燃料電池ワールド Vol.2314 (2017/03/22 08:53)

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□燃料電池ワールド Vol.2314
■2017年03月22日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

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2017/02/21 エヌ・イー・エル水素ソリューションズ社、ロイヤル・ダッチ・シェル社によるカリフォルニア州の複数の水素燃料供給ステーションのために枠組み契約を受注〈PT〉

〔訳注〕オスロ(Oslo)発:オランダのエヌ・イー・エル社(Nel ASA)の一部門であるエヌ・イー・エル水素ソリューションズ社(Nel Hydrogen Solutions)は、トヨタ自動車(Toyota Motor Corp)と提携しているロイヤル・ダッチ・シェル社(Royal Dutch Shell Plc)のためにカリフォルニア州のH2ステーション(H2Station)水素燃料供給ステーションの供給、建設、管理の枠組み契約(framework contract)を締結した。カリフォルニア州エネルギー委員会(California Energy Commission:CEC)は2月17日、資金提供公募(Grant Funding Opportunity)のための提案告知通知(Notice of Proposed Awards:NOPA)を発表した。提案告知通知の発表に続いてエヌ・イー・エル社とシェル社は、カリフォルニア州のH2ステーション水素燃料供給ステーションの独占的な供給、建設、管理の枠組み契約を結んだ。

2017/02/22 水素ドローンの第2世代:ハイドローン1800を紹介

〔訳注〕アブダビ(ABU DHABI、アラブ首長国連邦)発:国際防衛展示会・会議(International Defense Exhibition and Conference:IDEX 2017)は19日、アブダビ・ナショナル展示センター(Abu Dhabi national exhibition center)で開幕した。展示会では、中国宇宙航空技術輸出入公司(CATIC:China National Aero-Technology Import & Export Corporation)と共同で、工業用そして軍事用のドローン(drone)の世界的なリーダーで最初の水素ドローンの開発者であるマイクロ・マルチコプター航空技術社(Micro Multi Copters Aero Technology Co., Inc.:MMC)が、軍用に設計されたハイドローン1800(HyDrone 1800)の次世代水素技術を発表した。優秀な製品はすぐに評判を呼び、訪問者の絶え間のない流れを引きつけた。炭素繊維のハイドローン1800は、ほぼ破壊不可能な航空機である。ハイドローン1800の水素燃料電池技術は、4時間の飛行耐用性またはMMC社の限界技術(tethered technology)と組み合わせると50時間以上の飛行耐用性を提供する。高度限界は4500メートル、積載能力は最大5kgを達成している。

2017/02/22 4ストローク・エンジン・サイクル、メタンから水素を生成し、CO2を捕捉する

〔訳注〕ジョージア・テック(Georgia Tech)発:内燃機関が内燃機関でないのはいつだろう。それは、利用できる天然ガス供給があるところならどこでも、内燃機関が、燃料電池で発電するために水素を利用可能にする組立式改質反応器に変わったときである。100年前の4ストローク・エンジン・サイクルに触媒、水素分離膜および二酸化炭素吸着剤を追加することで、研究者は、具体的な需要を満たすために規模を拡大縮小できる一つの工程で、比較的低温でグリーン燃料を製造する実験室規模の水素改質システムを実証した。これは、定置用燃料電池または近隣の発電所、天然ガス自動車の発電および電力生産、公営バスまたは他の水素ベースの自動車の燃料供給、太陽光発電などの間欠的な再生可能エネルギー源を補うために、使用する時点で水素を提供できる。CO2/H2活性膜ピストン(CO2/H2 Active Membrane Piston:CHAMP)反応装置と呼ばれるこの装置は、これまでの水蒸気改質プロセスよりもはるかに低い温度で作動し、実質的に水分を消費せず、メタノール(methanol)またはバイオ由来の材料でも作動する可能性がある。それはまた、二酸化炭素排出を捕捉し、濃縮する。二酸化炭素の排出は現在、二次的な利用ができないが、将来は変化する可能性がある。毎分数千回転で働く従来のエンジンと違って、反応装置の規模と必要な水素製造速度に応じて、反応装置は1分当たりわずか数サイクルで動作するか、またはよりゆっくりと動作する。燃料が燃焼しないので、スパークプラグは存在しない。

■2017年03月21日のWEB LINK NEWS
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2017/03/21 21日の朝刊(都内最終版)☆2(時事通信)
【日刊自動車】
◆山梨に「水素センター」 技術進化に役立て 人材の育成も 経産省(2) 
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170321-00000001-jijnb_he-bus_all

2017/03/21 日独で第4次産業革命に向けた「ハノーバー宣言」採択、9項目で協力へ(MONOist)
●新たに自動車を重点領域と位置付け

 従来の6項目の枠組みに対し、今回項目として新たに加わったのが「プラットフォーム」「自動車産業」「情報通信分野の協力」である。この内「プラットフォーム」としては、官民共同組織である日本のロボット革命イニシアティブ協議会とドイツのプラットフォームインダストリー4.0が協力を進めており、既に進んでいる領域である。

 新たに入った項目では「自動車産業」を取り上げたのが特徴的だ。具体的にはこの自動車産業に向けた取り組みで、新たな「電動モビリティ・自動運転・コネクテッドカーなどに関する覚書」を締結した。この覚書での協力分野としては8項目が挙げられている。
1. 電動モビリティ、次世代充電システム
2. 特に水素・燃料電池をベースとした、他の代替車両
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170321-00000032-it_monoist-ind

2017/03/21 豊田通商など、太陽光由来水素をFCフォークリフトで活用…トヨタ自動車九州で事業開始(レスポンス)

 豊田通商、福岡県、トヨタ自動車九州、九電テクノシステムズの4者は3月21日、太陽光発電で製造したCO2フリー水素を燃料電池(FC)フォークリフトで活用する事業を開始した。

 4者は、2016年6月に経済産業省の「平成28年度地産地消型再生可能エネルギー面的利用等推進事業費補助金(エネルギーシステムモデル構築事業)」に採択されたことを受け、トヨタ自動車九州宮田工場内に低炭素な水素サプライチェーンの産業モデル構築を推進。工場内に設置した太陽光発電を利用し、水を電気分解して製造したCO2フリー水素を貯蔵・輸送・供給する一貫システムを整備、FCフォークリフトや定置用FCで利用する計画だ。なお、太陽光由来水素を工場のFCフォークリフトで利活用するのは全国初の取組となる。

 同事業では来年度、展示施設の照明などの電力や入浴施設に熱を供給する定置用FCを新たに設置。さらに用途や利用時間帯の異なる複雑なエネルギー需給をマネジメントするEMS機能拡張、将来の多拠点展開を想定した再エネ利用最適化システムを追加する予定だ。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170321-00000023-rps-bus_all

2017/03/21 スズキ、FCスクーターの公道走行を開始… バーグマン フューエルセル(レスポンス)

 スズキは3月21日、車両型式等認定を受けた燃料電池二輪車『バーグマンフューエルセル』でナンバープレートを取得し、公道走行を開始すると発表した。

 バーグマンフューエルセルは、街乗り向けのスクーター「バーグマン200」をベースに、軽量・コンパクトな空冷式燃料電池を搭載。700気圧圧縮水素タンクをフレーム内にレイアウト、リヤホイールに高出力インホイールモーターを内蔵し、従来のスクーター同様のスタイルを保っている。

 モーター駆動用の主電力に燃料電池を使用し、最高出力4.5kW、最大トルク23Nm、最高速度は75km/h。燃費向上のために、リチウムイオン二次電池を搭載するハイブリッドシステムを採用し、航続距離(60km/h定地走行)は120kmを実現している。

 スズキは、昨年2月に国土交通省が公布・施行した道路運送車両法の燃料電池二輪車に関する保安基準に基づきバーグマンフューエルセルの車両型式を申請し、同年8月に型式認定を受けた。今年3月に18台のバーグマンフューエルセルのナンバープレートを取得し、公道走行を開始し、燃料電池二輪車の市場性の確認を行う。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170321-00000030-rps-ind

2017/03/21 スズキ、水素スクーターが公道に=日本初、社員通勤などに18台(時事通信)

 スズキは21日、水素で走るスクーター18台が公道走行を始めたと発表した。燃料電池二輪車の公道走行は日本初という。スズキ社員らが同日から神奈川、静岡、福岡の各県で通勤などに使用。2019年3月まで性能や使い勝手を確認し、市販の可能性を探る。

 水素スクーターの名称は「バーグマン フューエルセル」。市販しているスクーターに燃料電池システムと水素タンクを搭載した。圧縮水素でタンクをいっぱいにすると、時速60キロで120キロ走れ、満タンにするのにかかる水素燃料代は400円程度という。燃料電池は、スズキが英国企業と設立した合弁会社が製造した。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170321-00000125-jij-bus_all

2017/03/21 会津を教育・地方創生の先進地へ 産学官連携でプロジェクト発足(福島民友新聞)

 ゼビオホールディングス(郡山市、諸橋友良社長)や猪苗代町、会津若松市は18日、同町で「みらいなこどもプロジェクト」の発足全体会を開き、産学官が連携し会津地域の多様な魅力を生かした最先端の教育・地方創生モデルづくりをスタートさせた。

 教育施設に再生可能エネルギーや水素を利活用する実証実験や、子どもの農業体験のマッチングなど教育に関わる各種事業が発表された。

 全体会で清水建設は、将来の教育・観光施設で再生エネルギーと水素エネルギーを利活用するため、猪苗代町の志田浜で実証実験を行ったことを報告。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170321-00010002-minyu-l07

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