燃料電池ワールド Vol.2278 (2017/01/30 08:32)

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□燃料電池ワールド Vol.2278
■2017年01月30日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://merumaga.fuelcellworld.jp/

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    TEL:042・765・8800 http://www.chemix.co.jp/
                 ◇
■世界のヘッドライン〈PT→ http://merumaga.fuelcellworld.jp/index.php?QBlog
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2017/01/13 ディストリビューテック2017:ゲンセル社、実用電池(Utility Battery)を10倍以上充電する画期的な燃料電池を発表〈PT〉

〔訳注〕ペタク・チクヴァ(Petah Tikva、イスラエル)発:イスラエルの有力な燃料電池開発企業であるゲンセル社(GenCell)は、水素ベースの非常用電源「ゲンセルG5rx(GenCell G5rx)」を紹介する予定で、アメリカで開催される電力業界最大のイベント「ディストリビューテック2017(DistribuTECH 2017)」への参加を発表している。宇宙飛行で使用される独自の燃料電池技術を特長とするG5rxは、停電の問題を解決するために、即時に信頼できる長期的な非常用電源を提供する。電力網が停電すると電力網非常用バッテリーを充電するためにG5rxが作動して、標準的な充電室より最大10倍長くフル電力を保つ。これにより変電所や発電所はブレーカー(遮断器)および制御装置を動作モードに保つことができ、電力会社は電力網が回復した後、最終利用者への配電を素早く再開することができる。

2017/01/13 イケア社、サンディエゴ店でさらなるオンサイト発電の生産に燃料電池システムを接続〈PT〉

〔訳注〕サンディエゴ(SAN DIEGO、カリフォルニア州)発:イケア社(IKEA)は本日、サンディエゴ店(San Diego store)にバイオガスで発電する4番目の燃料電池システムの設置を完了したと発表した。同社はカリフォルニア州の店舗で3基の燃料電池システムをすでに所有しており、もう一つも計画中である。イケア社は、サンディエゴ店に燃料電池システムを設置し、委託し、運用することで、燃料電池を介して合計1.5MWのエネルギーを生成し、これらの全店舗の上に乗っている太陽電池パネルを補完する。

2017/01/14〜15 記事の配信はありません。

2017/01/16 アラブ首長国連邦:Al-Futtaim社は燃料電池自動車を案内する〈PT〉

〔訳注〕アラブ首長国連邦(UAE)のトヨタ(Toyota)とレクサス(Lexus)の販売代理店であり、1月12日から21日まで開かれるアブダビ持続可能性週間(Abu Dhabi Sustainability Week)の公式輸送パートナーであるAl-Futtaim Motors社は、トヨタの燃料電池自動車「ミライ(Mirai)」のテストを始めた。Al-Futtaim Motors社は現在、パイロットのパートナーであるエア・リキード社(Air Liquide)とAl-Futtaim Motors社が建設した水素充填スターションに類似した同社の一週間の展示会のスタンドで、ゼロ・エミッションの水素で駆動するトヨタ「ミライ」を展示している。

2017/01/16 ハリウッド・ステーション、水素燃料補給ネットワークに加盟〈PT〉

〔訳注〕カリフォルニア州エネルギー委員会(California Energy Commission)は、新たな水素燃料補給ステーションをネットワークに迎え入れた。ハリウッド・ステーションは現在、ロサンゼルス(Los Angeles)のハリウッド大通り5700にオープンする。

■2017年01月27〜29日のWEB LINK NEWS
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2017/01/27 <東北電>太陽光発電出力 水素を使い調整(河北新報)

 東北電力は26日、東北電研究開発センター(仙台市青葉区)に建設中の水素製造システムを報道機関に公開した。太陽光発電の天候に伴う出力変動を、水素を使った充放電で調整する仕組みを研究し、再生可能エネルギーの導入拡大に役立てる。3月末の完成予定。研究期間は2019年3月までの2年間。
システムは水素製造装置、貯蔵タンク、冷却器、蓄電池など7台のコンテナで構成。屋上の太陽光パネル(50キロワット)で発電した電気を使って水を水素と酸素に分解、水素は金属に吸着させる方式のタンクに貯蔵する。電気が必要な時は、貯蔵した水素を燃料電池で酸素と反応させて発電し、センターの電力として使う。

 大手電力で初の試みとなる水素システムは、放電がなく長期保存に優れる。一方で、充放電効率が蓄電池の半分の40%と低いことが課題となっている。

 センターの小松原宏所長は「蓄電池による変動対策と併せて再生エネ拡大に貢献したい」と話した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170127-00000022-khks-bus_all

2017/01/27 水素エネルギーを学ぶ拠点、鳥取に完成…ホンダが参画(レスポンス)

 ホンダは1月27日、鳥取県に共同で整備してきた水素エネルギーの教育拠点、「鳥取すいそ学びうむ(とっとり水素学習館)」の完成セレモニーを行った。鳥取すいそ学びうむは、鳥取県、鳥取ガス、積水ハウス、ホンダの4者が、地球温暖化防止と持続可能な低炭素社会の構築を目標とする鳥取県の「水素エネルギー実証(環境教育)拠点整備プロジェクト」を推進する協定に基づき、水素エネルギーの教育拠点として整備したもの。

 このプロジェクトは、将来の水素社会の実現に向けて、再生可能エネルギーで水を電気分解し、水素を製造・供給する設備「スマート水素ステーション(SHS)」を日本海側、かつ中国地方で初めて設置。水素エネルギー利活用の省エネ・創エネによる快適でスマートな暮らしを提案・啓発することにより、スマートハウス化と燃料電池自動車(FCV)普及を促進し、ライフスタイルの転換を目指す。

 この拠点では、鳥取ガスグループの敷地内にSHSと太陽光パネルを設置。太陽光で発電した電力から水素を製造し、FCVに供給する。また、敷地内の積水ハウスの展示場をスマートハウス化して、燃料電池やFCVから住宅へ電力供給を行うなど、環境に優しく、快適でスマートな暮らしを支える仕組みを体験する場を設ける。

 敷地内には、水素社会を映像などで学べるコンテナハウスを設置したほか、屋外では、自転車で水素を製造し、その水素を活用した電力でドローンを飛ばす体験も可能。子どもから大人まで学べる体験型学習エリアを整備し、水素エネルギー活用の理解促進に努めていく。

 なお、鳥取すいそ学びうむは、SHSの運用や水素学習のオペレーションなどのテストを終える4月頃のオープンを予定。ホンダは、「再生可能エネルギーを活用した水素ステーションと住宅、FCVを、水素エネルギーを活用して一体整備するプロジェクトは、全国初」と説明している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170127-00000060-rps-bus_all

2017/01/27 でんじろう先生 モデルにアドバイス「実験してください」(スポニチアネックス)

 “でんじろう先生”としておなじみのサイエンスプロデューサーの米村でんじろう氏(61)とモデルでタレントの朝比奈彩(23)が27日、東京・池袋サンシャイン噴水広場にて「開校!でんじろう東京スイソ学園」トークイベントを開催した。

 水素社会の実現に向けて、水素エネルギーの普及系jかつに取り組んでいる東京都が水素への理解を深めてもらうべく、開催されたもので、2人はPR動画「開校!でんじろう東京スイソ学園」に出演している。でんじろう先生は「僕らの周りには水素だらけ。うまく取り出してうまく利用すれば、とても可能性のあるエネルギーです」とPR。朝比奈も「23歳まで水素の力を知らなかった。水素と酸素を交わる電気が流れて、おもちゃが動いた。あれはびっくりしました。目に見えないものでおもちゃが動くのが凄かった。皆さんにも知ってもらいたい」とアピールした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170127-00000106-spnannex-ent

2017/01/29 最先端の自動車(宮崎日日新聞)

 ◎…水素で走る燃料電池自動車2台が、宮崎市のフローランテ宮崎で開催中の「みやざき産業祭」にお目見えした=写真。県内初公開の最先端の自動車に、大人も子どもも興味津々。29日まで。

 ◎…産学官でつくる県水素エネルギー等利活用研究会が展示。水素と酸素が反応した水しか排出せず、環境に優しいが、燃料が補給できるステーションは整備費が高く、九州では福岡など3県のみ。

 ◎…今回の1台は福岡から走ってきたが、往復で燃料はぎりぎり。水素エネルギー普及を目指す同研究会担当者は「水を構成する身近な水素のように、燃料補給施設がどこでもある社会を実現したい」。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170129-00009188-miyazaki-l45

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆九州水素・燃料電池フォーラム/水素先端世界フォーラム2017【再掲】
http://www.kyushu.meti.go.jp/press/1701/170112_2.html
http://hydrogenius.kyushu-u.ac.jp/ci/event/ihdf2017/index.html

 2月2日(木)、国内外の第一線の団体や研究者などが一堂に会する「九州水素・燃料電池フォーラム/水素先端世界フォーラム2017」を開催します。

 今回は、米国エネルギー省(DOE)や経済産業省資源エネルギー庁から水素エネルギー普及への取り組みを講演いただく他、米国・欧州・国内の最前線で活躍されている講師陣から、FCVや燃料電池フォークリフト、水素材料、再生可能エネルギー由来水素製造に関する取り組みについて講演をいただきます。さらに、会場前では、九州内自治体や九州の水素関連事業者による、水素関連機器などを多数展示します。

 翌日の2月3日(金)には、九州大学伊都キャンパスにて、世界各地の研究者が最新の研究開発成果を発表し、来るべき水素社会の展望について議論を行っていきます。

 両日・両フォーラムとも参加費は無料です。水素ビジネス・水素エネルギー研究に関する世界最先端の情報を入手する絶好の機会です。みなさまの参加をお待ちしています。

 なお、1月30日〜2月3日の期間中は、「九州大学エネルギーウィーク2017」として様々なエネルギー関連イベントが開催されておりますので、併せてお知らせします。
http://www.congre.co.jp/q-pit/
プログラム:
◇日 時:2月2日(木)
◇場 所:アクロス福岡 イベントホール(福岡市中央区天神1-1-1)

 ※同時通訳あり(九州水素・燃料電池フォーラムは英語→日本語のみ)
◇参加費:入場無料(レセプションは別途)
【九州水素・燃料電池フォーラム】
9:30〜9:40 「開会挨拶」

   ?橋 直人局長(経済産業省九州経済産業局)、福岡水素エネルギー戦略会議(調整中)
9:40〜10:05 「水素エネルギーの現状と将来展望」

   佐々木 一成氏(国立大学法人九州大学副学長兼水素エネルギー国際研究センターセンター長)
10:05〜10:25「水素社会の実現に向けた取組の加速(仮題)」

   山澄 克氏(経済産業省資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部新エネルギーシステム課課長兼水素・燃料電池戦略室室長)
10:25〜10:35「九州地域での水素関連プラットフォーム構築に向けて(仮題)」

   庵原 一水氏(デロイトトーマツコンサルティング合同会社パブリックセクターシニアマネジャー)
10:35〜11:15「BIG HIT Project. Building Innovative Green Hydrogen systems in an Isolated Territory: a pilot for Europe」

   Mr. Jesus Simon Romeo(Aragon Hydrogen Foundation Head of Technical Department)
11:15〜11:30「福岡県の水素エネルギーへの取組みについて」
   牛島 英典氏(福岡県商工労働部新産業振興課課長)
11:30〜11:40「福岡市水素リーダー都市プロジェクト(仮題)」
   今村 寛氏(福岡市経済観光文化局創業・立地推進部部長)
11:40〜12:10「産総研 福島再生可能エネルギー研究所での水素関連技術開発」

   古谷 博秀氏(国立研究開発法人産業技術総合研究所福島再生可能エネルギー研究所エネルギー・環境領域再生可能エネルギー研究センター副研究センター長)
12:10〜12:40「トヨタの水素事業戦略について(仮題)」

   広瀬 雄彦氏(トヨタ自動車株式会社先進技術開発カンパニー先進技術統括部水素・FC推進グループプロフェッショナル・パートナー)
【水素先端世界フォーラム2017】
14:10〜14:35 「開会挨拶」

   杉村 丈一(国立大学法人九州大学水素材料先端科学研究センター研究センター長)
14:10〜14:35 「『水素社会』は来るのか 〜NEDOの研究開発の最前線〜」

   松本 真太郎氏(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構新エネルギー部長)
14:35〜15:05 「U.S. DOE Hydrogen and Fuel Cell Program Status」
   Mr. Chrles James Jr.(米国エネルギー省 DOE)
15:05〜15:30 「水素社会実現に向けた JXの取り組み」

   和久 俊雄氏(JXエネルギー株式会社水素事業推進部部長)
15:30〜15:55 「The activities of hydrogen compatible polymeric materials in DOE funding (Temporary)」

   Mr.Kevin Simmons(Pacific Northwest National Laboratory Team Lead Materials Testing & Development Applied Materials & Performance Group Senior Research Scientist)
15:55〜16:20 「Hondaの新型燃料電池自動車『CLARITY FUEL CELL』の紹介と水素社会実現への取組みについて」

   清水 潔氏(株式会社本田技術研究所四輪R&Dセンター主任研究員)
16:20〜16:45 「燃料電池フォークリフトの取組み」

   鈴木 宏紀氏(株式会社豊田自動織機技術・開発本部企画戦略グループグループ長)
◇レセプション 17:00〜18:30(参加費 2,000円/人)

  水素先端世界フォーラム2017との合同交流会、アクロス福岡 交流ギャラリーにて開催(定員150名程度)
【HYDROGENIUS研究シンポジウム】
◇日 時:2月3日(金)
◇場 所:九州大学椎木講堂、I2CNER第二研究棟(福岡市西区元岡744)

  世界各国の研究者、HYDROGENIUS各研究部門等の研究者による研究発表 言語:英語(※同時通訳なし)
◇申込み・問合せ 下記URLより、お申し込み下さい。
https://secure.congress.ne.jp/q_pit2017/regist_q_pit2017.html

  その他フォーラムに関する詳細は、以下の問合せ先までご連絡ください。
<九州水素・燃料電池フォーラム運営事務局>
デロイト トーマツ コンサルティング合同会社福岡オフィス 担当:西村、川野 Tel:092?751?1321
<水素先端世界フォーラム2017運営事務局>
九州大学水素材料先端科学研究センター研究企画室 Tel:092?802?3927

 URL http://hydrogenius.kyushu-u.ac.jp/ci/event/ihdf2017/index.html
◇主催:
【九州水素・燃料電池フォーラム】経済産業省九州経済産業局、国立大学法人九州大学エネルギー研究教育機構、国立大学法人九州大学水素エネルギー国際研究センター、福岡水素エネルギー戦略会議、一般財団法人九州地域産業活性化センター、一般社団法人九州経済連合会

☆かながわ環境関連産業ネットワーク「第12回 創・蓄・省エネ フォーラム」【再掲】

 今回は次世代の電力安定供給を推進する企業、新たに水素・燃料電池産業参入へ挑戦するベンチャー企業及び燃料電池及びそのシステムの開発を支える共通基盤的な研究と普及拡大を推進するために企業・大学・研究機関などオールジャパンで構成された技術研究組合の方々にそれぞれの取組みや皆様への提案などについて講演いただきます。
<開催要項>
◇日 時:2月21日(火)13:30〜17:00
◇場 所:サン・エールさがみはら2階 第1研修室 http://sunyell-sagamihara.jp/
◇参加費:無料
◇定 員:80名(定員となり次第締切)
◇内 容:講演は(質疑応答含む)
13:30〜13:40 主催者よりご挨拶
13:40〜14:40 『再生可能エネルギー電力の地産地消について』
  藤田 雅大氏(湘南電力株式会社企画営業課)
14:40〜15:10 『環境エネルギーベンチャー企業 水素・燃料電池産業参入への挑戦』
  原 真吾氏(株式会社ER SYSTEMS代表取締役)
15:30〜16:30 『FCVの開発と普及拡大に向けた動向及び新規参入のポイント』

  大仲 英巳氏(技術研究組合FC?Cubic専務理事 元トヨタ自動車株式会社 FC開発部部長)
16:30〜17:00 名刺交換会
◇申し込みはこちらから:

 メールの件名を「第12回 創・蓄・省エネ フォーラム参加申込み」として、必要事項(1.会社・機関名、2.所属・役職名、3.貴名)を記入いただき、かながわ環境関連産業ネットワーク事務局 kankyou@sic-sagamihara.jp 担当:安藤、荻島、永井へ直接申し込みください。

 あるいは、以下のサイトの申込フォームから、または申込書(WORD)をダウンロー

 ドし内容を明記の上、http://www.sic-sagamihara.jp/enet/news/20170104.htmlkankyou@sic-sagamihara.jp  まで申し込みください。
◇主催者:(株)さがみはら産業創造センター
◇協 力:神奈川県

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