燃料電池ワールド Vol.2316 (2017/03/24 08:40)

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□燃料電池ワールド Vol.2316
■2017年03月24日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

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2017/02/23 ウエストバージニア大学、先端研究計画局エナジーから変換エネルギー技術のために125万ドルを授与される〈PT〉

〔訳注〕米国エネルギー省(United States Department of Energy)は、ウエストバージニア大学(West Virginia University)のエンジニアリング研究プロジェクトを、国のエネルギー製品ラインに明らかな影響を与える可能性の高い機会として選び出した。同大学は、エネルギー省の先端研究計画局エネルギー(Advanced Research Projects Agency-Energy:ARPA-E)から125万ドルを受け取っている。この助成金は、再生可能資源からエネルギー密度の密集した炭素中性液体燃料、すなわち大気中の二酸化炭素を増加させない燃料に電気エネルギーを変換するための技術を開発するために使われる予定である。ウエストバージニア大学は、REFUEL(Renewable Energy to Fuels through Utilization of Energy-Dense Liquids:REFUEL)プログラムを通して先端研究計画局エネルギーから助成金を授与された。化学・生体工学科の助教授Hanjing Tianは、マイクロ波プラズマ触媒作用を使って水素と窒素からアンモニアを合成する最先端の技術を開発する予定である。

2017/02/23 サステナブル・イノベーション社、米国エネルギー省のゼロ炭素燃料供給用の高効率水素圧縮機を開発する研究開発副賞を受賞〈PT〉

〔訳注〕イーストハーフフォード(EAST HARTFORD、コネチカット州)発:サステナブル・イノベーション社(Sustainable Innovations, Inc.)とそのパートナーであるグリーンウエイ・エナジー社(Greenway Energy)およびサバンナ・リバー国立研究所(Savannah River National Laboratory)は、高い信頼性と高効率のハイブリッド圧縮機に2つの最先端の水素圧縮機技術を組み合わせることで、それらの利点を最大化させるチームを組む。この重要な研究開発の活動は、水素燃料供給業界を悩ませている最も処理しにくい問題の一つに取り組む予定である。それは、自動車に搭載する貯蔵のために、いかにしてコスト効率よく水素を圧縮するか、ということである。これまでの圧縮機技術は、カリフォルニア州のようなより小さい燃料電池自動車市場に対応してきた。エネルギー省によると、機械式圧縮機の信頼性の低さは、機械式圧縮機が設計されていない水素ステーションの運転条件に関係している。サステナブル・イノベーション社の高効率電気化学水素コンプレッサーは、米国エネルギー省サバンナ・リバー国立研究所で以前に開発された先進技術を活用したグリーンウェイ・エナジー社の金属水素化物コンプレッサーと統合される。このプロジェクトは、エネルギー省エネルギー効率と再生可能エネルギー局(Office of Energy Efficiency and Renewable Energy:EERE)の副賞で資金供給されている。

2017/02/23 エア・リキード社、ニューヨーク州で水素ステーション・ネットワークを構築する準備を整える〈PT〉

〔訳注〕エア・リキード社(Air Liquide)は本日、ニューヨーク州のヘンプステッド町(Hempstead)とブルックリン区(Brooklyn)で計画されている2つの水素ステーションの位置を発表した。エア・リキード社は、ニューヨーク州の2つの新しい水素ステーションの長期賃貸借契約を結んだ。一つは、小売業と燃料販売を事業としているアップルグリーン社(Applegreen)で、ステーションはニューヨーク州のヘンプステッドにある。今ひとつは、ブルックリンにある水素ステーションの敷地確保と賃貸契約を結んだ。

2017/02/23 2016年に世界中で92の新しい水素燃料補給ステーション〈PT〉

〔訳注〕2016年には世界中で、92の新しい水素燃料補給ステーションが開設された。2017年1月現在、稼働中の水素燃料補給ステーションの総数は、今年初めに開設した4カ所を含む274である。これは、ドイツのシンクタンク、ルートヴィッヒ・ベルコウ・システムテクニック社(Ludwig-B〓lkow-Systemtechnik:LBST)と、認証会社テュフズード社(T〓V S〓D)のウェブサイト、H2stations.org の年次評価の結果である。92の新しいステーションのうち、83が一般にアクセス可能で、他はバスや艦隊の燃料補給に専念している。リストのトップは、45の新しいステーションを持つ日本で、北米では25が開所し、カリフォルニア州では20が開所した。

■2017年03月23日のWEB LINK NEWS
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2017/03/23 燃料電池自動車を納車 東北電、CO2削減へ導入(産経新聞)

 東北電力が導入した燃料電池車(FCV)の納車式が22日、仙台市青葉区の本店で開かれた。導入したのはトヨタ自動車の燃料電池車「MIRAI」1台。業務用車両として利用する。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170323-00000002-san-l04

2017/03/23 仙台で東北初の商用水素ステーション開業 隣接コンビニに供給も(産経新聞)

 燃料電池車(FCV)に燃料の水素を供給する東北初の商用水素ステーションが22日、仙台市宮城野区の県有地で開業した。

 産業ガス大手の岩谷産業が約1900平方メートルの敷地に整備した「イワタニ水素ステーション宮城仙台」は液化水素貯槽や水素圧縮機などを備える。1時間当たりFCV6台に水素の充填(じゅうてん)が可能。県は県有地を20年間貸し付け、整備費の一部3億8千万円を補助する。

 また、隣接地にはセブン?イレブン・ジャパンが水素エネルギー利活用型のコンビニエンスストア「セブン?イレブン仙台幸町4丁目店」を整備し、23日にオープンする。

 水素ステーションから供給される水素で稼働する燃料電池を設置。店舗で使用する電力の1割を賄う。災害などでの停電時にFCVの電力を活用する非常用給電設備も設ける。

 開所式で岩谷産業の野村雅男社長は「ステーションは東北の水素供給ネットワークの構築に向けた第一歩になる」と述べた。県は水素エネルギーの利活用推進を「創造的復興」の柱と位置づけており、村井嘉浩知事は「一帯が水素エネルギーの普及拠点となるよう力を合わせていきたい」と語った。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170323-00000001-san-l04

2017/03/23 東北初の水素ステーションが完成=宮城県〔地域〕(時事通信)

 県は15年6月、「みやぎ水素エネルギー利活用推進ビジョン」を策定。16年には燃料電池自動車(FCV)を導入した。県によると、県内のFCVは3月末見込みで、県保有の5台と、東北電力などが導入した6台の計11台。県は17年度末までに20台程度まで増えると見通すが、村井知事は「まだまだ足りない。台数を増やすことが(水素普及に)なにより重要だ」と話している。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170323-00000040-jij-soci

2017/03/23 パナソニック、家庭用燃料電池が累計生産10万台突破(時事通信)

 パナソニックは23日、都市ガスなどから電気やお湯を作る家庭用燃料電池「エネファーム」の累計生産台数が2008年の生産開始以降、10万台を突破したと発表した。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170323-00000043-jijc-biz

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