燃料電池ワールド Vol.2280 (2017/02/01 08:30)

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□燃料電池ワールド Vol.2280
■2017年02月01日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

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    TEL:042・765・8800 http://www.chemix.co.jp/
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■燃料電池関連イベント
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☆【リマインド】九州水素・燃料電池フォーラム/水素先端世界フォーラム2017
   ?最終のご案内。今からでも参加可能です!?【再掲】

 2月2日(木)、国内外の第一線の団体や研究者などが一堂に会する「九州水素・燃料電池フォーラム/水素先端世界フォーラム2017」を開催します。

 今回は、昨年度まで別日に開催していた「九州水素・燃料電池フォーラム」と「水素先端世界フォーラム」が連携し、同日開催いたします。

 また、本フォーラムは九州大学エネルギー研究教育機構主催の「エネルギーweek」(1/30?2/3)中のサテライトイベントとしても位置付けられており、産官学一体となったより広範囲で深い水素関連動向を提供いたします。

 本年度は、米国エネルギー省(DOE)や経済産業省資源エネルギー庁から水素エネルギー普及への取り組みを講演いただく他、米国・欧州・国内の最前線で活躍されている講師陣から、FCVや燃料電池フォークリフト、水素材料、再生可能エネルギー由来水素製造に関する取り組みについて講演をいただきます。

 さらに、会場前では、九州内自治体や九州の水素関連事業者によるパネル展示、FCV(トヨタ MIRAI、ホンダ クラリティ)の展示などを行います。

 翌日の2月3日(金)には、九州大学伊都キャンパスにて、世界各地の研究者が最新の研究開発成果を発表し、来るべき水素社会の展望について議論を行っていきます。

 両日・両フォーラムとも、参加費は無料です。水素ビジネス・水素エネルギー研究に関する世界最先端の情報を入手する絶好の機会です。
 多くのみなさまの参加をお待ちしています。
【プログラム概要 1】
◇日 時:2月2日(木)
◇場 所:アクロス福岡 イベントホール(福岡市中央区天神1-1-1)

 ※同時通訳あり(九州水素・燃料電池フォーラムは英語→日本語のみ)
◇参加費:入場無料(レセプションは別途)
 ※当日の受付時に、名刺を2枚ご持参ください。
○九州水素・燃料電池フォーラム 9:30-12:40
講演
「水素エネルギーの現状と将来展望」
   佐々木一成氏(九州大学水素エネルギー国際研究センター)
「水素社会の実現に向けた取組みの加速」
   山澄克氏 (経済産業省資源エネルギー庁)
「九州地域での水素関連プラットフォーム構築に向けて」

    庵原一水氏(デロイトトーマツコンサルティング合同会社パブリックセクター)「BIG HIT Project.Building Innovative Green Hydrogen systems in an Isolated Territory: a pilot for Europe」
   Mr. Jesus Simon Romeo(Aragon Hydrogen Foundation)
「福岡県の水素エネルギーへの取組みについて」
   牛島英典氏(福岡県商工部)
「福岡市水素リーダー都市プロジェクト」
   今村寛氏(福岡市経済観光文化局)
「産業技術総合研究所 福島再生可能エネルギー研究所での水素関連技術開発」

   古谷博秀氏(産業技術総合研究所福島再生可能エネルギー研究所)「持続可能な低炭素社会に向けたトヨタチャレンジ2050の紹介と達成に向けた水素の役割とポテンシャル及び九州への期待」
   広瀬雄彦氏(トヨタ自動車株式会社先進技術統括部)
○水素先端世界フォーラム2017 14:00-16:45
講演
「「水素社会」は来るのか?NEDOの研究開発の最前線?」

   松本真太郎氏(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)「Recent advances in hydrogen and fuel cell technologies and remaining challenges」
   Mr.Charles James Jr.(米国エネルギー省)
「水素社会実現に向けたJXの取組み」
   和久俊雄氏(JXエネルギー株式会社 水素事業推進部)
「Hydrogen Compatibility of Polymers Program Overview」

   Mr.Kevin L.Simmons(パシフィック・ノースウェスト・ナショナル・ラボラトリー,米国エネルギー省)
「Hondaの新型燃料電池自動車「CLARITY FUEL CELL」の紹介と水素社会実現への取組みについて」
   清水潔氏(株式会社本田技術研究所四輪R&Dセンター)
「燃料電池フォークリフトの取組み」
   鈴木宏紀氏(株式会社豊田自動織機 技術・開発本部)

   杉村丈一氏(国立大学法人九州大学水素材料先端科学研究センター)
 他
○合同交流会 17:00-18:30 最大150名程度;参加費 2,000円/人【プログラム概要 2】
◇日 時:2月3日(金)
◇場 所:九州大学椎木講堂、I2CNER第二研究棟(福岡市西区元岡744)
◇参加費:入場無料

 世界各国の研究者、HYDROGENIUS各研究部門等の研究者による研究発表
 ※言語:英語(※同時通訳なし)
【申込み・問合せ】申し込みは下記URLを参照ください。
http://hydrogenius.kyushu-u.ac.jp/ci/event/ihdf2017/ihdf2017_reg.html

 その他フォーラムに関する詳細は、以下の問合せ先までご連絡ください。
<九州水素・燃料電池フォーラム運営事務局>
デロイト トーマツ コンサルティング合同会社 福岡オフィス
 担当:西村、川野 Tel:092?751?1321
 URL http://www.kyushu.meti.go.jp/press/1701/170112_2.html
<水素先端世界フォーラム2017運営事務局>
九州大学水素材料先端科学研究センター 研究企画室
 Tel:092?802?3927

 URL http://hydrogenius.kyushu-u.ac.jp/ci/event/ihdf2017/index.html

■世界のヘッドライン〈PT→ http://merumaga.fuelcellworld.jp/index.php?QBlog
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2017/01/17 カリフォルニア州の温室効果ガス、ツルー・ゼロ水素ネットワークに支援されて燃料電池自動車による230万ポンド以上の削減を達成した〈PT〉

〔訳注〕アーバイン(IRVINE、カリフォルニア州)発:「ツルー・ゼロ(True Zero)水素充填ステーションからの燃料は2016年に、カリフォルニア州で370万回以上のゼロ・エミッション燃料電池自動車の動力を供給し、230万ポンド以上の温室効果ガスを削除した。それは、ディズニーランド(Disneyland)の9倍の森林を植栽するのに等しい温室効果ガスである」と本日、ツルー・ゼロの親会社であるファーストエレメント・フュエル社(FirstElement Fuel)の最高経営責任者ジョエル・エバニック(Joel Ewanick)は説明した。

2017/01/17 トヨタ、アラブ首長国連邦における水素社会創生のための共同研究に参加〈PT〉

〔訳注〕ドバイ(DUBAI、アラブ首長国連邦)発:トヨタ自動車(Toyota Motor Corporation)は、持続可能な低炭素社会の創造をめざすアラブ首長国連邦(United Arab Emirates:UAE)の水素エネルギー使用の可能性を調べるために、アスダール(Masdar)、アブダビ国営石油会社(Abu Dhabi National Oil Company:ADNOC)、エア・リキード社(Air Liquide)、トヨタのディーラーであるアル・フュタイム・モーターズ社(Al-Futtaim Motors)との共同研究に合意した。この協定は、アラブ首長国連邦の首都アブダビ(Abu Dhabi)で開催されたアブダビ持続可能性週間(Abu Dhabi Sustainability Week:ADSW)で1月16日に発表された。

2017/01/17 パワーセル社と、エービービー社を含むコンソーシアム、海洋燃料電池システムを開発するためにEUの資金を授与〈PT〉

〔訳注〕主要な北欧の燃料電池企業であるパワーセル・スウェーデン社(PowerCell Sweden AB)は現在、パワーセルS3(PowerCell S3)に基礎を置く燃料電池システムの開発のために欧州連合(EU)の資金提供を受けているコンソーシアムの一員である。このシステムは、海洋用途で統合され、試験される。すでに伝えられているように、パワーセル・スウェーデン社はマランダ・コンソーシアム(MARANDA consortium)の他のパートナーとともに海洋環境下の燃料電池システムを開発するために、EUの燃料電池水素共同実施機構(Fuel Cells and Hydrogen 2 Joint Undertaking)プログラムを通してEUの資金援助を申請した。この申請は現在、資金調達が認められている。マランダ・コンソーシアムは、2ユニットのパワーセルS3燃料電池スタックを備えた完全で競走力のある燃料電池システムを開発する予定である。

■2017年01月31日のWEB LINK NEWS
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2017/01/31 ホンダ:米GMと合弁子会社設立、燃料電池システムを共同生産へ(Bloomberg)

 ホンダは31日、米ゼネラルモーターズ(GM)と燃料電池(FC)システムの生産を行う合弁子会社を設立したと発表した。米デトロイトにあるGMの工場で2020年に生産を開始する。

 ホンダとGMは、13年の基本合意に基づき次世代FCシステムと水素貯蔵技術の共同開発をしており、新会社の設立により生産段階でも部品の共通化などを通じてコスト低減を図る。4250万ドル(約49億円)ずつ出資し、新会社では約100人の新規雇用を見込む。生産したFCシステムは、両社が将来発売する燃料電池車に搭載する。

 新会社は「フューエル・セルシステム・マニュファクチャリング」。経営は両社が指名する取締役3人が担い、社長と副社長は両社が2年ごとに持ち回りで受け持つ。ホンダの神子柴寿昭北米本部長は、専門領域におけるノウハウを提供し小型で低コストなシステム開発に取り組んできた結果、新しい価値を創造するシステムを共同で量産する段階に至ったと発表文書でコメントした。
「究極のモビリティ」

 ホンダは、16年にFCV「クラリティフューエルセル」を国内発売し、先月から米国での納車を開始。これまでに日米欧で合計118台を販売している。30年には全世界での販売台数の3分の2を電動化車両とする目標を掲げており、FCVを環境対応の「究極のモビリティ」と位置づけている。新会社発足に伴い、現在国内で生産するFCシステムは米国に移す。

 GMはFCVの市販はしていないが、燃料電池分野の特許数は全企業中トップとなっている。GMの燃料電池ビジネス担当ディレクター、チャーリー・フリース氏は、両社の共同開発で貴金属の使用量を大幅に削減しており、サイズも質量も小さい低コストのシステムが実現すると発表文で述べた。
現在は700万円超

 走行段階でのCO2排出量ゼロのFCVは、電気自動車(EV)と並ぶ究極のエコカーと位置づけられ、世界の自動車メーカーで開発が進んでいる。量産市販車として世界初のFCVとなったトヨタの「ミライ」は、4人乗りセダン車で723万6000円。ホンダのクラリティは5人乗りセダン車で766万円。経済産業省のロードマップでは25年までにFCV価格をハイブリッド車(HV)並みに下げることを目指している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170131-57920000-bloom_st-bus_all

2017/01/31 トヨタ、元町工場で燃料電池フォークリフト2台の運用開始(Impress Watch)

 トヨタ自動車は1月31日、元町工場(愛知県豊田市)に豊田自動織機製の燃料電池フォークリフト(FCフォークリフト)を2台導入し、同日から運用を開始した。

 水素を燃料として発電して稼働するFCフォークリフトは、稼動時にCO2や環境負荷物質を排出しない優れた環境性能と、3分程度で燃料充填が完了するといった利便性を備えているのが特徴。

 さらに外部給電機能により災害などの非常時に電源としても活用できること、工場でのCO2排出量削減にも寄与することから、現在使用しているエンジン式フォークリフトを今後FCフォークリフトに置き換えていく予定であることを発表。元町工場では2017年に2台、2018年に20台程度導入し、2020年ごろまでに170?180台程度の導入を目指すとしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170131-00000066-impress-ind

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆かながわ環境関連産業ネットワーク「第12回 創・蓄・省エネ フォーラム」【再掲】

 今回は次世代の電力安定供給を推進する企業、新たに水素・燃料電池産業参入へ挑戦するベンチャー企業及び燃料電池及びそのシステムの開発を支える共通基盤的な研究と普及拡大を推進するために企業・大学・研究機関などオールジャパンで構成された技術研究組合の方々にそれぞれの取組みや皆様への提案などについて講演いただきます。
<開催要項>
◇日 時:2月21日(火)13:30〜17:00
◇場 所:サン・エールさがみはら2階 第1研修室 http://sunyell-sagamihara.jp/
◇参加費:無料
◇定 員:80名(定員となり次第締切)
◇内 容:講演は(質疑応答含む)
13:30〜13:40 主催者よりご挨拶
13:40〜14:40 『再生可能エネルギー電力の地産地消について』
  藤田 雅大氏(湘南電力株式会社企画営業課)
14:40〜15:10 『環境エネルギーベンチャー企業 水素・燃料電池産業参入への挑戦』
  原 真吾氏(株式会社ER SYSTEMS代表取締役)
15:30〜16:30 『FCVの開発と普及拡大に向けた動向及び新規参入のポイント』

  大仲 英巳氏(技術研究組合FC?Cubic専務理事 元トヨタ自動車株式会社 FC開発部部長)
16:30〜17:00 名刺交換会
◇申し込みはこちらから:

 メールの件名を「第12回 創・蓄・省エネ フォーラム参加申込み」として、必要事項(1.会社・機関名、2.所属・役職名、3.貴名)を記入いただき、かながわ環境関連産業ネットワーク事務局 kankyou@sic-sagamihara.jp 担当:安藤、荻島、永井へ直接申し込みください。

 あるいは、以下のサイトの申込フォームから、または申込書(WORD)をダウンロードし内容を明記の上、http://www.sic-sagamihara.jp/enet/news/20170104.htmlkankyou@sic-sagamihara.jp  まで申し込みください。
◇主催者:(株)さがみはら産業創造センター
◇協 力:神奈川県

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 □毎週月〜金曜日発行(年末年始および祝日は休刊)
 □編集・発行:燃料電池NPO pemdream
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