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□燃料電池ワールド Vol.2216
■2016年10月24日発行
◆燃料電池NPO pemdream
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■世界のヘッドライン(09月02日)
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2016/09/02 国連、中国の商用燃料電池バスを促進〈PT〉
〔訳注〕中国の燃料電池車は、8月31日に北京(Beijing)で、国連開発計画(United Nations Development Programme:UNDP)、化学技術部(Ministry of Science and Technology:MOST)、財政部(Ministry of Finance)、そして、いくつかの省政府が立ち上げた多国間プロジェクトに続く商業化によって速い発展が期待されている。「中国における燃料電池自動車の開発と商業化の促進」と名付けられたプロジェクトは、「世界的な環境保護ファシリティの燃料電池バスの商業化」と呼ばれる連続計画の第3段階である。最初の2つの段階は、ダイムラー・クライスラー社(Daimler-Chrysler)、上海汽車工業総公司(SAIC Motor)、北汽福田汽車社(Foton)によって製造された12台の試作燃料電池バスが26万2338キロの複合距離を完走し、そして、2008年の北京オリンピック(Beijing Olympics)と2010年の上海万博(Shanghai Expo)の間に合計12万6586名の客を運んだ。
2016/09/02 住宅用固体酸化物型燃料電池〈PT〉
〔訳注〕ミニCHPプラントとして働く燃料電池暖房装置は、高効率で戸建て住宅のための電気と熱を作ることができる。今までは、主に経済的な理由がこの技術の広範な市場導入を阻止してきた。BINE Projektinfoの「燃料電池は住宅のために電気と熱を生産する」と題したパンフレットは、連続生産レベルに開発された固体酸化物型燃料電池(SOFC)の新しい装置を紹介している。装置は、0.7kWの電気出力と1.3kWの熱出力を提供する。全体の効率は90%以上である。新しい燃料電池暖房ユニットは、研究や産業界からのパートナーと提携するヴァイヨン社(Vaillant GmbH)によって開発された。
2016/09/02 アルストム社、イノトランス2016で燃料電池推進システムの鉄道車両コラディアリントを発表〈PT〉
〔訳注〕国際鉄道技術見本市「イノトランス(InnoTrans)2016」で仏重電大手アルストム社(Alstom)は、燃料電池推進システムの列車「コラディアリント(Coradia Lint)」を発表する。同社は、この列車の設計を検査する前に、現在ドイツで開発中のすべてのゼロ・エミッション鉄道プロジェクト、計画、取り組みを再検討する良い機会だと考えた。2年前のイノトランス2014では、アルストム社とニーダーザクセン(Niedersachsen)、ノルトライン=ヴェストファーレン(Nordrhein-Westfalen)、バーデン=ヴュルテンブルグ(Baden-W〓rttemberg)、ヘッセン(Hessen)の各州ドイツ政府機関は、40の水素燃料電池列車を2020年までに開発する覚書に署名した。アルストム社はそれ以来、ドイツのザルツギッター工場(Salzgitter plant)で2つの試作列車を開発し、組み立てている。このプロジェクトは財政的に、持続可能な交通プロジェクト(sustainable transport projects)のための資金からくるものと運輸・デジタル・インフラストラクチャー省(Federal Ministry for Transport and Digital Infrastructure:BMVI)によって支援されている。アルストム社は2015年5月には、ハイドロジェニックス社(Hydrogenetics Corporation)と水素燃料電池を供給する10年間の独占契約を結んだ。約5000万ユーロの契約は、10年間で必要なサービスやメンテナンスとともに少なくても約200基のエンジンシステムの供給を含んでいる。
2016/09/02 パワーセル・スウェーデン社、中国の会社からパワーセルS2燃料電池スタックの注文を受ける〈PT〉
〔訳注〕ヨーテボリ(Gothenburg、スウェーデン)発:パワーセル・スウェーデン社(PowerCell Sweden AB)は、自動車業界内の中国企業からパワーセルS2燃料電池スタック(PowerCell S2 fuel cell stack)の注文を受け取った。パワーセルS2は、電気自動車用の水素ベースの航続距離延長システム(Range Extenders)「レックス(REX)」として使われる。
■2016年10月21〜23日のWEB LINK NEWS
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2016/10/21 自由化ガスタート! 西部ガス、来春控え機器展示会 福岡(産経新聞)
西部ガスのショールーム「ヒナタ福岡」(福岡市博多区)で20日、最新のガス機器などを展示する「くらしガ、スマート! 2016」が始まった。来年4月の都市ガス小売りの全面自由化に向け、ガスの先進性や安全への取り組みをアピールする。23日まで。
都市ガスを使って発電する家庭用燃料電池「エネファーム」や、安全センサーが付いたコンロ、床暖房などのガス機器が並んだ。昨年より100点増の約250点を展示したという。
西部ガスにとって、こうした機器の販売は、ガスの利用を広げる“入り口”となる。期間中の来場者1万人を目標に、広報活動にも力を入れた。
今年4月には電力小売りの全面自由化が始まった。九州電力は「オール電化」の営業を強化し、電気の優位性を強調する。さらに来春にはガス小売りも自由化される。全国で電力、ガスの垣根を越えた競争が激しくなると予想される。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161021-00000007-san-l40
2016/10/21 窯業業界の特許資産規模、トップは日本ガイシ…ガス濃度検出センサーなど(レスポンス)
パテント・リザルトは10月21日、独自に分類した窯業業界の企業を対象に、各社が保有する特許資産を質と量の両面から総合評価した「窯業業界 特許資産の規模ランキング」をまとめた。
この結果、1位 日本ガイシ、2位 旭硝子、3位 TOTOとなった。
3位のTOTOの注目度の高い特許には、「燃料ガス側と酸化剤ガス側を隔離するためのガスシールとして銀材料を用いた場合でも、銀の劣化や変質に起因する発電効率の低下を防ぐことのできる固体酸化物形燃料電池(SOFC)」や「複数の弾性変形するリップ部をもつシール部材により、水の浸入に起因する雑菌などの繁殖を抑制し、高い衛生性を確保することができるボウル設備」に関する技術などがある。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161021-00000035-rps-bus_all
2016/10/21 トヨタ、FCバスを販売へ…都バスに2台を納入予定(レスポンス)
トヨタ自動車は、実用化に向けて走行実証を重ねてきた燃料電池バス(FCバス)を、2017年初めよりトヨタブランドで販売すると発表した。「トヨタFCバス」の台数は2台で、東京都交通局が運行する路線バスとして使用される予定だ。
トヨタは、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、東京都を中心に100台以上のFCバスの導入を予定。これに向けて、公共交通としてのFCバスの活用について一般社会からの理解を高めていくために、2017年初めに、FCバスを日本で初めて販売する。さらに、トヨタは今後、着実に導入台数を増やし、2018年からは新型のFCバスによる導入拡大を目指し、鋭意開発を進めている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161021-00000043-rps-ind
2016/10/21 17年に燃料電池バス販売=日本初、東京五輪へ100台―トヨタ(時事通信)
トヨタ自動車は21日、燃料電池(FC)バスの販売を2017年に開始すると発表した。20年の東京五輪・パラリンピックに向け、東京都を中心に100台以上販売する計画だ。日本でのFCバスの販売は初めて。
価格は1億円程度。17年初めに東京都交通局へ「トヨタブランド」のFCバスを2台販売する。18年からは、現在開発を進めている新型FCバスを販売する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161021-00000110-jij-bus_all
2016/10/21 国交省、補助金交付事業としてFCバス導入事業を初認定(レスポンス)
国土交通省は10月21日、今年度2回目の「地域交通グリーン化事業」の事業計画認定を行い、燃料電池(FC)バスに係る事業としては初めて、東京都交通局が事業実施者となる計画(2017年3月導入予定)を認定した。
今回の公募では、東京都交通局で実施する事業用FCバスの事業計画を日本で初めて認定し、支援対象とする案件に決定。FCバス車両本体価格の50%を補助する。FCバスの導入は、乗用車より多くの水素を消費するため、環境改善効果が大きいとともに、災害時は避難所等での発電システムとして活用されることが期待される。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161021-00000054-rps-soci
2016/10/21 トヨタが2017年から燃料電池バスを市販、東京都交通局の路線バスで採用(MONOist)
トヨタ自動車と日野自動車は、2001年6月にFCバスの試作車「FCHV-BUS1」を開発し、2002年9月には公道走行可能な「FCHV-BUS2」を発表している。FCHV-BUS2は、2005年3月開催の愛・地球博にも利用された。2015年1月からは、愛知県豊田市内を走る路線バス「とよたおいでんバス」の「豊田東環状線」(豊田市?三河豊田駅前)を、トヨタFCバスが1日3往復する営業運転を実施。同年7月には東京都内でも走行実証と外部電源供給システムの給電実証を行った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161021-00000065-it_monoist-ind
2016/10/21 考えよう地球温暖化 11月12日藤沢で環境フェア(カナロコ by 神奈川新聞)
地球温暖化問題などについて考える「ふじさわ環境フェア」が11月12日、藤沢市民会館で開かれる。
水素を使った燃料電池自動車(FCV)の同乗体験をはじめ、環境に優しいせっけん作りやリサイクル用品を使ったワークショップも開かれる。地球環境観測研究開発センターの主任技術研究員・熊本雄一郎さんを招いた学習会も開催。海洋学の視点から東京電力福島第1原発事故を考える。
午前9時50分?午後3時半。問い合わせは、市環境総務課電話0466(50)3529。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161021-00012827-kana-l14
2016/10/22 22日の朝刊(都内最終版)(時事通信)
【フジサンケイ ビジネスアイ】
◆トヨタ 燃料電池バスを来年発売▽世界販売 年3万台目指す 業界巻き込む取り組み必要(2)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161022-00000000-jijnb_he-bus_all
2016/10/22 BMWの考える未来、キーワードは「三角」(Wedge)
ドイツの自動車メーカー、BMWは今年創業100周年となる。それを記念した「NEXT100」と銘打ったイベントを北京、ロンドン、ロサンゼルスで開催したのだが、その内容とはタイトルの通り、これまでの100年を振り返りつつ、これからの100年を見通した乗り物へのBMWなりの答えを示すものだった。
BMWは1916年、航空機のエンジンを製作するメーカーとして誕生。その後1923年にはバイク、そして27年から車を生産し始めた。現在はBMWモータード(バイク)、BMW、ミニ、ロールスロイスという4つのブランドを持つ総合メーカーだ。
BMWグループではこれらのコンセプトが実現するのは「2、30年先」だと説明する。オートショーなどで発表されるコンセプトカーは数年後の市販を目的とするが、NEXT 100では文字通り100年先にはどんな車が存在するのかを真剣に考えたものが提示されている。
「現在様々なメーカーが自動運転の開発を進めており、数年後には実用化の声もある。しかしミニやロールスのコンセプトのような完全自動運転モードを持つ車が実際に市街地を走れるようになるのはまだまだ時間がかかる。自動運転の実現にはかなり高速のインターネットが世界中を網羅する必要があるためだ」という。エンジンも同様で、全てのコンセプトは「ゼロ・エミッション」だが、数十年先にEVが中心となっているのか、あるいは水素エンジンなのか、燃料電池なのか、全く別のものなのか、現時点ではまだ分からない。しかしあらゆる可能性に対応できるコンセプトとして考えられたのが、今回の4つのモデルなのだ。
NEXT 100の会場では現在の4つのブランドの最新モデルの展示、バイクをVRで楽しむイベント、EVであるi3、i8などの試乗会も行われていた。しかしBMWが今回のイベントで提言したかったのは「2050年には地球の人口は100億人に達し、うち75%が都市部で生活するようになる。そんな時代に人々が求め、環境にも優しく、便利で快適で、なおかつ車を所有する楽しさも与えられる」のはどんな車か、という点だろう。オートショーとは一味違う、少し先を見据えたBMWのアイデアにはメーカーとしての責任感とモノ作りへの真剣な姿勢が感じられた。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161022-00010003-wedge-int
2016/10/22 トヨタ自動車・豊田章男社長が語る「プリウスPHVに賭ける思い」(@DIME)
???今回、11・6インチという巨大なモニターやソーラーパネル(※オプション)が装備されています。こういった最新の装備もリクエストされたのですか?豊田 そこは現場が自分たちで決めたものです。そういうトライを仕掛けていくのが『プリウス』という先進的なクルマの特徴です。今や『プリウス』は、『カローラ』と同じように“普通のクルマ“として市民権を得られたと思っています。どんなミッションであれ、エコカーの最大のポイントは、普及させなければダメだということ。
水素社会も将来性があると思います。日本は資源がないわけですから。水素という油田があるわけじゃなく、水素を生む新しい技術がたくさんあります。自動車メーカーだけの力では実現できるものではありませんが、日本全体で水素社会を真剣に考えてほしいですね。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161022-00010001-dime-bus_all
2016/10/23 パリ協定発効 走り出した「IoT省エネ時代」の新技術(マネーポストWEB)IoTを活用したスマートグリッドの効果
再生可能エネルギーの導入拡大のためには、発電設備に加え、それを管理・制御する技術が不可欠だ。太陽光や風力などの再生可能エネルギーは、日照や風量の変動を含めて性質上供給が安定しにくく、常に火力発電などの「調整電力」を必要としている。今後、太陽光発電事業者や風力発電事業者が増加し、加えて一般家庭においても太陽電池やエネファーム(燃料電池)による発電や売電も増加傾向にあるため、電力の需給予測は複雑化していくと予想できる。
こうした環境下で電力の安定供給と省エネを実現するためには、需要側と供給側の情報がリアルタイムで行き交い、供給と消費を適切にコントロールするシステムが必要となる。それがIoT(モノのインターネット)を活用したスマートグリッド(次世代送電網)だ。
政府は2030年までに全ての住まいでHEMSを設置することを目指しており、また各電力会社は2024年度中にスマートメーター導入を完了させるとしている。
スマートグリッドの中核ともいえるスマートメーターは、2016年4月の電力小売全面自由化を背景に設置普及が加速していくとみられている。実際、電力流通システムを一貫提供する東光高岳(東証1部・6617)は、スマートメーターの生産増加と生産前倒しによって業績が改善している。
再生可能エネルギーの導入を含む省エネ実現には、発電設備の技術革新に加え、ICT(情報通信技術)が必要不可欠となるだろう。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161023-00010000-moneypost-bus_all
■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆【燃料電池開発情報センター第31回セミナー】【再掲】
「これからの燃料電池 ?新材料から大型・高温システムまで?」
◇日 時:11月21日(月)10:00〜16:45
◇場 所:中央大学 駿河台記念館2F 285号室
◇定 員:120名 (定員になり次第締切りとさせて頂きます。)
◇プログラム:
・セッション1
1.バイオ燃料電池の現状と将来について
10:00〜10:50 東京農工大学 中村 暢文氏
2.大型水素FC開発について
10:50〜11:40 東芝燃料電池システム(株) 公野 元貴 氏
・セッション2
3.高機能フッ素系新電解質ポリマー
13:00〜13:50 旭硝子(株) 本村 了氏
4.PEFC用高温膜:炭化水素系について
13:50〜14:40 上智大学 陸川 政弘氏
・セッション3
5. LAGaO3を用いる低温作動型SOFC
14:50〜15:40 九州大学 石原 達己氏
6. SOFCハイブリットシステムの分散化電源としての役割
15:40〜16:30 三菱日立パワーシステムズ(株) 岩田 光由氏
◇ 参加費(税込)テキスト付: FCDIC会員:11,000円、非会員:21,000円、学生:5,000円
◇申込み:fc-seminar☆fcdic.jp (☆印は@に読み替て下さい)宛,11月11日(金)迄に、申込み用紙にご記入の上、メール添付にてお申し込みをお願い致します。
◇主催:一般社団法人燃料電池開発情報センター セミナー担当
〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町一丁目19番地 お茶の水ビジネスビル1階TEL:03-6206-0231 FAX:03-6206-0232
メール:fc-seminar☆fcdic.jp(☆を@にご変更ください) URL:http://www.fcdic.com/
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