燃料電池ワールド Vol.2323 (2017/04/04 09:07)

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□燃料電池ワールド Vol.2323
■2017年04月04日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

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■世界のヘッドライン〈PT→ http://merumaga.fuelcellworld.jp/index.php?QBlog
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2017/03/06 韓国、水素自動車共有プログラムを初めて光州で開始〈PT〉

〔訳注〕韓国環境省(Ministry of Environment)は光州広域市役所(Gwangju Metropolitan City Office)で3日、光州広域市、光州創造革新センター(Gwangju Creative Innovation Center)および現代自動車(Hyundai Motor)は3月6日に、「水素燃料電池自動車と電気自動車のカー・シェアリング開会式」を開くと発表した。光州で使われる自動車は、水素自動車が15台、電気自動車が27台で、来年から水素自動車の供給台数を増やし、全南朝鮮に拡大する。水素自動車が国内のカー・シェアリング事業に導入されたのは初めてのことで、カー・シェアリングは、レンタカーより短い時間(1時間未満)で車両を借りるシステムである。

2017/03/06 AFCエナジー社、パワーハウス・エナジー社の小規模燃料電池システムの最初の商業注文を発表〈PT〉

〔訳注〕AFCエナジー社(AFC Energy)は、パワーハウス・エナジー社(PowerHouse Energy plc)から、AFCエナジー社の小規模アルカリ水素燃料電池システムの初の商業販売の確認書を受領したと発表した。パワーハウス・エナジー社からの注文に従って、AFCエナジー社は、すべての当事者を納得させた後、システムを届ける予定である。そして、パワーハウス・エナジー社のG3?UHt超高温廃棄物ガス化システムがうまく再委託され、AFCエナジー社独自の燃料電池システムの操作に適切な水素気流を生成する。注文の確認は、2014年4月4日に小規模燃料電池システムについて市場に発表されたAFCエナジー社とパワーハウス・エナジー社の合意に沿って行われる。G3?UHtユニットの再試運転を成功させることを条件として、AFCエナジー社燃料電池システムパワーハウス・エナジー社G3との技術的統合を実証するつもりで、システムは2017年第4四半期にチェスター(Chester)のソーントン科学公園(Thornton Science Park)に納入される予定で、現在、オーストラリアからイギリスへの途上にある。

2017/03/06 エヌ・イー・エル社、カリフォルニア州で水素燃料供給ステーションのためにH2フロンティア社と契約を結ぶ〈PT〉

〔訳注〕オスロ(Oslo)発:エヌ・イー・エル水素ソリューションズ社(Nel Hydrogen Solutions)は、H2フロンティア社(H2 Frontier Inc.)とカリフォルニア州ロサンゼルス(Los Angeles)に設置されるH2ステーション(H2Station)水素燃料供給ステーションの契約を結んだ。H2ステーションは、H2フロンティア社が運営するロサンゼルスの水素燃料供給ステーションの既存設備を、燃料供給能力の向上と性能向上を目的として置き換える。この取り組みは、南海岸大気質保全管理区(South Coast Air Quality Management District)が援助している。

■2017年04月03日のWEB LINK NEWS
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2017/04/03 現代F1の問題点は「複雑、高コスト、高信頼性」とFIA会長(オートスポーツweb)

 FIAは2021年以降のF1エンジンレギュレーションについて話し合うため、3月31日に会合を開催、現在F1に参戦しているマニュファクチャラーとともにそれ以外の自動車会社も招いた。
■「F1には電気自動車は導入しない」
「多くの車はいまもディーゼルかハイブリッドもしくは、ダウンサイジングエンジンおよびターボとエネルギー回生システムを使っている。私は燃料電池が将来有望だと考えている」
「将来的にモータースポーツのいくつかのカテゴリーに(燃料電池を)導入することを検討してもいいと思う」
「しかしF1に関しては、より従来型のエンジンをしばらく使うことになるだろう」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170403-00104184-rcg-moto

2017/04/03 朴槿恵大統領が罷免でもなぜか絶好調。韓国株の謎(HARBOR BUSINESS Online)
◆政情不安もなんのその! 韓国注目銘柄5選
・サムスンSDI[006400]
予想PER:―
株価:13万6000ウォン
太陽電池、燃料電池などの製造が主力。リチウムイオン電池で世界最大手。サムスンのスマホ出荷問題で急落したが、直近株価は急回復!
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170403-00135502-hbolz-bus_all

2017/04/03 純度99.999%の水素をアンモニアから、低コストな新製造方式を確立(スマートジャパン)

 水素のエネルギー利用を普及させるための課題の1つに、貯留や輸送の簡易化がある。水素は体積あたりの重量が小さい。そのため、貯留や輸送を行いやすくするためには、700気圧程度で圧縮する、もしくは?252.9度に冷却して液体にする必要がある。これにはコストがかかるため、常温常圧に近い条件で貯留・運搬できるようにする水素キャリア技術の開発が期待されている。

 水素キャリアの1つとして注目されているのが、アンモニア(NH3)の利用だ。1分子中に多くの水素を含み、20度、8.6気圧で液化するため、水素より扱いやすい。この特性を利用して、アンモニアを貯留・輸送し、必要な場所で水素を取り出して利用できるようするという考え方である。このコンセプトを実現する上で求められるのが、アンモニアから高効率に水素を取り出せる、低コストな製造装置だ。

 岐阜大学 次世代エネルギー研究センター長の神原信志教授は澤藤電機と共同で、アンモニアを原料とする水素製造装置の開発に成功した。高い純度の水素を製造でき、設備も低コストだという。
純度99.999%の水素製造に成功

 神原教授と澤藤電機は、プラズマメンブレンリアクターに利用する「プラズマ発生用高電圧電源」を開発し、これらを組み合わせた水素製造装置を試作した。この装置を利用してアンモニアを原料に水素製造を行ったところ、純度99.999%の水素を取り出すことに成功した。さらにこの水素を利用し、実際の燃料電池で発電が行えることも確認した。

 試作機は容量70lの液化アンモニアタンクと50lの水素製造装置で構成されている。装置を起動してから、水素製造が始まるまでの時間は数分程度。電気的に作動するため、水素発生量を制御しやすいというメリットもあるという。

 開発した水素製造装置の適用可能分野として見込んでいるのが、工事現場やイベントなどで使われる屋外用の小型発電機だ。現在用いられているディーゼル発電機は燃料に軽油やA重油を用いており、CO2や窒素酸化物、粒子状物質などを排出する。屋内では利用しにくい。燃料をアンモニアに置き換えられれば、環境負荷の軽減だけでなくコストメリットも見込める。

 水素ステーションや燃料電池車への導入も期待できるという。「プラズマメンブレンリアクターを用いた水素製造装置は、燃料電池車に搭載されている120lの高圧水素タンクに置き換えられる大きさだ。将来は水素ステーションや高圧タンクが不要になり、アンモニアを供給すれば走行できる燃料電池自動車を実現できる可能性がある」(岐阜大学)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170403-00000020-biz_it_sj-bus_all

2017/04/03 【バンコクモーターショー2017】トヨタはシェアトップ奪回めざす…販売戦略車を重点投入(レスポンス)

 トヨタが第38回バンコク国際モーターショーでテーマとしたのは「Let’s Connect!」。その心は「すべてのライフスタイルの幸せを実現するための驚異的な自動車ショー」というもの。環境に優しい最新のコンセプトカー『FCVプラス』の他、ほぼ全ラインナップで来場者を迎えた。

 トヨタFCVプラスは2015年の東京モーターショーに初出展された水素燃料電池コンセプトカー。2030年ごろの燃料電池車の在り方をイメージし、サイズを小型車『ヴィッツ』並みにコンパクト化。小型化した燃料電池システムや水素タンク、インホイールモーター、ワイヤレス給電システムなど、2030年代までに実用化が想定される近未来の技術が凝縮されている。トヨタはその技術をマイカー所有率が高まるASEAN地域でも積極的に勧めていく考えだ。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170403-00000028-rps-ind

2017/04/03 「水素点検」IoT活用 福島県と県内企業、共同で技術開発へ(福島民友新聞)

 県は本年度、県内企業と共同でIoT(モノのインターネット)を活用した水素関連設備の自動点検や水素の運搬、貯蔵に関する研究に乗り出す。政府の「福島新エネ社会構想」に定められた、本県での水素の一大製造拠点化に向けた動きが本格化する中、水素をつくるだけでなく、県内で貯蔵、使用する循環型の「水素社会」の実現へ県内企業の技術力を結集する。

 水素センサーを製造する企業や会津大発ベンチャーなど、県内数社とハイテクプラザが本年度の早い時期に共同研究に着手する。水素ステーションなど関連設備に故障や異常が起きた場合、すぐに感知して分析、IoTを通じて関係機関に知らせる仕組みを整える。

 水素は金属をもろくするため保管や運搬などでの扱いが難しいとされる。県内に水素利用を根付かせ、水素社会を持続させるために、漏れや素材の劣化が見られないかなどを24時間監視する態勢を整え、安全を確保する必要がある。IoTを使った点検技術の開発は全国的に注目されており、特に目視による点検が困難な風力発電などの現場では活用が始まっている。水素分野の点検技術の開発が「福島発」で進めば、福島新エネ社会構想の柱の一つである水素社会の実現を全国的にアピールできる。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170403-00010001-minyu-l07

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