燃料電池ワールド Vol.2244 (2016/12/05 08:30)

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□燃料電池ワールド Vol.2244
■2016年12月05日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

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                 ◇
■世界のヘッドライン
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■2016年12月02〜04日のWEB LINK NEWS
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2016/12/02 チノー、ドローン計測事例など紹介 創立80周年でテクニカルフェア(SankeiBiz)

 温度計測器大手のチノーは1日、東京・池袋のサンシャインシティ文化会館で創立80周年を記念したテクニカルフェアを開催した。

 展示会場にはドローンを活用した空間温度計測事例や水素社会に対応する水素センサーなど時流に沿った製品が並んだ。同社が力を入れる分野の一つ農業関連では、3月に発売を開始した園芸施設環境観測器「プラントモニタMH1000」が展示され、栽培環境の見える化を提案。パソコンのアプリケーションなどを用いれば作物の計画生産、品質向上のための実用的な環境データ運用が可能になるという。同社は「計測・制御・監視」をテーマに、今後も新製品を市場に投入する予定だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161201-00000013-fsi-bus_all

2016/12/04 最大で1900km連続して走る燃料電池トラックを披露した企業とは(ニュースイッチ)
米ニコラモーター、太陽光発電の水素プラントや水素ステーションも整備

 800?1200マイル(約1300?1900km)もの長距離を連続走行できる燃料電池セミトラックを、スタートアップの米ニコラモーター・カンパニーが披露した。セミトラックとは荷物を積んだトレーラーを牽引するタイプのトラック。2020年の出荷開始を予定している。

 ニコラモーターは、ユタ州ソルトレイクシティーを本拠地とし、電気自動車のテスラモーターズと同様、発明家のニコラ・テスラから名前をとった。同社によれば、すでに合計で30億ドル近いセミトラックの予約が入っているという。

 この「ニコラワン(Nikola One)」は燃料電池とリチウムイオン蓄電池を車両に搭載。電動モーターだけで1000馬力を超えるパワーと、2,000フィートポンド(277kgm/2,712Nm)のトルクを持ち、ゼロエミッションでありながら、現在使われているセミトラックの倍近い駆動性能を実現できるという。

 燃料電池車は走行中に二酸化炭素(CO2)を排出せず、電気自動車より航続距離が長くできることから、究極のエコカーとも言われている。水素ステーションでの燃料供給もニコラワンは15分で済み、電気自動車よりは短い。ただ、燃料となる水素の製造と水素ステーションのインフラが大きな課題とされている。

 そこで同社では、水素プラントおよびステーションについて自前での整備構想も打ち出した。太陽光発電で水を電気分解し、水素を製造する水素プラントを建設し、そこからタンクローリーでステーションに水素を供給する。計画では2018年1月から2019年終わりまでに364の水素ステーションを米国とカナダに設置する。

 また、販売では、北米に800のサービス拠点を持つトラックレンタル業者のライダー・システムとの間で、販売代理店およびメンテナンスパートナーの契約を結んだ。

 最初の5000台のトラックは委託製造するが、車両工場についてはいくつかの州と協議を進めており、2017年前半に立地場所を決定する。年間生産目標は5万台。

 顧客向けにはリースプログラムも用意。月額5,000?7,000ドルで3年間あるいは走行距離100万マイルまで、保証とメンテナンス、さらに使いたいだけの水素燃料のサービスが受けられるという。
<解説>

 ここで着目したいのは、単に新しいエコトラックを作って売るというビジネスにとどまっていないこと。燃料となる水素の製造も太陽光発電で環境負荷を抑えつつ、水素ステーションの整備まで行い、さらに販売・サービス網まで考慮した一大ビジネスモデルとなっている。ビッグピクチャーだけに金銭的負担も大きいと思われ、当面はテスラのように赤字あるいは自転車操業が続くかもしれないが、リースで利用料を抑えながら長距離走行できるのは魅力でもある。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161204-00010004-newswitch-ind

2016/12/04 東京五輪における環境をテーマにしたシンポジウム(ホウドウキョク)2020年東京オリンピック・パラリンピックにおける環境をテーマにしたシンポジウムには、5人の有識者が参加し、東京大会の環境対策について、問題点や、今後のあり方に関する意見が出された。
小池都知事は「東京を、水素のバスが走り回わる。特に、選手村との間を走るとか。そういう形では、アピールのチャンスだと思います」と述べた。
小池知事は「将来の東京と日本が、持続可能な国であり、都市であるためのチャンス」として、東京大会で、再生可能エネルギーを活用する考えを示した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161204-00003854-houdouk-soci

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆燃料電池・FCH部会 公開シンポジウム【再掲】
『ここまできた燃料電池の実用技術?要素技術・構成材料の進展?』

 (一財)大阪科学技術センター 燃料電池・FCH部会では12月12日(月)に公開シンポジウム『ここまできた燃料電池の実用技術?要素技術・構成材料の進展?』を開催します。水素・燃料電池分野の取組みについて最新の動向を聞く機会ですので、ぜひご参加下さい。
◇日 時:12月12日(月)13:00?17:30(シンポジウム)
           17:30?(交流会)
◇場 所:大阪科学技術センター 4階401会議室
◇定 員:120名
◇プログラム:
講演1 「英国Intelligent Energyの空冷燃料電池について」
     山川正高氏((株)IE JAPAN 代表取締役)
講演2 「燃料電池車”MIRAI”に採用されたカソード触媒技術」

     寺田智明氏((株)キャタラー 先進材料開発部FC開発室室長)講演3 「実用化段階におけるPEFC用イオン交換膜の課題と展望」

     大島隆夫氏(日本ゴア(株)パフォーマンス・ソリューションズ・ディビジョン プロダクトマネジャー)
講演4 「京セラにおける燃料電池セルの開発について」

     堀雄一氏(京セラ(株)総合研究所 SOFC開発部SOFC開発1課責任者)総合質疑 進行:江口浩一氏(京都大学教授・燃料電池・FCH部会 代表)

        稲葉 稔氏(同志社大学教授・燃料電池・FCH部会 代表)[交流会]17:30? 7階レストラン
◇参加費(会員外有料)

 シンポジウム参加費:・OSTEC賛助会員および研究会等会員、協賛団体会員 (企業)10,000円、(大学・公的研究機関)5,000円 ・その他一般参加:15,000円
 交流会参加費:3,000円
◇申込等詳細:燃料電池・FCH部会ホームページ
  http://www.ostec-tec.info/08/
[問合先]燃料電池・FCH部会 事務局
(一財)大阪科学技術センター 技術振興部 増山 (吉岡)

  E-mail:masuyama@ostec.or.jp TEL:06-6443-5320 FAX:06-6443-5319
◇主 催:一般財団法人大阪科学技術センター 燃料電池・FCH部会
◇協 賛(予定):(一社)エネルギー・資源学会、(公社)化学工学会関西支部、(公社)化学工学会エネルギー部会、(一社)近畿化学協会、(公社)電気化学会関西支部、(公社)電気化学会電池技術委員会、(一社)日本電機工業会、(一社)燃料電池開発情報センター、燃料電池実用化推進協議会

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