燃料電池ワールド Vol.2267 (2017/01/13 09:58)

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□燃料電池ワールド Vol.2267
■2017年01月13日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

☆「燃料電池の夢PEMDREAM」として運営してきたサイトは、今週中に閉鎖します。内容は新しいサイトに移行します。【再掲】
※来週16日の週に、ホームページを復活させる準備をしています。これまでQHMおよびHAIKというシステムを使ってきましたが、今回のトラブルには対応してくれず、アドレスを変えることになりました。アクセスもフリーにして、自由に使えるようにします。「世界のヘッドライン」も復活します。詳細は順次お伝えしていきます。メルマガの変更はありません。【再掲】
                 ◇
■世界のヘッドライン
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来週、ホームページが復活するまで休みます。【再掲】

■2017年01月12日のWEB LINK NEWS
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2017/01/12 ローランド・ベルガー名誉会長に聞く、製造業のデジタル化のゆくえ IoTはブームか本物か(ビジネス+IT)
ベルガー氏:いま、世間の誰もがデジタル化の重要性を語っています。たとえば自動車産業ではシェアリングエコノミーによる新しいエコシステムの重要性や、OEMがハードウェアを提供する事業からサービスを提供する事業に転換すべきであるという指摘がされています。いきなり脱線してしまうかもしれませんが、私はあえて少しシニカルな回答から入らせてください。

 世間では自動車業界のデジタル化議論を、パワートレインの変化、たとえばハイブリッド、電気自動車(EV)、燃料電池などの技術の変化に結び付ける人が多数派です。

 しかし、こうした技術にはまだまだ発展途上の側面があり、こうした変化が自分たちだけでなく、背後にある大きなサプライヤー産業にとってどのような意味合いを持つのかをしっかりと考えている人は多くありません。少なくともドイツやヨーロッパについてはそうだと私は感じています。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20170112-00033106-biz_plus-bus_all

2017/01/12 <関西電力>ガス料金さらに値下げ 4月参入、大ガスに対抗(毎日新聞)

 関西電力は12日、4月から参入する家庭向け都市ガス販売の料金について、昨年末に公表したばかりの料金体系を見直し、さらに値下げすると発表した。ガス単独の料金をさらに安くするほか、電気とガスのセット割引の割引率も大きくし、セットで大阪ガスより安くした。大ガスが5日に発表したガスの新料金プランに対抗した措置で、顧客争奪戦は自由化開始前から過熱している。

 大ガスは5日に発表した新ガス料金プランで、電気とガスをセットで契約すると、標準家庭(1カ月に電気260キロワット時、ガス33立方メートル使用)の合計額で関電より安くなるようにした。これに関電は対抗し、セット契約に適用する割引率を予定より1ポイント高い3%に拡大し、合計額で大ガスより約1%安くした。また、ガス単独の料金を引き下げ、使用量に関係なく、大ガスの通常料金や5日発表した「もっと割料金」より安くした。月間使用量が33立方メートルなら、通常料金より約8%、「もっと割料金」より約5%安い。

 ただし、関電の料金では、家庭用燃料電池「エネファーム」やガス床暖房などを設置した使用量が多い家庭では、大ガスより安くならない。

 関電にとっては、原発再稼働が見通せず、財務状況が厳しい中だが、自ら競争を激化させている。香川副社長は「現時点の収支状況の中で、精いっぱいの内容。財務状況が厳しい中でも、先々を見据えてやっていく必要がある」と述べ、長期的な視点で取り組んでいることを強調した。

 大ガスは関電の発表に「かなり早く、かなり大きな追加割引を打ち出した」(幹部)と驚きを隠さない。ただ、さらに料金競争を続けると「消耗戦になりかねない」(同)ため、現時点では対抗値下げなどはせず、顧客の動向などを見ながら対応を検討する構えだ。関電は原発が再稼働すれば電気料金を値下げする方針を表明しており、この際には大ガスが対応を迫られる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170112-00000108-mai-bus_all

2017/01/12 【オーストラリア】日豪、水素船航行基準で覚書 世界初の実証船就航にらみ(NNA)

 日本の国土交通省とオーストラリア海事安全局(AMSA)は11日、オーストラリアのキャンベラで、両国が策定し国際海事機関(IMO)が承認した、世界初の液化水素運搬船の安全基準や航行手順の暫定規制を確認する覚書に署名した。これにより、2020年に就航予定で世界初の実証実験用「液化水素ばら積み運搬船」の航行が、法制面で一歩前進する。今後は、両国が国内法規に従って関連規制の詳細を詰めていく。

 AMSAで開かれた署名式では、国土交通省海事局検査測度課の伊藤真澄・危険物輸送対策室長と、AMSAのアレックス・シュルツ・アルトマン船舶検査・登録課長が覚書に署名した。また、オブザーバーとして、海上技術安全研究所の太田進・国際連携センター長や川崎重工業の関係者、日本海事協会の関係者らが出席した。

 覚書で確認された内容は、液化水素の超低温にも耐え得る構造や材料を使ったタンクに関する規定、材料が水素を吸収することで劣化することから強度を確保するための材料の指定、配管からの漏えいを防ぐための規定、火災発生時の対処など。
 ■5年前から検討

 国土交通省によれば、液化水素ばら積み運搬船の就航は世界初の試みで、運航や船体の設計などにかかわる安全基準の策定が特別に必要となり、川崎重工との協力により5年前から基準の検討を進めていた。

 その後、「運搬船の船籍国」と「荷揚げ国」である日本と、「荷積み国」であるオーストラリアの当局は、液化ガスを運搬するための既存の国際ガスキャリアコード(IGCコード)をたたき台とした上で、液化水素の運搬にふさわしい安全要件の暫定案を約2年をかけて策定した。

 国土交通省の関係者はNNA豪州に対し、「IMOの承認後、できるだけ早く日豪当局が規制を公式に確認する必要があった」と述べた。
 ■神戸市にターミナル設置

 今回、日豪当局が確認した安全基準は、川崎重工がビクトリア州で褐炭を利用する液化水素の生産・供給計画を踏まえたもの。

 同社は岩谷産業やJパワー、石油大手ロイヤル・ダッチ・シェルの日本子会社シェルジャパンと技術研究組合を構成している。20年に就航予定の実証船は、川崎重工の神戸造船所で18年以降から建造される。同研究組合が所有することから船籍は日本となるが、運用はシェルが行う予定だ。

 実証船が利用する液化水素用ターミナルは、水素の利用に理解のある兵庫県神戸市で19/20年度(19年4月〜20年3月)に設置予定。同年度中にオーストラリアに向けて初航海を実施する計画だ。

 水素を利用した発電所の導入など、水素利用の拡大が見込める25〜30年には、液化水素を運搬する商用船が実用化されると期待されている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170112-00000009-nna-asia

2017/01/12 一般家庭の光熱費を電力会社とガス会社が奪い合い、ガス劣勢か(ダイヤモンド・オンライン)

 4月の家庭向け都市ガス市場完全自由化で本格化する、“光熱費”争奪戦の火ぶたが切られた。

 すでに昨年4月に自由化された、約7.5兆円の家庭向け電力市場に、都市ガス市場の約2.4兆円が加わり、約10兆円の“光熱費”市場をめぐって、東京ガスや大阪ガスなどの都市ガス会社と、電力会社が正面衝突することになる。

 鞘当てはすでに始まっている。仕事納め直前の16年12月26日、新規参入する東京電力ホールディングス傘下の東京電力エナジーパートナー(東電EP)は提携先のLPガス大手の日本瓦斯と、また東京ガスは単独で記者会見を開き、4月へ向けた意気込みを発表したのだ。東電EPは7月、日本瓦斯は4月から、東京ガスの供給エリアへ攻め入ると宣言。迎え撃つ東京ガスの広瀬道明社長は「東電・日本瓦斯連合は最大、最強の相手」と敵を持ち上げつつ、都市ガス供給130年間の実績を強調し、シェア維持へ向けた決意を示した。

 翌日には関西電力がLPガス大手の岩谷産業と組み、大阪ガスの現在の料金よりも年間最大で約8%、約5800円安い料金メニューを発表。今月4日から申し込み受け付けを開始している。
● 避けられない価格競争

 “光熱費”争奪戦で勝負を分けるのは、やはり価格になりそうだ。供給するガス自体の品質で差別化を図ることはできないためだ。

 「できるだけ安い価格で提供する」(小早川智明・東電EP社長)、「(東京ガスの現在の料金よりも)10%は安くするつもり」(和田眞治・日本瓦斯社長)と攻め手からは挑戦的なコメントが相次ぐ。

 それに対して「ガスは機器の保安などサービスがものをいう。電力と違い単純な価格競争にはならない」と東京ガス幹部は強がるが、関電の戦略を見ても価格競争は避けられそうにない。

 事業者にとっては、価格競争力が生き残りの鍵となる。ガスの原料であるLNG(液化天然ガス)の輸入量を電力会社とガス会社で比較すると、電力会社の方が多いことがほとんどだ。スケールメリットを生かして安く仕入れられる調達力があり、それをガス料金の低廉化へつなげられる。

 そんな電力会社とガス会社の“地力の差”を認識して、大手都市ガス会社からは「電力会社とまともに戦ったらつぶされる」という声も漏れる。

 広瀬東京ガス社長は、LNGはいずれ国内2〜3陣営で共同調達することになるという見方を示しており、“光熱費”争奪戦は大規模な業界再編の引き金にもなりそうだ。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20170112-00113585-diamond-bus_all

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆平成28年度 次世代エネルギー産業創出セミナー<公益財団法人広島市産業振興センター> http://www.itc.city.hiroshima.jp/koshukai/h28-jisedai.html  【再掲】

 次世代エネルギーとして普及が期待されている水素エネルギーの利用拡大が進んでいます。天然ガスなどから水素を取り出し発電と給湯を行うエネファームは18万台を超え、水素で走る燃料電池自動車も発売が開始されました。広島地区でも水素ステーションが開設され、ガス用超高圧容器の開発が進んでいます。さらに、再生可能エネルギーからの水素製造で世界最高効率が達成されました。

 今回のセミナーを通して、将来の水素エネルギー社会を考えてみませんか。
◇日 時:平成29年1月17日(火)13:30〜17:15
◇場 所:広島市西区民文化センター(広島市西区)
◇参加費:無料(交流会は有料)
◇申込期限:平成29年1月13日(金)
◇申込方法:ウェブサイトをご覧ください

  http://www.itc.city.hiroshima.jp/koshukai/h28-jisedai.html
◇問合せ先:(公財)広島市産業振興センター 技術振興部
◇主 催:広島市、公益財団法人広島市産業振興センター
◇共 催:水素・次世代エネルギー研究会(主催者他、広島大学、中国経済産業局、中国経済連合会、公益社団法人中国地方総合研究センター)、東広島市
◇後 援:一般社団法人水素エネルギー協会、一般社団法人日本エネルギー学会
◇連絡先:公益財団法人広島市産業振興センター 田村 誠
      Tel:082-242-4170 Fax:082-245-7199

      メールアドレス:tamura-mアットマークitc.city.hiroshima.jp

              (アットマークは@に置き換えてください)

☆福岡水素エネルギー戦略会議 燃料電池(エネファーム)部品研究会【再掲】
http://www.f-suiso.jp/info/11976.html

 水素・燃料電池関連の市場規模は、我が国だけでも2030年に1兆円程度、2050年に8兆円程度に拡大するとの試算がある中、当該市場への新規参入を促進するため、既に15万台以上が普及しているエネファームに関する部品研究会を開催します。部品研究会では、パナソニック(株)のご担当者様からエネファームで使用される関連部品の情報を提供していただくとともに、コストダウンに向けた取組みをご紹介いただきます。

 参加者には、製造工程の見学など更に特別メニューを準備しておりますので、是非ご参加ください。
◇日 時:平成29年1月25日(水曜日)13:30 〜 16:30
◇場 所:博多バスターミナル 9階 第14ホール http://www.h-bt.jp/j21-access

    (福岡県福岡市博多区博多駅中央街2?1) *JR博多駅横
◇日 程:
1,福岡水素エネルギー戦略会議の取組み
   福岡水素エネルギー戦略会議 事務局
2,環境・エネルギーの状況と水素社会の道筋
   清水 俊克氏(パナソニック(株) 燃料電池事業担当)
3,エネファームの進化とコストダウンの取組み
   佐野 秀治氏(パナソニック(株) 原価推進課長)
4、特別メニュー「パナソニック工場見学(平成29年3月予定)」

   ※10社(各社1名)程度を予定。事前にヒアリング等実施させていただきます。5,特別メニュー「技術アドバイザーの派遣(日程調整の上、実施)」
◇お申込みについて:戦略会議ホームページから、オンラインでの申込みが可能です。
http://www.f-suiso.jp/info/11976.html

 FAXまた、E-mailでのお申込をご希望の方は、上記URLより申込書をダウンロード後、必要事項をご記入いただき、下記までお送りください。
◇お問い合わせ・お申込先:

  福岡水素エネルギー戦略会議事務局【担当:高木】(福岡県商工部新産業振興課内)

   電話:092-643-3448 / FAX:092-643-3421 / メール:info@f-suiso.jp

☆福岡水素エネルギー戦略会議 第3回研究分科会
「燃料電池要素研究分科会/高効率水素製造研究分科会(合同開催)」【再掲】
◇日 時:平成29年1月27日(金) 13:00〜16:30
◇場 所:JR博多シティ 9階会議室2(福岡市博多区中央街1-1 JR博多駅ビル)
◇定 員:60名(定員になり次第締切りとさせて頂きます。)
◇参加費:無料
◇申 込:オンラインにてお申込ください。http://www.f-suiso.jp/info/11936.html
◇プログラム:
13:00〜13:05 燃料電池要素研究分科会 座長挨拶

          伊藤 衡平氏(九州大学工学研究院 機械工学部門 教授)13:05〜13:45 「燃料電池の宇宙利用に向けた研究開発の状況」

          内藤 均氏(宇宙航空研究開発機構(JAXA) 研究開発部門 第一研究ユニット研究領域主幹)
13:55〜14:35  「タイトル未定」

          伊藤 衡平氏(九州大学大学院工学研究院機械工学部門 教授)(仮)14:35〜14:55 休憩(名刺交換等にご利用ください)
14:55〜15:35 「水素社会実現に向けたホンダの取組み」

          中沢 孝治氏((株)本田技術研究所 四輪R&Dセンター第5技術開発室 第3ブロック 主任研究員)
15:45〜16:25 「JAEAにおける原子力水素研究開発の現状」

          竹上 弘彰氏((国研)日本原子力研究開発機構 高温ガス炉水素・熱利用研究センター 研究副主幹)
16:25〜16:30 高効率水素製造研究分科会 座長挨拶

          松本 広重氏(九州大学 カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所 教授)
◇問い合わせ先:九州大学水素エネルギー国際研究センター 蓮尾

         TEL:092-802-3303  Mail:info@h2.kyushu-u.ac.jp

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■メルマガ「燃料電池ワールド」
 □毎週月〜金曜日発行(年末年始および祝日は休刊)
 □編集・発行:燃料電池NPO pemdream
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のどちらかで解除の手続きを行ってください。pemdreamでの代行はできません。
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  melma! http://melma.com/backnumber_39824/


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