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□燃料電池ワールド Vol.2242
■2016年12月01日発行
◆燃料電池NPO pemdream
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■世界のヘッドライン(10月06日)
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2016/10/06 燃料電池野外実験、農村のマイクログリッドについての技術情報を提供〈PT〉
〔訳注〕SCHALK BURGER(CREAMER MEDIA CONTRIBUTING EDITOR)発:南アフリカの鉱物資源、科学技術貿易産業の各省(departments of Mineral Resources, Science andTechnology and Trade and Industry)からの支援で、南アフリカの証券取引所JSE社(JSE)に上場されているアングロ・アメリカン・プラチナ社(Anglo American Platinum:Amplats)による水素燃料電池農村電化野外実験(hydrogen fuel cell rural electrification field trial)は、農村社会に電気を供給するためのマイクログリッド・システムの使用に関する詳細な情報が提供されている。それは、この実験に使われる3カ所の5kW級水素燃料電池、73kWhのバッテリー群(battery bank)、14m3のメタノール燃料タンク、インバータと制御システムと、電気を提供されるフリーステイト州(Free State)クルーンスタッド(Kroonstad)Maokengタウンシップ(Maokeng township)ナレディ・トラスト村落(rural community of Naledi Trust)の34世帯に関するものである。
2016/10/06 ゼネラル・モーターズ社の燃料電池、50年の開発を記す〈PT〉
〔訳注〕デトロイト(DETROIT)発:1966年、テレビで「バットマン(Batman)」と「スター・トレック(Star Trek)」がデビューした。ゼネラル・モーターズ社(General Motors)は、世界初の水素動力燃料電池自動車である「エレクトロバン(Electrovan)」をテストした。「エレクトロバン」は厳密には、車両の推進のためのエネルギー源として水素を探求する試験車両だった。プロジェクト終了後、「エレクトロバン」は2001年に再発見されるまでの31年間、ミシガン州(Michigan)ポンティアック(Pontiac)倉庫に保管され、燃料電池ディスプレイ用に使用され、博物館に貸与された。GMは、水素燃料電池技術に25億ドル以上を投資しており、2013年以来の共同開発者であるホンダ(Honda)と並んで特許リーダーの一人となっている。
2016/10/06 米エネルギー省、業界が前例のない成長率を続ける間、水素および燃料電池に3000万ドルの投資を発表〈PT〉
〔訳注〕水素原子量の1.008にちなんだ全米水素・燃料電池デー(National Hydrogen Day)を記念して、米国エネルギー省(Energy Department:DOE)は、燃料電池業界の継続的な勢いと成長を示す新しい報告書を発表した。「2015燃料電池技術市場報告書(2015 Fuel Cell Technologies Market Report)」によれば、水素と燃料電池は前例のない速度で成長し続けており、2015年には世界中で約300MWの燃料電池を搭載している。この数字は2014年比で65%以上の成長示している。2015年はまた、世界で初めて燃料電池自動車の販売を開始した。この新興市場をさらに拡大するために、エネルギー省は本日、燃料電池と水素技術を推進するために予算に応じて、3000万ドルを投資する通知(notice of intent)を発表した。これらのプロジェクトは昨年、エネルギー省のエネルギー材料ネットワーク(Energy Materials Network:EMN)のもとで始まった国立研究所コンソーシアムを活用し、大統領のマテリアルズ・ゲノム・イニシアティブ(Materials Genome Initiative / 情報統合型物質・材料研究)と最先端の製造優先事項を支援する予定である。エネルギー省が支援する燃料電池と水素の研究は2007年以来、耐久性を4倍にすることで輸送用燃料電池のコストを50%減らし、プラチナの量を5分の1に削減した。
2016/10/06 サンフランシスコ湾で水素動力の旅客船は可能である、というサンディア国立研究所の調査〈PT〉
〔訳注〕リバーモア(LIVERMORE、カリフォルニア州)発:約2年前、サンディア国立研究所(Sandia National Laboratories)の研究者のジョー・プラット(Joe Pratt)とレニー・クレバノフ(Lennie Klebanoff)は、それほど簡単ではない質問を手がけた。水素燃料電池だけで高速旅客船を建造し、運行することは実現できるか? 答はイエスだった。答の背後にある詳細について、最近のリポートに載っている。ゼロ・エミッションで水素燃料電池高速旅客船(Zero Emission, Hydrogen Fuel Cell High Speed Passenger Ferry)のSF-BREEZE 号は、サンフランシスコ湾のゼロ・エミッションの再生可能エネルギー電気船を表している。水素を搭載したフェリーがあるが、ほとんどが湖と河川のツアーで使われる、より小型の遅い船である。SF-BREEZE 号の研究は、大きくて高速な船を建造することが技術的に実現可能かどうかを調べた。それは、海上規則を満たすことができ、サンフランシスコ湾地域ですでに使われている交通手段と経済的に競合する可能性がある。グループは、コンセプト仕様を策定した。150人乗りのフェリーで、毎日50マイルの往復ルートを毎時最高速度35ノットの約60%の速度で運行する。フェリーは、午前と午後の通勤の間の正午に充填できる。
2016/10/06 エア・プロダクツ社、全米水素・燃料電池デーの10月8日、ダ・ヴィンチ科学センターで水素燃料電池自動車を展示〈PT〉
〔訳注〕リーハイバレー(LEHIGH VALLEY、ペンシルバニア州)発:エア・プロダクツ社(Air Products)は10月8日、全米水素・燃料電池デー(National Hydrogen and Fuel Cell Day)を祝うために全国の企業や団体と参加するつもりである。エア・プロダクツ社は、アレンタウン(Allentown)のダ・ヴィンチ科学センター(Da Vinci Science Center)で午前10時から午後2時まで、水素燃料電池自動車トヨタ(Toyota)ミライ(Mirai)を展示する。
■2016年11月30日のWEB LINK NEWS
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2016/11/30 スマートハウス、凄いけど凄くない家が求められる理由(ダイヤモンド・オンライン)
現在(2016年度上期)、積水ハウスでは、太陽光発電か燃料電池を採用した新築住宅が85%を占めている(2009年は47%、2011年は78%)。大和ハウス工業では、太陽光発電と蓄電池、HEMSを搭載した新築住宅が約40%を占めている。
● 購入者のメリット 電気代はどれほどお得か
さて、これらスマートハウス。家を購入する消費者にとっては、どんなメリットがあるのだろうか。まず、高断熱仕様の家なので、冷暖房の効きが良く、夏涼しく、冬は暖かい。発電装置や省エネ装置があるため、売電収入と節約の効果によって、電気代が削減できるのが最大の魅力だ。
積水ハウスの試算によると、横浜市で4人家族の新築住宅(都市ガス使用、中学生2人・母親日中在宅、135m2
)の場合、燃料電池(エネファーム)導入で年間約5万2000円、太陽光発電(パネル5kw搭載)で年間15?16万円安くなるという。太陽光と燃料電池の「W発電」ならば、約20万円安くなることになる。 さらに、同じ条件で、1990年代建築の住宅とW発電の住宅を比較した場合、約29万円安くなるという。
その一方で、当然ながら、建築のコストは通常よりも高くなる。太陽光発電などを搭載すれば、300万円程度のコストアップは覚悟しなくてはならない。太陽光パネルは15年程度、燃料電池や蓄電池は10年程度で点検・補修が必要とされており、メンテナンス費用も想定しておく必要があるだろう。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161130-00109620-diamond-bus_all
2016/11/30 ホンダの燃料電池車 クラリティ、欧州第一号車が到着(レスポンス)
ホンダの欧州法人、ホンダモーターヨーロッパは11月29日、新型燃料電池車、『クラリティ フューエル セル』の欧州第一号車が現地に到着した、と発表した。
11月29日、クラリティ フューエル セルの欧州第一号車が現地に到着。これらの車両は、欧州での燃料電池車の普及に向けたプロジェクトで使用される予定。その後、英国のロンドンとデンマークのコペンハーゲンで、一般顧客向けの納車を計画する。
ホンダのトーマス・ブラックマン氏は、「クラリティ フューエル セルの欧州到着は、燃料電池車の実用化に向けての次なるステップ」と述べている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161130-00000025-rps-ind
2016/11/30 水素燃料電池車の走行体験 東京・江東区でイベント(朝日新聞デジタル)
水素燃料電池の仕組みや技術を学ぶイベントが12月10、11日、東京都江東区の「MEGAWEB トヨタ シティショウケース」である。水素燃料電池車「FC?PIUS」の走行体験や、燃料電池の仕組みを学ぶ紙芝居がある。走行体験は、午前11時15分と、正午?午後3時は1時間おき(11日は午後4時まで)に実施される。対象は身長115センチ以上の小学生から18歳未満。参加費無料。詳細はHP(http://www.megaweb.gr.jp/)。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161130-00000114-asahi-soci
2016/11/30 「海の森」は仮設主体で整備、東京都が方針(TBS系(JNN))
IOC=国際オリンピック委員会などとの4者のトップ級協議から一夜明けた30日、小池知事はカナダのオンタリオ州首相と会談しました。話題にあがったのは2020年の東京オリンピック・パラリンピックについてです。
「オリンピックのことを伺うのを、とても楽しみにしていました」(カナダ・オンタリオ州 ウィン首相)
「さまざまな準備を行っているところだが、燃料電池車などを活用した水素に着目し、環境先進都市・東京を世界にアピールしたい」(小池百合子 都知事)
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20161130-00000077-jnn-soci
■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆【燃料電池開発情報センター第22回寺子屋式 燃料電池講習会】【再掲】
◇日 時:12月5日(月)10:00〜16:30
◇場 所:中央大学 駿河台記念館
◇定 員:30名前後(定員になり次第締切りとさせて頂きます。)
◇締 切:11月25日(金)
◇プログラム:
10:00〜10:10 挨拶及び概況説明 FCDIC 事務局
10:10〜11:15 基礎編1(原理?触媒) 横浜国大(グリーン水素研) 石原 顕光
11:15〜11:40 基礎編2(電解質) FCDIC常任理事 吉武 優
11:40〜12:00 質疑応答
13:00〜13:50 燃料電池(PEFC)キットの組立・発電体験 FCDIC 事務局
14:00〜15:00 応用紹介 スマート水素ステーションについて
埼玉県 エコタウン環境課 吉野 徳幸
15:00〜16:00 応用紹介 エネファームについて(仮)
大阪ガス(調整中)
16:00〜16:30 総合質問
◇参加費(税込):FCDIC会員:12,000円、非会員:22,000円、学生:6,000円
◇問い合わせ・申込み:一般社団法人燃料電池開発情報センター 松田/塩澤fccon-xp☆fcdic.jp (☆を@にご変更ください)宛に、申込み用紙にご記入の上、メール添付にてお申し込みをお願い致します。
◇主 催:一般社団法人燃料電池開発情報センター
TEL:03-6206-0231 FAX:03-6206-0232
URL:http://www.fcdic.com/
☆燃料電池・FCH部会 公開シンポジウム【再掲】
『ここまできた燃料電池の実用技術?要素技術・構成材料の進展?』
(一財)大阪科学技術センター 燃料電池・FCH部会では12月12日(月)に公開シンポジウム『ここまできた燃料電池の実用技術?要素技術・構成材料の進展?』を開催します。水素・燃料電池分野の取組みについて最新の動向を聞く機会ですので、ぜひご参加下さい。
◇日 時:12月12日(月)13:00?17:30(シンポジウム)
17:30?(交流会)
◇場 所:大阪科学技術センター 4階401会議室
◇定 員:120名
◇プログラム:
講演1 「英国Intelligent Energyの空冷燃料電池について」
山川正高氏((株)IE JAPAN 代表取締役)
講演2 「燃料電池車”MIRAI”に採用されたカソード触媒技術」
寺田智明氏((株)キャタラー 先進材料開発部FC開発室室長)講演3 「実用化段階におけるPEFC用イオン交換膜の課題と展望」
大島隆夫氏(日本ゴア(株)パフォーマンス・ソリューションズ・ディビジョン プロダクトマネジャー)
講演4 「京セラにおける燃料電池セルの開発について」
堀雄一氏(京セラ(株)総合研究所 SOFC開発部SOFC開発1課責任者)総合質疑 進行:江口浩一氏(京都大学教授・燃料電池・FCH部会 代表)
稲葉 稔氏(同志社大学教授・燃料電池・FCH部会 代表)[交流会]17:30? 7階レストラン
◇参加費(会員外有料)
シンポジウム参加費:・OSTEC賛助会員および研究会等会員、協賛団体会員 (企業)10,000円、(大学・公的研究機関)5,000円 ・その他一般参加:15,000円
交流会参加費:3,000円
◇申込等詳細:燃料電池・FCH部会ホームページ
http://www.ostec-tec.info/08/
[問合先]燃料電池・FCH部会 事務局
(一財)大阪科学技術センター 技術振興部 増山 (吉岡)
E-mail:masuyama@ostec.or.jp TEL:06-6443-5320 FAX:06-6443-5319
◇主 催:一般財団法人大阪科学技術センター 燃料電池・FCH部会
◇協 賛(予定):(一社)エネルギー・資源学会、(公社)化学工学会関西支部、(公社)化学工学会エネルギー部会、(一社)近畿化学協会、(公社)電気化学会関西支部、(公社)電気化学会電池技術委員会、(一社)日本電機工業会、(一社)燃料電池開発情報センター、燃料電池実用化推進協議会
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■メルマガ「燃料電池ワールド」
□毎週月〜金曜日発行(年末年始および祝日は休刊)
□編集・発行:燃料電池NPO pemdream
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