燃料電池ワールド Vol.2299 (2017/02/28 08:30)

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□燃料電池ワールド Vol.2299
■2017年02月28日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

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■世界のヘッドライン〈PT→ http://merumaga.fuelcellworld.jp/index.php?QBlog
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2017/02/06 紙を使ってよりよい燃料電池を構築する〈PT〉

〔訳注〕電流の生成をバクテリアに依存する微生物燃料電池(microbial fuel cells)の背後にある考えは、一世紀以上古いものである。しかし、その考えを利用可能なツールに変えることは長いプロセスだった。微生物燃料電池またはMFCsは本日、これまで以上に有望になっている。が、それらの採用が広がる以前に、それらは安く、より効率的であることが必要だ。ロチェスター大学(University of Rochester)の研究者は、これらの目的に向けて重要な前進を行った。化学教授のカラ・ブレン(Kara Bren)と博士研究員のピーター・ラムバーグ(Peter Lamberg)は、廃水中のバクテリアに依存している燃料電池で、普通の家庭用材料、つまり紙(paper)を使用する電極を開発した。

2017/02/06 商用車共有サービスの一環として、シンビオ社燃料電池バンは現在、パリで仕事に利用できる〈PT〉

〔訳注〕ほとんどの商人や職人が軽量電気自動車の選択を遅らせる理由は、彼らの会社に充電設備や新車購入の投資、使用密度の低さといったインフラが欠如していることが原因である。この取り組みでは、そして、大気汚染を克服する計画の一環として、パリ市庁舎(La Ville de Paris)は商人や職人のために代替自動車サービスを導入した。VULepartag〓sプロジェクトは、欧州初の、そして汚染車両に対するパリ(Paris)の新しい交通規則適応の意義ある前進である。カングーH2ーZE(Kangoo H2-ZE)を含む10台のゼロ・エミッション軽量商用自動車は、モントルゲイユ(Montorgueil)地区の5つのステーションで利用できる。

2017/02/06 水素燃料補給ネットワーク、アナハイム・ステーションを歓迎〈PT〉

〔訳注〕アナハイム(Anaheim)ステーションが今、イースト・ラ・パルマ(East La Palma)3731で開設した。これは、カリフォルニア州の人々に、石油燃料自動車を水素燃料電池電気自動車に置き換える必要性を考える燃料選択を提供している。全電気プラグイン自動車を含む燃料電池自動車は、スモッグを形成する汚染物質を放出しない。彼らは、カリフォルニア州のグリーンハウス・ガス排出の削減を助ける。温室効果ガスの排出は、地球を暖かくし、気候を変える。

■2017年02月27日のWEB LINK NEWS
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2017/02/27 住宅リノベーションでCO2減、積水ハウスと大阪ガスが実証へ 社員家族が長期居住実験(SankeiBiz)

 政府は、家庭から排出される二酸化炭素(CO2)の排出量を削減するため、新築住宅についてはZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の普及に力を入れている。こうした中、地球温暖化対策の鍵を握るのは6000万戸に上る既存住宅だ。約3分の2は断熱性が著しく劣るといわれ、省エネ性が低いからだ。それを踏まえ積水ハウスと大阪ガスは、既存住宅をリノベーションしてCO2排出量のゼロとゼロエネルギー達成を実証する2019年3月までの長期居住実験に乗り出した。

 両社は11?14年にかけて共同で新築住宅を対象にした居住実験を実施。燃料電池と太陽電池、蓄電池を最適制御することによって、新築住宅でのCO2排出量を通年ゼロにすることを日本で初めて実証した。

 今回の実験は、この物件(奈良県王寺町、2階建てで延べ床面積は139平方メートル)を活用して大阪ガスの社員家族、3人が暮らしながら行う。

 リノベーションに要した費用は約2000万円。窓を真空複層ガラスに交換して、1階の床下と2階天井裏を追加することで断熱性を約12%向上させた。

 また、居室ごとの空調方式から室間の温度が小さい全館空調に変更。居住者が転居せずに工事ができる範囲で、ゼロエネルギーを目指す。

 新築の実験時に比べ大きく進化した“インフラ”は燃料電池だ。従来は家庭内の使用電力に合わせて発電していたが、今回は蓄電池が不要となり常に700ワットで稼働させることができるため、効率性は向上した。使われなかった電気は電力会社に売電する仕組みだ。

 定格運転で増えた熱については、給湯に加え空調にも活用する。例えば夏場であればデシカント換気システムに送って除湿した空気をつくり、エアコンの負荷低減につなげる。冬場は床暖房に回すことで、室内の垂直温度差を縮めていく。大阪ガス・スマートエネルギーハウスグループの秋岡尚克副課長は「どの程度の量を空調利用できるのか、実験を通じて確認していきたい」と話す。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170226-00000019-fsi-bus_all

2017/02/27 家庭の省エネを初期費用ゼロで、電気代の節約分で冷蔵庫を買い替え(スマートジャパン)

 低炭素社会の実現手法を研究・提案する科学技術振興機構(JST)が東京大学と静岡ガスの3者共同で、「電気代そのまま払い」と呼ぶ社会実証プロジェクトを静岡県の三島市で実施している。市内の2世帯を対象に、リース契約で最新の冷蔵庫に買い替えてもらい省エネ効果と電気代の節約額を検証する(図1)。初期費用ゼロで冷蔵庫の消費電力量を大幅に削減することが目的だ。

 JSTは静岡県内の社会実証に先立って、全国の一般家庭を対象に2013年にアンケート調査を実施した。その結果を見ると、「電気代そのまま払い」を適用することで、省エネ効果の高い製品の買い替えが進む。冷蔵庫では52%から77%へ、LED電球は19%から71%へ大幅に増える(図6)。

 さらにガスで電力と温水を作る燃料電池の導入意向も37%から69%へ高まる。家庭用の燃料電池「エネファーム」は国の補助金を受けても導入費用が100万円ほどかかる。初期投資ゼロで導入できれば、普及スピードが加速することは間違いない。今後はJSTが金融機関などの協力を得てファンドを設立して、「電気代そのまま払い」の事業スキームを全国に展開する構想もある。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170224-00000005-biz_it_sj-bus_all

2017/02/27 岩谷産業、東京ベイエリアに水素ステーションを開設…FCバスにも対応(レスポンス)

 岩谷産業は、「イワタニ水素ステーション 東京有明」を3月6日、江東区有明1丁目にオープンすると発表した。

 イワタニ水素ステーション 東京有明は、燃料電池自動車だけでなく、燃料電池バスへの充填にも対応。2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて、東京都が導入を進めている燃料電池バスへの水素供給拠点の1つとして開設する。

 なお、同水素ステーションの詳細については、3月16日に予定している開所式にて発表する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170227-00000010-rps-ind

2017/02/27 燃料にもこだわるトヨタの“究極のエコカー”戦略、「低炭素水素」供給網構築へ(日刊工業新聞電子版)
愛知県・中電などと連携

 トヨタ自動車は愛知県などと、製造過程で二酸化炭素(CO2)をほぼ出さない「低炭素水素」の供給網構築で連携する。再生可能エネルギー由来の電気やガスを既存の電力網・導管で運び、工場など利用場所の近くで水素をつくることで、水素の製造から利用までのCO2排出を極力抑える。走行時にCO2を出さない燃料電池車(FCV)に加え、その燃料となる水素の製造段階でもCO2の排出を減らし、低炭素社会の実現を急ぐ。

 水素はガス改質や水の電気分解でつくる。低炭素社会の実現にはガスや電気の製造過程でのCO2排出削減が課題だ。現状では水素の輸送段階でも車両から排ガスが出る。

 トヨタなどはゴミ焼却時に出る蒸気で発電する「ゴミ発電」や、下水処理で発生するメタンガスなど廃棄物由来の再生可能エネルギーを活用する。再生エネでつくった電気やガスを既存の電線や都市ガス導管に通し、水素利用場所に送る仕組みを構築。CO2削減だけでなく、水素輸送費の低減も目指す。

 愛知県が調整役となり、ゴミ処理施設のある豊田市、下水処理場を持つ知多市、電力・ガス網を有する中部電力、東邦ガスなどと連携。このモデルを「あいち低炭素水素サプライチェーン」として、低炭素水素を公的に認証する制度を検討する。トヨタは工場内に自前の水素製造設備の建設を検討する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170227-00010001-nkogyo-ind

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆FC EXPO 2017?第13回[国際]水素・燃料電池展?【再掲】
◇会 期:3月1日(水)?3日(金)
◇会 場:東京ビッグサイト
◇主 催:リード エグジビション ジャパン 株式会社
◇共 催:水素エネルギー協会(HESS)、燃料電池開発情報センター(FCDIC)
◇詳細は、http://www.fcexpo.jp/

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