燃料電池ワールド Vol.2295 (2017/02/22 08:30)

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□燃料電池ワールド Vol.2295
■2017年02月22日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

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    TEL:042・765・8800 http://www.chemix.co.jp/
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■燃料電池関連イベント
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☆FC EXPO 2017?第13回[国際]水素・燃料電池展?【再掲】
◇会 期:3月1日(水)?3日(金)
◇会 場:東京ビッグサイト
◇主 催:リード エグジビション ジャパン 株式会社
◇共 催:水素エネルギー協会(HESS)、燃料電池開発情報センター(FCDIC)
◇詳細は、http://www.fcexpo.jp/

■世界のヘッドライン〈PT→ http://merumaga.fuelcellworld.jp/index.php?QBlog
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2017/01/31 トヨタ、元町工場で燃料電池フォークリフトの使用を開始〈PT〉

〔訳注〕豊田市(Toyota City、日本)発:トヨタ自動車(Toyota Motor Corporation)は本日、愛知県豊田市の元町工場で、豊田自動織機株式会社(Toyota Industries Corporation)が製造した燃料電池フォークリフトを2台、1月31日から使用すると発表した。トヨタは既存の従来型工場のCO2排出量を削減するために、2017年は2基、2018年は約20基、2020年には170〜180基の目標に達する予定である。

2017/01/31 ゲンセル社、サンディエゴ・ガス&エレクトリック社のパートナーになる〈PT〉

〔訳注〕サンディエゴ(San Diego、アメリカ)発:宇宙技術の燃料電池は、既存のバックアップ電源を最大で10倍に長くする。イスラエルに本社を置く燃料電池の開発・製造企業のゲンセル社(GenCell)は、北米の有力エネルギー会社のサンディエゴ・ガス&エレクトリック社(San Diego Gas & Electric:SDG&E)との戦略的提携を発表した。サンディエゴに本社を置くエネルギー会社は昨年、ゲンセル社と協力して、燃料電池が如何にして米国で最もクリーンで安全で信頼性の高いエネルギー会社になれるか、を試験した。

■2017年02月21日のWEB LINK NEWS
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2017/02/21 ホンダがモーターを日立に外注、脱自前主義を加速する理由(ダイヤモンド・オンライン)

 ホンダが日立オートモティブシステムズとモーター事業で提携した。自前主義を貫いてきたホンダだが、ここ最近、企業との提携が相次いでいる。電動化といった新技術の台頭で、単独での開発はもはや不可能だからだ。開発効率を重視する中で、既存のサプライヤーとの関係性にも変化が生じている。

 ホンダは、日立オートモティブシステムズと電動車両用のモーターの開発・生産を担う合弁会社を設立する。

 モーターで提携する最大の狙いは、量産効果によるコストダウンだ。ホンダは、現在、モーターを全て内製しており、モーターの開発力にも自負がある。例えば、大同特殊鋼と開発した重希土類完全フリーモーターを新型「フリード」に採用するなど、新技術の導入にも積極的だ。

 それでも、ホンダは調達戦略を大転換した。ホンダは2030年までに販売台数の3分の2を電動化対応車にする目標を掲げる。モーターのさらなる増産は必須だが、単独で設備投資をするのは、大きな負担になる。そこで、「量産技術を持つ日立と提携することで競争力のあるモーターを作りたい」(八郷隆弘・ホンダ社長)というわけだ。今回の合弁会社で生産するモーターは、ホンダにとどまらず外販することを視野に入れている。競合他社にも供給が進めば、大きなスケールメリットを手にすることができるのだ。

 現在、日立オートモティブは、米ゼネラル・モーターズ(GM)にモーターを供給しており、そのGMとホンダは燃料電池車での協業を行っている。「そうした3社の関係性から今回の提携につながったのではないか」と、佃モビリティ総研の佃義夫代表は推察する。
● 「非競争領域」で相次ぐ提携ラッシュ

 ここにきて、「自前主義」を貫いてきたホンダが提携戦略を加速させている。米グーグルから独立したウェイモと自動運転分野での協業、GMと燃料電池システム事業の生産合弁会社を設立するなど、ここ半年ほどで六つもの大型提携が相次いでいるのだ。

 その背景には、自動車を取り巻く環境の激変がある。自動運転や電動化といった新技術が台頭する中で、メーカー一社で全てをカバーすることはもはや不可能だ。ホンダは、独自技術で戦える「競争領域」と競合との差別化が難しい「非競争領域」の選別を進めており、非競争領域での技術のオープン化や調達・生産の効率化を進めている。東海東京調査センターの杉浦誠司シニアアナリストは「八郷体制になって、今まで温めていた提携が、ここにきて一気に表面化した」と、ホンダの方針転換を評価する。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20170221-00118557-diamond-bus_all

2017/02/21 光合成反応の過程を詳細解明 岡山大グループ、英科学誌に発表(山陽新聞デジタル)

 岡山大の沈建仁教授(生化学)、菅倫寛助教(構造生物学)らの研究グループは、植物の光合成の過程で水が酸素と水素イオンに分解される仕組みを従来より詳細に解明し、21日付の英科学誌ネイチャーに発表した。太陽光を使って、水から燃料電池の原料などになる水素を生み出す「人工光合成」の実現に向けた研究に役立つと期待される。

 今回は、触媒部分の小さな結晶を作り、光合成を促す閃光(せんこう)を当てる手法で水分解のプロセスを解析。酸素発生直前の二つの酸素原子が近づいた状態を、エックス線を使った特殊装置で確認した。触媒の中に水分子が取り込まれることや水を分解する反応が起きる詳しい場所も突き止めた。

 今回を含めた一連の研究成果を基に、葉緑体のタンパク質の構造を人工的に再現できる可能性がある。グループは「光合成反応の核心が明らかになった」としている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170221-00010000-sanyo-sctch

2017/02/21 トヨタとシェル、米カリフォルニア州での水素ステーション網拡充で協力(レスポンス)

 トヨタ自動車とシェルは、燃料電池自動車(FCV)普及に向け、米国カリフォルニア州における水素ステーション網の拡充で協力すると発表した。

 2月17日(現地時間)、カリフォルニアエネルギー委員会が補助金交付先提案書(NOPA)を公表。シェルは既存ガソリンスタンド7か所への水素充填設備導入を進めていくが、合計1636万2500米ドル(約18億5000万円)の補助金が、正式承認に向け提案された。今回のNOPAは、低炭素燃料・技術のさらなる普及に向けた取り組みにおける、重要な一歩であり、トヨタは今回の協力において、当該水素充填設備の運営に対し資金面での支援を行う。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170221-00000018-rps-bus_all

2017/02/21 大手石油シェルがトヨタと連携、米加州で水素ステーション整備へ(Bloomberg)

 英蘭系石油会社のロイヤル・ダッチ・シェルは米カリフォルニア州でトヨタ自動車と協力し、燃料電池車(FCV)向け水素インフラ整備に乗り出す。加州の約1640万ドル(約18.5億円)の補助事業の一環として、既存のガソリンスタンド7カ所に水素充てん設備を整備する見込み。

 水素インフラ整備計画が遅れていた加州にとって、7年内に水素ステーション100基設置の目標の達成へ一歩前進となる。現状は25基。カリフォルニア・エネルギー諮問委員会のジャネア・スコット氏は「高い関心があることを大企業が示しており、水素市場は急速に進展しようとしている」とコメントした。

 シェルもまた、化石燃料に頼らない経営戦略に移行しつつある。最高財務責任者(CFO)のシモン・ヘンリー氏は昨年11月、石油需要は5年内にもピークに達する可能性に触れていた。6基の水素ステーションを運営しており、うち4基がドイツ、2基が米ロサンゼルス郊外にある。今月22日には英ロンドンのヒースロー空港近郊に7基目を開設する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170221-22603000-bloom_st-bus_all

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