燃料電池ワールド Vol.2225 (2016/11/07 08:52)

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□燃料電池ワールド Vol.2225
■2016年11月07日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

【PR】自称、「燃料電池の駆け込み寺」 株式会社ケミックス

    TEL:042・765・8800 http://www.chemix.co.jp/
                 ◇
■燃料電池関連イベント
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☆燃料電池・FCH部会 公開シンポジウム
『ここまできた燃料電池の実用技術?要素技術・構成材料の進展?』

 (一財)大阪科学技術センター 燃料電池・FCH部会では12月12日(月)に公開シンポジウム『ここまできた燃料電池の実用技術?要素技術・構成材料の進展?』を開催します。水素・燃料電池分野の取組みについて最新の動向を聞く機会ですので、ぜひご参加下さい。
◇日 時:12月12日(月)13:00?17:30(シンポジウム)
17:30?(交流会)
◇場 所:大阪科学技術センター 4階401会議室
◇定 員:120名
◇プログラム:
講演1 「英国Intelligent Energyの空冷燃料電池について」
     山川正高氏((株)IE JAPAN 代表取締役)
講演2 「燃料電池車”MIRAI”に採用されたカソード触媒技術」

     寺田智明氏((株)キャタラー 先進材料開発部FC開発室室長)講演3 「実用化段階におけるPEFC用イオン交換膜の課題と展望」

     大島隆夫氏(日本ゴア(株)パフォーマンス・ソリューションズ・ディビジョン プロダクトマネジャー)
講演4 「京セラにおける燃料電池セルの開発について」

     堀雄一氏(京セラ(株)総合研究所 SOFC開発部SOFC開発1課責任者)総合質疑 進行:江口浩一氏(京都大学教授・燃料電池・FCH部会 代表)

        稲葉 稔氏(同志社大学教授・燃料電池・FCH部会 代表)[交流会]17:30? 7階レストラン
◇参加費(会員外有料)

 シンポジウム参加費:・OSTEC賛助会員および研究会等会員、協賛団体会員 (企業)10,000円、(大学・公的研究機関)5,000円 ・その他一般参加:15,000円
 交流会参加費:3,000円
◇申込等詳細:燃料電池・FCH部会ホームページ http://www.ostec-tec.info/08/[問合先]燃料電池・FCH部会 事務局
(一財)大阪科学技術センター 技術振興部 増山 (吉岡)

  E-mail:masuyama@ostec.or.jp TEL:06-6443-5320 FAX:06-6443-5319
◇主 催:一般財団法人大阪科学技術センター 燃料電池・FCH部会
◇協 賛(予定):(一社)エネルギー・資源学会、(公社)化学工学会関西支部、(公社)化学工学会エネルギー部会、(一社)近畿化学協会、(公社)電気化学会関西支部、(公社)電気化学会電池技術委員会、(一社)日本電機工業会、(一社)燃料電池開発情報センター、燃料電池実用化推進協議会

☆【福岡水素エネルギー戦略会議 第2回研究分科会】【再掲】
「高圧水素貯蔵・輸送研究分科会/高圧水素下における機械要素研究分科会」
◇日 時:11月11日(金)13:00〜17:05
◇場 所:福岡東総合庁舎(福岡市博多区博多駅東1丁目7-1)
◇定 員:60名(定員になり次第締切りとさせて頂きます。)
◇参加費:無料
◇お申込:オンラインにてお申込ください。http://www.f-suiso.jp/info/11810.html
◇プログラム:
13:00〜13:05 高圧水素貯蔵・輸送研究分科会 座長挨拶

        秋葉 悦男氏(九州大学工学研究院機械工学部門教授)
13:05〜13:35 五島における海洋エネルギー&水素を用いたエネルギー輸出島の可能性

        木村誠一郎氏((公財)松下政経塾(九州大学I2CNER招聘研究員))
13:45〜14:15 環境技術開発紹介と水素貯蔵システムの研究状況について

        内山 直樹氏((株)アツミテック環境技術センターセンター長)
14:25〜14:55 水素社会に向けた日本製鋼所の取り組み

        久保 和也氏((株)日本製鋼所室蘭研究所主幹研究員) 
15:10〜15:40 DLCコーティングの水素中における摩擦摩耗

        田中 宏昌氏(九州大学工学研究院機械工学部門助教)
15:50〜16:20 高圧水素圧縮機とその周辺技術に関する技術動向(仮)

        三浦 真一氏((株)神戸製鋼所圧縮機事業部水素エネルギー室次長)
16:30〜17:00 水素エネルギー製品研究試験センターのご紹介

        村上 盛喜氏((公財)水素エネルギー製品研究試験センター事務局長)
17:00〜17:05 高圧水素下における機械要素研究分科会 座長挨拶

        澤江 義則氏(九州大学工学研究院機械工学部門教授)
◇問い合わせ先:九州大学水素エネルギー国際研究センター 蓮尾
TEL:092-802-3303  Mail :info@h2.kyushu-u.ac.jp

☆【福岡水素エネルギー人材育成センター 技術者育成セミナー「燃料電池コース」】【再掲】
◇日 時:11月24日(木)及び25日(金)※2日間のコースとなります。
◇会 場:九州大学伊都キャンパス(福岡市西区元岡744)
◇定 員:20名(定員になり次第締切りとさせて頂きます。)
◇受講料:10,000円/人〔交流会費: 3,000円/人(任意)〕
  ◎交流会費は、当日現金にてお支払をお願いします。
◇申込方法:オンラインにてお申込ください。http://www.f-suiso.jp/info/11847.html
◇申込期限:11月21日(月)定員に達し次第、締め切ります。
【プログラム】
<11月24日(木):1日目 講義>
13:00〜13:10 開校式(福岡水素エネルギー戦略会議)
13:10〜14:20 固体高分子形(PEFC)燃料電池の原理と各構成材料の開発状況と傾向

        林 灯氏(九州大学水素エネルギー国際研究センター教授)
14:30〜15:40 固体酸化物形(SOFC)燃料電池の原理と各構成材料の開発状況と傾向

        谷口 俊輔氏(九州大学水素エネルギー国際研究センター教授)
15:50〜17:00 燃料電池性能評価法

        伊藤 衡平氏(九州大学大学院工学研究院機械工学部門教授)
17:30〜19:00 交流会(希望者のみ)
<11月25日(金):2日目 実習>
9:30〜12:30  [実習] 燃料電池性能試験・解析方法(PEFC)

        中島 裕典氏(九州大学大学院工学研究院機械工学部門助教)
13:30〜16:30 [実習] 燃料電池性能試験・解析方法(SOFC)

        白鳥 佑介氏(九州大学大学院工学研究院機械工学部門准教授)
※実習では各種燃料電池組立と組み立てたセルを使用した性能評価・解析を行います。受講者数によっては2班に分けて実施するため、PEFCとSOFCの順序が逆になる場合がありますので、御了承ください
16:50〜17:00 閉校式(福岡水素エネルギー戦略会議)
◇問い合わせ先:福岡水素エネルギー戦略会議事務局 山口・蓮尾

  福岡県商工部新産業振興課内 TEL:092?643-3448 E-mail:info@f-suiso.jp
◇主 催:福岡水素エネルギー人材育成センター(福岡水素エネルギー戦略会議)

■世界のヘッドライン(09月13日)
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2016/09/13 米エネルギー省、分野をこえて脱炭素化を可能にするために水素を使う概念であるH2@スケールで情報提供依頼書を発行〈PT〉

〔訳注〕米エネルギー省(U.S. Department of Energy:DOE)は、H2@スケール(H2 @ Scale)で情報を集めるために情報提供依頼書を発行した。H2@スケールは、米国の電力生産、交通、産業部門の脱炭素化のために水素の大規模な展開を可能にする概念である。この回答は、11月4日に締め切られる。

2016/09/13 グリンハイ・プロジェクト:製鉄所のためのグリーン水素〈PT〉

〔訳注〕ザルツギッター(Salzgitter)発:窯で焼かれていない、そして七つのパートナーは、ザツルギッター平鋼社(Salzgitter Flachstahl GmbH)の工程に可逆的な電気分解を統合する。固体酸化物型電気分解セル(solid oxide electrolyzer cell:SOEC)モードは、系統の安定性を高める80%の効率/固体酸化物型燃料電池(SOFC)モードで蒸気電気分解を促進する。EUの新研究資金プログラム「ホライゾン2020(Horizon 2020)」の一部である最近開始されたグリンハイ(GrInHy)プロジェクトは、製鉄所の工業工程に可逆的電解技術を統合することにより、この分野の変化を促進することが目的である。可逆的高温電気分解経由でグリーンな産業水素、という略のグリンハイは、ドイツ、イタリア、スペイン、フィンランド、チェコ共和国から8つのプロジェクト・パートナーが参加しており、ザツルギッター平鋼社が実行している。

2016/09/13 タイ発電公社、電源システム安定化のために風力水素ハイブリッド・システムおよび燃料電池とともに12基以上のラムターコーン風力タービンを構築〈PT〉

〔訳注〕タイ発電公社(Electricity Generating Authority of Thailand:EGAT)は、政府の安定した電源政策を満たすために取り組んでいる。同公社は、2つの契約を結ぶことで、新しい電力貯蔵と発電技術の燃料電池技術とともに風力水素ハイブリッド・システム(Wind Hydrogen Hybrid System)を使用するラムターコーン(Lam Ta Khong)発電所で、合計容量24MW級の12基以上のタービンを構築する。風力タービンから電力生産の可能性を高める環境に優しいこのプロジェクトは、タイ(Thailand)で最大のプロジェクトであるだけでなく、アジアで最初のプロジェクトでもある。タイ発電公社は、タイが基幹電力発電所とともに再生可能エネルギーを開発することによってエネルギー・ミックスを多様化する必要があることを強調している。タイ発電公社総督Kornrasit Pakchotanonは9月6日、ラムターコーン風力タービン第2段階プロジェクトを構築するハイドロチャイナ社(Hydrochina Corporation)、風力タービンの安定開発プロジェクトを担当するハイドロジェニックス・ヨーロッパ社(Hydrogenics Europe N.V.)およびプララーム2シビル・エンジニアリング社(Phraram 2 Civil Engineering Co., Ltd)と契約を交わした。

2016/09/13 オーエムブイ社、リンツ近郊のアステンに水素充填ステーションを開設〈PT〉

〔訳注〕連邦評議会のRobert Seeber、アステン自治区市長のKarl Kollingbaum、オーストリアのオーエムブイ社(OMV)ガソリンスタンド事業マネージャーのWilfried Geppは本日、オーバーエスターライヒ州(Upper Austria)のリンツ(Linz)近郊のアステン(Asten)にオーエムブイ社(OMV)水素充填ステーション(hydrogen filling station)を開設した。これでオーエムブイ社は、オーストリアで3番目の水素充填ステーションを運営している。

■2016年11月04〜06日のWEB LINK NEWS
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2016/11/04 バス・タクシー・トラックのEVを導入する事業者を公募…国土交通省(レスポンス)

 国土交通省は、バス・タクシー・トラックの電気自動車導入を支援するため、「地域交通グリーン化事業」を公募すると発表した。

 このため、国交省では「地域交通グリーン化事業」により、自動車運送事業者に対して、電気自動車バス・タクシー・トラック、燃料電池自動車バス・タクシー、超小型モビリティの導入を重点的に支援している。

 今回、11月1日?11月18日まで、同事業の2016年度3回目となる公募を行う。応募の中から内容を外部有識者が評価し、その結果を踏まえて補助対象事業を認定する。

 補助率は電気自動車バス、超小型モビリティと付随する充電設備等が導入費用の半分、電気自動車タクシー・トラックと付随する充電設備などが導入費用の3分の1、燃料電池自動車バス・タクシーが導入費用の半分。電気自動車タクシーは、補助対象となる車両本体価格の上限が600万円となる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161104-00000007-rps-soci

2016/11/04 世界初、燃料電池で走る列車 ドイツで運行へ(CNN.co.jp)

 水素をエネルギー源とする世界初の燃料電池列車が来年、ドイツで商用運転を始めることが明らかになった。大気汚染物質を排出するディーゼル機関車のクリーンな代替として期待されている。

 独紙ヴェルトによれば、来年12月に北部ニーダーザクセン州ブクステヒューデからクックスハーフェンに至る路線(96キロ)で商用運転を開始するという。

 これがうまく行けば、ドイツの4つの州はさらに60両の燃料電池機関車を調達する契約を製造元の仏アルストム社と結んでいる。

 燃料電池列車が排出するのは蒸気と水だけで、二酸化炭素(CO2)も排ガスも出さない。電化路線には向かないが、欧州各地の非電化区間で走っている数多くのディーゼル車の代替として設計された。

 アルストムによれば、ドイツだけでディーゼル機関車は4000台を超える。また欧州連合(EU)によれば、ディーゼル機関車は欧州全域の鉄道運輸の20%を担っている。

 車両2両につき燃料電池と94キロ入りの水素タンクがそれぞれ1つ必要となる。水素タンクが満タンであれば300人を乗せて800キロ走ることが可能だという。

 最高速度は時速140キロと、仏TGVなどの高速鉄道にははるかに及ばない。だが短距離で非電化の路線にはぴったりだ。

 今後は試験走行を行い、来年末には独鉄道当局から認可を得る予定だという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161104-35091636-cnn-int

2016/11/05 燃料電池技術集積へ弾み 山梨県と企業協定、30年度に水素製造へ(産経新聞)

 県は4日、エネルギー関連の企業・団体と水素エネルギーの産業集積を目的に協定を結び、水素の製造、貯蔵、輸送、利用技術の実証事業を始めると発表した。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託事業で、県は米倉山太陽光発電所(甲府市下向山町)周辺の県有地を無償貸与し、技術・開発拠点を新設する。ここで太陽光の電力から水素を製造し、平成30年度から供給と貯蔵を行う。32年度からは輸送実験に取り組む。

 県は拠点開設に関して一般社団法人「水素供給利用技術協会」と協定を締結。水素の製造、貯蔵、輸送、利用の技術開発や実証研究で東レ、東京電力、エネルギー関連の東光高岳(たかおか)の3社と協定を結んだ。

 燃料電池技術は、水素と酸素を反応させて電気を生む仕組み。委託事業では、水素の取り出しに太陽光発電を使う「P2G」と呼ばれるシステムを実証する。

 米倉山の東電の太陽光発電設備(1万キロワット)を使い、30年度に水素製造を開始。32年度には燃料電池自動車450台が年間1万キロメートル走行するのに必要な水素を生産する計画という。

 生産された水素は金属の中に貯蔵。輸送時は高圧圧縮して容器で運搬できるようにする。輸送実験では、燃料電池の利用実績がない工場やスポーツ施設などに運び、実際に使えるか確認する。

 締結後の会見で後藤斎知事は「低コスト化が推進できれば水素社会が加速する」と協定の意義を説明。東レの出口雄吉専務も「企業や技術領域を越えた結集が求められている」と協力の必要性を強調した。
 県内では山梨大を中心に燃料電池の研究開発が進んでいる。

 後藤知事は「山梨燃料電池バレー」構想の実現に向け、「燃料電池産業の集積は米倉山から」と取り組みをアピールした。

 県内企業への経済効果について県電気課は「燃料電池インフラが整えば、燃料電池の部品やパーツ製造など県内関連産業の拡大につながる」と期待を寄せる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161105-00000042-san-l19

2016/11/05 アングル:「カローラ」50年目の正念場、購入層若返りへ活路開けるか(ロイター)
[東京 5日 ロイター] - トヨタ自動車の「カローラ」発売から50周年。日本の高度成長期から大衆車の代名詞であり、世界ではなお同社のベストセラー車で、海外での人気も根強い。しかし国内では購入層が高齢化し、ブランド存続を懸念する声も出ている。
<セダン購入者平均年齢は70歳近く>
<薄れる存在感>

 ただ「カローラというブランド自体を知らない若者もまだ多い」と、次期モデル12代目の開発責任者、小西良樹氏は危機感を募らせる。12代目は品質や性能はもちろん、「デザインも若者好みのかっこいい車を目指したい」と意欲を見せる。

 小西氏は「カローラには技術を大衆化する役割もある」と、大衆車の看板は譲らない覚悟だ。歴代開発責任者も「自動運転、燃料電池など時代に応じて進化する新技術を常に先取りし、大衆車として広めてほしい」(10、11代目担当の藤田博也氏)との思いを寄せる。
<「持つ喜び」のある車に>
<DNAにこだわらず>
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161105-00000025-reut-bus_all

2016/11/06 トヨタ、鳴り物入りのFCVに早くも暗雲…「希望的観測」空回りで普及進まず孤立(Business Journal)

 実はこの記者会見の前週、長野県軽井沢で先進7カ国(G7)による交通大臣会合があり、BMWの発表はこれと連動して開催された。だが、G7会合でもっともホットだった話題は、やはり自動運転。G7会合と同じタイミングで、アメリカの運輸省がワシントンDCで同国独自の「自動運転に関するガイドライン」を発表するなど、日欧とアメリカとの間で、自動運転に関する標準化・基準化・法整備などで「政治的な駆け引き」が強まっている状況だ。

 そうしたなか、FCVは世界市場でのメインテーマになりにくい。G7のなかでも、日本、ドイツ、そしてアメリカの一部であるカリフォルニア州が規模の大きな政策として打ち出しているだけで、他のG7やその他の世界各国にとっては「当分先の話」という姿勢である。
●なぜ、世界でFCVの普及が遅いのか?

 各国がFCVの本格普及に乗り気でない理由は、大きく分けて以下の4点だ。(1)開発コストが高いこと
(2)水素スタンドという専用のインフラ整備が必要なこと
(3)量産しても、現時点では市場性が見えないこと
(4)販売台数の達成目標を定めた法律が事実上、米ZEV法(ゼロ・エミッション・ヴィ―クル規制法)しかないこと
(3)については、ドイツや日本では、政府の施策のなかで将来の市場規模を数値化しているが、あくまでも「希望的観測」。現実には、トヨタが「先行者利益」と「社会に対する貢献」を念頭に、市場に切り込んでおり、それを各社が「様子見している」状況だ。

 そして、(4)については、米カリフォルニア州大気資源局(CARB)が定めるZEV法で、電気自動車(EV)またはFCVの市場導入が促進されている。だが、ZEV法をクリアするためにEVよりFCVを重要視しているのは、現状ではトヨタのみだ。
● 日本版ZEV法なしでは、そのうち「息切れ」

 日本におけるFCV普及戦略については、政府が2014年4月に閣議決定した「エネルギー基本計画」が基盤にある。そのなかで、「“水素社会”の実現に向けた取組の加速」として、FCV導入に受けたインフラの規制見直しを進め、FCV商業化を促進させるとしている。

 だが、16年後半となった現在、FCV普及が「昨年に比べて、さらに進んでいる」という感触が一般消費者にはない。自動運転もFCVも「20年の東京オリンピック・パラリンピックを目指して」という、政府やトヨタの掛け声はまだ続いている。だが、FCVの社会における受容性が不透明な印象が強く、一般消費者にとって「ピンとこない」のだと思う。

 結局、FCVを日本で普及させるには、市場での競争原理に委ねるのではなく、米ZEV法の日本版を策定し、自動車メーカーに対する「強制力」を発効するのが最良策なのかもしれない。技術的には規制緩和を進めるべきだが、普及台数では規制が必要である。(文=桃田健史/ジャーナリスト)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161106-00010001-bjournal-bus_all

2016/11/06 自動車用触媒で世界トップ3へ。トヨタグループの隠れた実力企業とは(ニュースイッチ)

 キャタラーは2025年に自動車用触媒を世界で年産3500万個にする長期ビジョン「グローバルビジョン2025」を策定した。主要取引先であるトヨタ自動車グループ以外への拡販や供給地域の拡大、次世代事業の創出、人材育成などを成長戦略に掲げる。

 同社は国内首位、世界4位の自動車用触媒メーカー。17年には静岡県磐田市に新研究開発拠点「キャタラーARKクリエーションセンター」も設立し、世界のトップ3入りを狙う。

 経営基盤の強化に取り組み、15年には触媒メーカー初となるデミング賞を受賞。新研究開発拠点は技術者が交流しやすい環境を整え、自動車メーカーと一体となった研究開発を加速させる。次世代技術ではトヨタが世界で初めて市販化した燃料電池自動車(FCV)「MIRAI」にFCV用電極触媒が採用された。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161106-00010005-newswitch-ind

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆【燃料電池開発情報センター第31回セミナー】【再掲】
「これからの燃料電池 ?新材料から大型・高温システムまで?」
◇日 時:11月21日(月)10:00〜16:45
◇場 所:中央大学 駿河台記念館2F 285号室
◇定 員:120名 (定員になり次第締切りとさせて頂きます。)
◇プログラム:
・セッション1
 1.バイオ燃料電池の現状と将来について
  10:00〜10:50 東京農工大学 中村 暢文氏
 2.大型水素FC開発について
  10:50〜11:40 東芝燃料電池システム(株) 公野 元貴 氏
・セッション2
 3.高機能フッ素系新電解質ポリマー
  13:00〜13:50 旭硝子(株) 本村 了氏
 4.PEFC用高温膜:炭化水素系について
  13:50〜14:40 上智大学 陸川 政弘氏
・セッション3
 5. LAGaO3を用いる低温作動型SOFC
  14:50〜15:40 九州大学 石原 達己氏
 6. SOFCハイブリットシステムの分散化電源としての役割
  15:40〜16:30 三菱日立パワーシステムズ(株) 岩田 光由氏
◇参加費(税込)テキスト付: FCDIC会員:11,000円、非会員:21,000円、学生:5,000円
◇申込み:fc-seminar☆fcdic.jp (☆印は@に読み替て下さい)宛,11月11日(金)迄に、申込み用紙にご記入の上、メール添付にてお申し込みをお願い致します。
◇主催:一般社団法人燃料電池開発情報センター セミナー担当
〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町一丁目19番地 お茶の水ビジネスビル1階TEL:03-6206-0231 FAX:03-6206-0232 
メール:fc-seminar☆fcdic.jp(☆を@にご変更ください) URL:http://www.fcdic.com/

☆【燃料電池開発情報センター第22回寺子屋式 燃料電池講習会】【再掲】
◇日 時:12月5日(月)10:00〜16:30
◇場 所:中央大学 駿河台記念館
◇定 員:30名前後(定員になり次第締切りとさせて頂きます。)
◇締 切:11月25日(金)
◇プログラム:
10:00〜10:10 挨拶及び概況説明 FCDIC 事務局
10:10〜11:15 基礎編1(原理〜触媒) 横浜国大(グリーン水素研) 石原 顕光
11:15〜11:40 基礎編2(電解質) FCDIC常任理事 吉武 優
11:40〜12:00 質疑応答
13:00〜13:50 燃料電池(PEFC)キットの組立・発電体験 FCDIC 事務局
14:00〜15:00 応用紹介 スマート水素ステーションについて
        埼玉県 エコタウン環境課 吉野 徳幸
15:00〜16:00 応用紹介 エネファームについて(仮)
        大阪ガス(調整中)
16:00〜16:30 総合質問
◇参加費(税込):FCDIC会員:12,000円、非会員:22,000円、学生:6,000円
◇問い合わせ・申込み:一般社団法人燃料電池開発情報センター 松田/塩澤fccon-xp☆fcdic.jp (☆を@にご変更ください)宛に、申込み用紙にご記入の上、メール添付にてお申し込みをお願い致します。
◇主 催:一般社団法人燃料電池開発情報センター
      TEL:03-6206-0231 FAX:03-6206-0232 
      URL:http://www.fcdic.com/

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