燃料電池ワールド Vol.2270 (2017/01/18 08:30)

水素チャンネル Home

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□燃料電池ワールド Vol.2270
■2017年01月18日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://merumaga.fuelcellworld.jp/

※ホームページが完全復活しました。アドレスは従来通りの
http://merumaga.fuelcellworld.jp/ から入れます。サイト内は自由に閲覧できるので検索など、ご利用ください。「世界のヘッドライン」は従来は日にちごとでしたが、記事量が増えて対応できない日も出てくるので、記事の先頭にfuelcellworldの掲載日を記載して続けるだけにして、今年の1月2日分から始めます。昨年12月の記事は割愛します。【再掲】
                 ◇
■燃料電池関連イベント
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☆九州水素・燃料電池フォーラム/水素先端世界フォーラム2017
http://www.kyushu.meti.go.jp/press/1701/170112_2.html
http://hydrogenius.kyushu-u.ac.jp/ci/event/ihdf2017/index.html

 2月2日(木)、国内外の第一線の団体や研究者などが一堂に会する「九州水素・燃料電池フォーラム/水素先端世界フォーラム2017」を開催します。

 今回は、米国エネルギー省(DOE)や経済産業省資源エネルギー庁から水素エネルギー普及への取り組みを講演いただく他、米国・欧州・国内の最前線で活躍されている講師陣から、FCVや燃料電池フォークリフト、水素材料、再生可能エネルギー由来水素製造に関する取り組みについて講演をいただきます。さらに、会場前では、九州内自治体や九州の水素関連事業者による、水素関連機器などを多数展示します。

 翌日の2月3日(金)には、九州大学伊都キャンパスにて、世界各地の研究者が最新の研究開発成果を発表し、来るべき水素社会の展望について議論を行っていきます。

 両日・両フォーラムとも参加費は無料です。水素ビジネス・水素エネルギー研究に関する世界最先端の情報を入手する絶好の機会です。みなさまの参加をお待ちしています。

 なお、1月30日〜2月3日の期間中は、「九州大学エネルギーウィーク2017」として様々なエネルギー関連イベントが開催されておりますので、併せてお知らせします。
http://www.congre.co.jp/q-pit/
プログラム:
◇日 時:2月2日(木)
◇場 所:アクロス福岡 イベントホール(福岡市中央区天神1-1-1)

 ※同時通訳あり(九州水素・燃料電池フォーラムは英語→日本語のみ)
◇参加費:入場無料(レセプションは別途)
【九州水素・燃料電池フォーラム】
9:30〜9:40 「開会挨拶」

   ?橋 直人局長(経済産業省九州経済産業局)、福岡水素エネルギー戦略会議(調整中)
9:40〜10:05 「水素エネルギーの現状と将来展望」

   佐々木 一成氏(国立大学法人九州大学副学長兼水素エネルギー国際研究センターセンター長)
10:05〜10:25「水素社会の実現に向けた取組の加速(仮題)」

   山澄 克氏(経済産業省資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部新エネルギーシステム課課長兼水素・燃料電池戦略室室長)
10:25〜10:35「九州地域での水素関連プラットフォーム構築に向けて(仮題)」

   庵原 一水氏(デロイトトーマツコンサルティング合同会社パブリックセクターシニアマネジャー)
10:35〜11:15「BIG HIT Project. Building Innovative Green Hydrogen systems in an Isolated Territory: a pilot for Europe」

   Mr. Jesus Simon Romeo(Aragon Hydrogen Foundation Head of Technical Department)
11:15〜11:30「福岡県の水素エネルギーへの取組みについて」
   牛島 英典氏(福岡県商工労働部新産業振興課課長)
11:30〜11:40「福岡市水素リーダー都市プロジェクト(仮題)」
   今村 寛氏(福岡市経済観光文化局創業・立地推進部部長)
11:40〜12:10「産総研 福島再生可能エネルギー研究所での水素関連技術開発」

   古谷 博秀氏(国立研究開発法人産業技術総合研究所福島再生可能エネルギー研究所エネルギー・環境領域再生可能エネルギー研究センター副研究センター長)
12:10〜12:40「トヨタの水素事業戦略について(仮題)」

   広瀬 雄彦氏(トヨタ自動車株式会社先進技術開発カンパニー先進技術統括部水素・FC推進グループプロフェッショナル・パートナー)
【水素先端世界フォーラム2017】
14:10〜14:35 「開会挨拶」

   杉村 丈一(国立大学法人九州大学水素材料先端科学研究センター研究センター長)
14:10〜14:35 「『水素社会』は来るのか 〜NEDOの研究開発の最前線〜」

   松本 真太郎氏(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構新エネルギー部長)
14:35〜15:05 「U.S. DOE Hydrogen and Fuel Cell Program Status」
   Mr. Chrles James Jr.(米国エネルギー省 DOE)
15:05〜15:30 「水素社会実現に向けた JXの取り組み」

   和久 俊雄氏(JXエネルギー株式会社水素事業推進部部長)
15:30〜15:55 「The activities of hydrogen compatible polymeric materials in DOE funding (Temporary)」

   Mr.Kevin Simmons(Pacific Northwest National Laboratory Team Lead Materials Testing & Development Applied Materials & Performance Group Senior Research Scientist)
15:55〜16:20 「Hondaの新型燃料電池自動車『CLARITY FUEL CELL』の紹介と水素社会実現への取組みについて」

   清水 潔氏(株式会社本田技術研究所四輪R&Dセンター主任研究員)
16:20〜16:45 「燃料電池フォークリフトの取組み」

   鈴木 宏紀氏(株式会社豊田自動織機技術・開発本部企画戦略グループグループ長)
◇レセプション 17:00〜18:30(参加費 2,000円/人)

  水素先端世界フォーラム2017との合同交流会、アクロス福岡 交流ギャラリーにて開催(定員150名程度)
【HYDROGENIUS研究シンポジウム】
◇日 時:2月3日(金)
◇場 所:九州大学椎木講堂、I2CNER第二研究棟(福岡市西区元岡744)

  世界各国の研究者、HYDROGENIUS各研究部門等の研究者による研究発表 言語:英語(※同時通訳なし)
◇申込み・問合せ 下記URLより、お申し込み下さい。
https://secure.congress.ne.jp/q_pit2017/regist_q_pit2017.html

  その他フォーラムに関する詳細は、以下の問合せ先までご連絡ください。
<九州水素・燃料電池フォーラム運営事務局>
デロイト トーマツ コンサルティング合同会社福岡オフィス 担当:西村、川野 Tel:092?751?1321
<水素先端世界フォーラム2017運営事務局>
九州大学水素材料先端科学研究センター研究企画室 Tel:092?802?3927

 URL http://hydrogenius.kyushu-u.ac.jp/ci/event/ihdf2017/index.html
◇主催:
【九州水素・燃料電池フォーラム】経済産業省九州経済産業局、国立大学法人九州大学エネルギー研究教育機構、国立大学法人九州大学水素エネルギー国際研究センター、福岡水素エネルギー戦略会議、一般財団法人九州地域産業活性化センター、一般社団法人九州経済連合会

☆かながわ環境関連産業ネットワーク「第12回 創・蓄・省エネ フォーラム」【再掲】

 今回は次世代の電力安定供給を推進する企業、新たに水素・燃料電池産業参入へ挑戦するベンチャー企業及び燃料電池及びそのシステムの開発を支える共通基盤的な研究と普及拡大を推進するために企業・大学・研究機関などオールジャパンで構成された技術研究組合の方々にそれぞれの取組みや皆様への提案などについて講演いただきます。
<開催要項>
◇日 時:2月21日(火)13:30〜17:00
◇場 所:サン・エールさがみはら2階 第1研修室 http://sunyell-sagamihara.jp/
◇参加費:無料
◇定 員:80名(定員となり次第締切)
◇内 容:講演は(質疑応答含む)
13:30〜13:40 主催者よりご挨拶
13:40〜14:40 『再生可能エネルギー電力の地産地消について』
  藤田 雅大氏(湘南電力株式会社企画営業課)
14:40〜15:10 『環境エネルギーベンチャー企業 水素・燃料電池産業参入への挑戦』
  原 真吾氏(株式会社ER SYSTEMS代表取締役)
15:30〜16:30 『FCVの開発と普及拡大に向けた動向及び新規参入のポイント』

  大仲 英巳氏(技術研究組合FC?Cubic専務理事 元トヨタ自動車株式会社 FC開発部部長)
16:30〜17:00 名刺交換会
◇申し込みはこちらから:

 メールの件名を「第12回 創・蓄・省エネ フォーラム参加申込み」として、必要事項(1.会社・機関名、2.所属・役職名、3.貴名)を記入いただき、かながわ環境関連産業ネットワーク事務局 kankyou@sic-sagamihara.jp 担当:安藤、荻島、永井へ直接申し込みください。

 あるいは、以下のサイトの申込フォームから、または申込書(WORD)をダウンロードし内容を明記の上、http://www.sic-sagamihara.jp/enet/news/20170104.htmlkankyou@sic-sagamihara.jp  まで申し込みください。
◇主催者:(株)さがみはら産業創造センター
◇協 力:神奈川県

■世界のヘッドライン
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2017/01/04 マイエフシー社、ラスベガスのコンシューマー・エレクトロニクス・ショーで世界一薄い燃料電池を発表〈PT〉

〔訳注〕スウェーデンに本拠を置くマイエフシー社(myFC)は、あらゆる種類の携帯用エレクトロニクスのためにグリーン・エネルギーで統合された技術革新を続けている。同社は現在、以前より大幅に省スペースで高性能の、世界で一番薄い燃料電池を発表している。スマートフォンと携帯用充電器に完全に統合された初期のバージョンは、容器ケースから0.9ミリ突き出している。新しいセルの薄型フィルム燃料電池「マイエフシー・ラミナ(myFC LAMINA)」は、容器に完全に内蔵され、埋め込みが可能なほどスリムである。この燃料電池は、1月5〜8日のラスベガス(Las Vegas)で開催される世界最大のコンシューマー・エレクトロニクス・トレードショー(consumer electronics trade show:CES)で実演される。

2017/01/04 英国で最大の燃料電池の設置を行う3億3300万ポンドの新しいアバディーン展示会会議センター〈PT〉

〔訳注〕3億3300万ポンドの新しいアバディーン展示会会議センター(Aberdeen Exhibition and Conference Centre:AECC)は本日、英国で最大の燃料電池設備を持ち、ヨーロッパでも同等の最大規模の燃料電池施設を持つと発表した。英国のエネルギー工学専門の斗山パブコック社(Doosan Babcock)は、新しい世界クラスのアバディーン展示会会議センター(AECC)に、電力、熱および冷却を提供する専用のオンサイト・エネルギーセンターの創設をめざす画期的な契約の後に低排出の燃料電池を供給する。総出力1.4MWを供給するアバディーン展示会会議センター・エネルギーセンターは、アバディーンのヨーロッパのエネルギー中心地としての地位を強化する予定である。

2017/01/04 バラード社、収益サービス1000万kmの燃料電池電気バスへ電力供給〈PT〉

〔訳注〕バンクーバー(VANCOUVER、カナダ)発:バラード・パワーシステムズ社(Ballard Power Systems)は本日、地球の赤道を250回周回したことに相当する累積1000万km(620万マイル)以上の電力サービスをバスに提供する最初の燃料電池会社であると発表した。この燃料電池産業の画期的出来事は、過去10年間に5大陸の15カ国のバスに7世代にわたって配備されたFCベロシティ(FCveloCity)燃料電池エンジンによって達成された。この期間にバラード社は、幅広い気候条件で活動させ、要求されるデューティサイクル(duty cycle)の主人役として働くさまざまな燃料電池バスを構成するために13のバス製造業者と協力してきた。今日、バラード社のFCベロシティ・エンジンは世界中で、ヨーロッパが41、中国の佛山市と雲峰市(Cities of Foshan and Yunfu)の24、カリフォルニア州、マサチューセッツ州、ミシガン州、オハイオ州を含む米国13、ブラジル3、インド1の80以上のバスに対応している。

■2017年01月17日のWEB LINK NEWS
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2017/01/17 豪州産のCO2フリー水素を東京オリンピックに、輸送船を建造・運航へ(スマートジャパン)

 国土交通省の海事局とオーストラリアの海事安全局は液化水素を輸送する専用タンカーの安全基準に関して、1月11日に確認作業を完了した。これにより2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて液化水素

 両国が推進するプロジェクトはオーストラリアのビクトリア州に大量に存在する褐炭からCO2(二酸化炭素)フリーの水素を製造して、液化した状態で日本までタンカーで輸送する構想だ。褐炭は石炭化の経過年数が短かくて水分が多いために、現地で発電に利用する以外に用途がなかった。

 日豪の政府は国際海事機関が採択した液化水素タンカーの暫定的な安全基準に従って運搬船の建造を促進する。第1弾として川崎重工業が実証船を建造して2020年に就航する予定だ。すでに川崎重工業は「技術研究組合 CO2フリー水素サプライチェーン推進機構」(略称:HySTRA)を通じて、CO2フリーの水素を海上で輸送するサプライチェーンの実証事業に着手している。

 CO2フリーの水素を製造する方法は大きく分けて2通りある。化石燃料を改質して水素を取り出す方法と、再生可能エネルギーの電力で水を分解して製造する方法だ。加えて大量の水素を輸送する手段の研究開発が進んでいて、主な方法は3種類ある。このうち日豪を結ぶ水素サプライチェーンの実証プロジェクトでは、マイナス253度の超低温で水素を液化する方法を採用する。
神戸市の空港島に受入基地を整備

 日本政府は世界に先がけて水素社会を構築する方針を掲げて2014年に「水素・燃料電池戦略ロードマップ」を策定した。国を挙げて水素エネルギーの導入と技術開発に取り組む構想だ。当面の目標は2020年の東京オリンピック・パラリンピックで水素エネルギーの活用イメージを世界にアピールすることである。そのために安価なCO2フリー水素を製造・輸送・利用する技術開発と実証プロジェクトを推進していく。

 オーストラリア産のCO2フリー水素を活用する水素サプライチェーンの構築は重要な施策の1つだ。運搬船の建造を進めるのと合わせて国内の受入体制も整備する必要がある。すでに兵庫県・神戸市の沖合に浮かぶ空港島では、液化水素の荷役・貯蔵設備を建設するプロジェクトが動き出している。

 技術研究組合のHySTRAを構成する川崎重工業・岩谷産業・電源開発・シェルジャパンの4社が、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の助成を受けて受入設備を建設する計画だ。タンカーから液化水素を揚荷・積荷できる基地を神戸空港島に整備して、国内各地に水素を供給できるインフラを構築する。2019年度に試運転を開始して2020年度から実証運転へ移行する予定になっている。

 日本と海外をつないだCO2フリー水素のサプライチェーンは2020年に開始する実証運用を皮切りに、2030年代から商用ベースで大規模に展開する構想だ。2020年の時点では小型の液化水素運搬船を使うが、2025年をめどに大型のタンカーで大量の液化水素を輸送できるようにする。

 2030年代の商用段階では6隻のタンカーを運航しながら、海外の製造プラントと国内の受入プラントをそれぞれ3カ所に展開していく。さらに2050年には製造・受入プラントを40カ所ずつに拡大して、発電容量に換算して4000万kW(キロワット)の水素エネルギーを国内で供給できる体制を目指す。実現すれば日本のエネルギーの生産・利用構造は大きく変わり、CO2排出量も劇的に減る。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170117-00000029-biz_it_sj-bus_all

2017/01/17 水素の課題をクリアする新材料を開発、九大と産総研がラボ設立(スマートジャパン)

 産業技術総合研究所(産総研)は、政府関係機関移転基本方針(2016年3月22日「まち・ひと・しごと創生本部」決定)に沿って、このほど「産総研・九大水素材料強度ラボラトリ」(HydroMate)を九州大学と共同で設立した(図1)。

 産総研と九大は、2006年7月〜2013年3月まで、「水素材料先端科学研究センター(HYDROGENIUS)」を共同で運営し、水素を安全・簡便に利用する技術・指針を産業界に提供するとともに、水素社会実現に向けた基盤整備を行ってきた。また、2013年4月以降も連携を継続し、水素ステーション用材料の鋼種拡大や燃料電池自動車用材料の水素適合性試験法作成に関するNEDOの研究開発プロジェクトも協力して実施している。

 今回、両者は新たな産総研の研究拠点を九大伊都キャンパス(福岡市西区)に設置し、九大がもつ世界トップレベルの高圧水素ガス中でのマクロレベルの材料強度評価技術に基づく機械工学的な視点と、産総研の水素環境中でのナノレベルの材料組織評価技術に基づく材料工学的な視点を融合し、水素の安全で経済的な利活用のため、水素用材料の脆化現象の解明とそれに基づく新規材料の開発を目指した基礎的研究を行う。さらに、産学官ネットワークを構築して、これら成果の民間企業への「橋渡し」を実現していく(図2)。

 同ラボラトリではナノ・メソ・マクロ解析による水素脆化の基本メカニズム解明などの研究を行う。複雑な水素脆化現象を解明し、理想的な耐水素脆化材料を開発するためには、ナノレベルからマクロレベルに渡る幅広い知見の集約が必要であり、この研究では、高純度鋼などを対象として、引張試験やナノインデンテーションなどのマクロレベルでの材料強度評価を実施する。ナノインデンテーションは先端形状がナノメートルサイズの微小な圧子(主にダイヤモンド)を材料表面の微小領域や薄膜などに押込み、荷重と押込深さを計測することで、材料の微小領域の硬さ、ヤング率などを評価する方法だ。

 また、これらとともに有限要素シミュレーションによるき裂先端部の応力・ひずみ解析や、走査型プローブ顕微鏡(SPM)をはじめとする顕微鏡を用いた材料の破面や表面状態のナノレベルでの観察を通して、水素が材料の強度や組織に与える影響をナノからマクロレベルまでシームレスに把握していく。こうした取り組みにより、水素脆化現象の根源的な解明を進めることで、既存材料を超越する革新的な耐水素脆化材料の開発を目指す。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170117-00000013-biz_it_sj-bus_all

2017/01/17 【オートモーティブワールド2017】明日開幕、過去最多の900社が出展(レスポンス)

 企業向けの自動車次世代技術専門展「オートモーティブ ワールド2017」が明日18日開幕。1月20日までの3日間、東京ビッグサイトで開催される。

 オートモーティブ ワールド2017には、車載半導体、ADAS/自動運転、EV・HEV、燃料電池自動車など、それぞれの分野における有力企業が一堂に出展。出展社数は昨年から90社増え、過去最多の900社。自動車技術の展示ではアジア最大規模での開催となる。

 なお、同展への入場には招待券(無料)と名刺2枚が必要。招待券は公式サイトよりダウンロードできる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170117-00000033-rps-ent

2017/01/17 トヨタ、UAEで水素利用の共同研究---MIRAI の実証実験へ(レスポンス)

 トヨタ自動車は1月17日、アラブ首長国連邦(UAE)での持続可能な低炭素社会づくりに向けた水素利用の可能性を探るため、現地企業と共同研究を行うことで合意した。

 今回の合意は、トヨタとアラブ首長国連邦マスダール社、アブダビ国営石油会社(ADNOC)、エア・リキード社、トヨタの現地ディストリビューターであるアルフタイム・モータース社との間で交わされたもの。

 この研究活動の一環として、5月より燃料電池車『MIRAI』(ミライ)を使用した現地での走行・充填などに関する実証実験を開始。5月に設置される水素ステーションを使用し、高温となる気候下での様々な走行試験や充填などに関する試験を行うほか、UAEの政府関係者やオピニオンリーダーへの短期的なリースなどを通じ、燃料電池車や水素社会へのさらなる理解促進を図っていく。

 産油国であり原油生産が基幹産業であるUAE政府は、国家ビジョンである「UAE Vision 2021」のもと、大気汚染の改善、クリーンエネルギーの利用拡大、インフラクオリティ世界一などを目指すプロジェクトを現在進めている。今回の共同研究は、UAEの国家プロジェクトでゼロ・エミッションを目指し建設中が進んでいる環境未来都市「マスダールシティ」にて、今後の水素活用の可能性を探るものになる。

 トヨタの内山田竹志会長は、「UAEは、石油精製所での既存水素製造設備の余剰能力や、苛性ソーダ工場等における副産物としての水素の利用、さらにはメガソーラー・パワーステーションの活用により、豊富な水素製造を行える潜在力がある。UAE政府のイニシアチブのもと、水素社会づくりを推進する事により、UAEが次世代クリーンエネルギーのリーダーとなる可能性がある」と述べている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170117-00000038-rps-bus_all

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆福岡水素エネルギー戦略会議 燃料電池(エネファーム)部品研究会【再掲】
http://www.f-suiso.jp/info/11976.html

 水素・燃料電池関連の市場規模は、我が国だけでも2030年に1兆円程度、2050年に8兆円程度に拡大するとの試算がある中、当該市場への新規参入を促進するため、既に15万台以上が普及しているエネファームに関する部品研究会を開催します。部品研究会では、パナソニック(株)のご担当者様からエネファームで使用される関連部品の情報を提供していただくとともに、コストダウンに向けた取組みをご紹介いただきます。

 参加者には、製造工程の見学など更に特別メニューを準備しておりますので、是非ご参加ください。
◇日 時:平成29年1月25日(水曜日)13:30 〜 16:30
◇場 所:博多バスターミナル 9階 第14ホール http://www.h-bt.jp/j21-access

    (福岡県福岡市博多区博多駅中央街2?1) *JR博多駅横
◇日 程:
1,福岡水素エネルギー戦略会議の取組み
   福岡水素エネルギー戦略会議 事務局
2,環境・エネルギーの状況と水素社会の道筋
   清水 俊克氏(パナソニック(株) 燃料電池事業担当)
3,エネファームの進化とコストダウンの取組み
   佐野 秀治氏(パナソニック(株) 原価推進課長)
4、特別メニュー「パナソニック工場見学(平成29年3月予定)」

   ※10社(各社1名)程度を予定。事前にヒアリング等実施させていただきます。5,特別メニュー「技術アドバイザーの派遣(日程調整の上、実施)」
◇お申込みについて:戦略会議ホームページから、オンラインでの申込みが可能です。
http://www.f-suiso.jp/info/11976.html

 FAXまた、E-mailでのお申込をご希望の方は、上記URLより申込書をダウンロード後、必要事項をご記入いただき、下記までお送りください。
◇お問い合わせ・お申込先:

  福岡水素エネルギー戦略会議事務局【担当:高木】(福岡県商工部新産業振興課内)

   電話:092-643-3448 / FAX:092-643-3421 / メール:info@f-suiso.jp

☆福岡水素エネルギー戦略会議 第3回研究分科会
「燃料電池要素研究分科会/高効率水素製造研究分科会(合同開催)」【再掲】
◇日 時:平成29年1月27日(金) 13:00〜16:30
◇場 所:JR博多シティ 9階会議室2(福岡市博多区中央街1-1 JR博多駅ビル)
◇定 員:60名(定員になり次第締切りとさせて頂きます。)
◇参加費:無料
◇申 込:オンラインにてお申込ください。http://www.f-suiso.jp/info/11936.html
◇プログラム:
13:00〜13:05 燃料電池要素研究分科会 座長挨拶

          伊藤 衡平氏(九州大学工学研究院 機械工学部門 教授)13:05〜13:45 「燃料電池の宇宙利用に向けた研究開発の状況」

          内藤 均氏(宇宙航空研究開発機構(JAXA) 研究開発部門 第一研究ユニット研究領域主幹)
13:55〜14:35  「タイトル未定」

          伊藤 衡平氏(九州大学大学院工学研究院機械工学部門 教授)(仮)14:35〜14:55 休憩(名刺交換等にご利用ください)
14:55〜15:35 「水素社会実現に向けたホンダの取組み」

          中沢 孝治氏((株)本田技術研究所 四輪R&Dセンター第5技術開発室 第3ブロック 主任研究員)
15:45〜16:25 「JAEAにおける原子力水素研究開発の現状」

          竹上 弘彰氏((国研)日本原子力研究開発機構 高温ガス炉水素・熱利用研究センター 研究副主幹)
16:25〜16:30 高効率水素製造研究分科会 座長挨拶

          松本 広重氏(九州大学 カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所 教授)
◇問い合わせ先:九州大学水素エネルギー国際研究センター 蓮尾

         TEL:092-802-3303  Mail:info@h2.kyushu-u.ac.jp

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