばずに充電・給電できる互換性と安全性を確保している。
CHAdeMO協議会の検定制度はこれまで日本国内を中心に行ってきたが、CHAdeMO規格のグローバルな普及を加速させるには検定制度の海外導入を支援しなければならない。しかし、現行の検定器は小型冷蔵庫ほどのサイズがあり、価格も数千万円と高額だった。
技術展示会で紹介した次期型検定器は、寸法470×306×171mm、重さ12kgと旧機種の約10分の1のコンパクトサイズを実現した。価格は300万円前後と旧モデルよりも安価設定し、2017年半ばに発売する計画だ。展示されていたのはインドのタタコンサルタンシーサービスの製品。英語表記を採用した他、ユーザーインタフェースなどの使いやすさも追求している。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170404-00000011-it_monoist-ind
2017/04/04 酸素吹き「石炭ガス化複合発電」の実証実験が開始(スマートジャパン)
「大崎クールジェンプロジェクト」実証実験の第1段階がスタートした。石炭をガス化し、燃料電池とガスタービン、蒸気タービンの3種類の発電形態を組み合わせて複合発電を行う「石炭ガス化燃料電池複合発電(IGFC)」技術の確立を目指す事業である。
同プロジェクトは、中国電力と電源開発の共同出資により設立された大崎クールジェンが、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)からの助成を受け、実施主体として進めている。第1段階では、広島県大崎上島町にある中国電力の「大崎発電所」構内に実証設備を建設。酸素吹き「石炭ガス化複合発電(IGCC)」の実証実験を開始する。実施期間は、2017年3月28日?2019年2月28日までとなっている。
具体的には、ガス化炉で石炭粒子をガスにして1300℃級のガスタービンを動かすと同時に、そこから発生する熱を利用して蒸気タービンを動かして複合的に発電。石炭火力システムとしての性能や運用性、信頼性、経済性についての実証を実施する。3つの段階で行われるIGFC実証事業
IGFC実証事業は、3つの段階に分かれている。酸素吹きIGCC実証の第1段階、IGCCの発電設備から生じるCO2を分離・回収して再利用できるようにする第2段階、これらの成果を基にしてIGFCの実証を行う第3段階である。
第3段階は、2018年度から設備の設計が始まる。CO2分離・回収型IGCC設備に燃料電池を組み込んだIGFCの実証事業を計画している。2021年度に実証実験を行い、この実証をもって、大崎クールジェンプロジェクトは終了する予定だ。
その後、大型化および商用機に向けた技術開発、ガスタービン燃料電池複合発電の技術開発などの成果を活用して、2025年頃の大型IGFC技術確立を目指す。送電端効率55%、CO2排出原単位590グラム/kWh程度(現状の30%程度削減)が目標とした。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170404-00000033-biz_it_sj-bus_all
2017/04/04 タイムズ、京都市FCVカーシェア事業の料金引き下げ…MIRAI が6時間5000円より(レスポンス)
タイムズモビリティネットワークスは、京都市が2016年8月から実施している燃料電池自動車(FCV)の有料カーシェアリング事業を2017年度も引き続き受託し、4月7日より料金を引き下げて開始すると発表した。
京都市は、温室効果ガスの排出がなく、将来のエネルギーとして期待される「水素エネルギー」の普及拡大に取り組んでいる。2015年度にモニター制度によるFCVカーシェアリングを約1か月間実施したのち、2016年8月よりFCVの有料カーシェアリング事業(レンタカー事業)を開始。いずれもタイムズモビリティネットワークスが京都市から委託を受け、「タイムズカーレンタル京都新幹線口店」にてトヨタ『MIRAI』の貸出業務を行ってきた。
今回、より多くの人が利用できるよう、「ハイブリッドクラス」に相当していた料金から「コンパクトカークラス」に相当する料金へ引き下げ。従来、6時間9000円、12時間1万1000円、24時間1万3000円だった利用料金は、6時間5000円、12時間6500円、24時間7500円となる。水素燃料代については返却前の充填は不要。返却時に店舗で定める走行キロ換算料金15円/kmにより精算する。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170404-00000024-rps-bus_all
2017/04/04 川重、造船事業を3割縮小へ。神戸は潜水艦シフト(ニュースイッチ)
川崎重工業は不振が続く造船事業について、2020年度までに国内の事業規模を約3割縮小する構造改革に乗り出す。国内の商船建造を坂出工場(香川県坂出市)に集約し、中国の合弁造船会社に商船建造をシフトする。足元の2年は海洋開発向け船舶建造の工程混乱などを受け、多額の損失を計上してきた。規模縮小で棚卸し資産や固定費を圧縮し収益体質を改善。全社の経営指標である税引き前ROIC(投下資本利益率)8%以上を必達目標に掲げる。
国内では20年度までに、坂出工場に二つある建造ドックを一つに減らす。「ガス関連技術や環境技術の開発に注力するほか、中国合弁2社の人材育成や技術支援を強化する」(富田健司常務)方針だ。神戸工場(神戸市中央区)は液化水素運搬船などに建造を絞り、潜水艦建造に軸足を移す。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170404-00010004-newswitch-ind
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