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□燃料電池ワールド Vol.2170
■2016年08月12日発行
◆燃料電池NPO pemdream
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TEL:042・765・8800 http://www.chemix.co.jp/
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■世界のヘッドライン(06月28日)
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2016/06/28 水から水素を製造する安い方法を見つける研究者たち〈PT〉
〔訳注〕デビッド・キャラバン(David Callahan)発:ストックホルム(Stockholm)のスウェーデン王立工科大学(KTH:Royal Institute of Technology)の研究者たちは、貴金属に頼ることなく水を分割するより良い方法を発見することで大規模な水素製造への道筋を開いた。彼らは、今、この再生可能エネルギー源を活用して1つの主要な障害を解く鍵を与えたと報告している。先週、研究員のケ・ファン(Ke Fan)は、水の酸化(water oxidation)のための分子触媒を開発し、それがニッケル、バナジウムに関与する単層複水酸化物(monolayered double hydroxide)であると述べている。
2016/06/28 運転できる水素駆動車を得るための新しい分子設計〈PT〉
〔訳注〕メルボルン大学(University of Melbourne)発:液体ギ酸(liquid formic acid)から効率的に調達される水素を作る根本的に新しいプロセスは、経済的に水素駆動車の夢を作るために一歩前進することができた。水素の製造にギ酸を使うことは実行可能だとは決して見なされていないが、それは高温で分解する必要があり、また副生成の廃棄物が作られるからである。しかし、メルボルン大学教授のリチャード・オヘア(Richard O’Hair)は、70℃の低温で水と二酸化炭素から生成するギ酸を分子触媒(molecular catalyst)で設計する国際的な科学者チームを率いている。研究は、オーストラリア研究評議会(Australian Research Council)から資金を供給され、ジャーナル「ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)」に掲載された。
2016/06/28 水素駆動車で韓国との協力を求めるノルウェー特使〈PT〉
〔訳注〕ソウル(SEOUL、聯合ニュース)発:ノルウェー大使(Norwegian Ambassador)ジャン・Grevstad(Jan Grevstad)は、韓国ノルウェー経済協力会議(Korea-Norway Economic Cooperation Council)の開会式で、「韓国のエンジン技術は、ノルウェーの水素製造および水素駆動車を作る基盤技術と対になっている」と述べた。
2016/06/28 セレスパワー社、日産自動車とエム・ソルブ社と電気自動車のために固体酸化物型燃料電池で航続距離延長システムを開発する協定を契約〈PT〉
〔訳注〕セレスパワー・ホールディングス社(Ceres Power Holdings plc)は、現在、以前の3月22日に発表したイノベート英国(Innovate UK)および「低排出ガス車のためのオフィス(Office for Low Emission Vehicles:OLEV)」からの資金調達協定(funding arrangement)の一環として、日産自動車製造英国社(Nissan Motor Manufacturing (UK) Ltd)、エム・ソルブ社(M-Solv)と新しい関係を始める全ての協定を確定した、と発表した。セレスパワー社は、電気自動車のための固体酸化物型燃料電池(Solid Oxide Fuel Cell:SOFC)スタック技術による航続距離延長システム(Range Extender)の実証を行うコンソーシアムのリーダーである。
2016/06/28 アレバH2ゲン社、フランスで最初の電解製造工場を始める〈PT〉
〔訳注〕アレバH2ゲン社(AREVA H2Gen)の技術開発者は、プロトン交換膜(Proton Exchange Membrane:PEM)技術を使う水の電気分解系水素発生装置
(water-electrolyser-based hydrogen generators)を設計、開発、製造するフランスで最初の電解製造工場を開始した。6月24日の同社の声明では、250万ユーロの投資を行うと発表した。
〔訳語〕アレバH2ゲン社(AREVA H2Gen):2014年に設立された合弁会社。Vol.1748
2014/11/05発行に載っている。
■2016年08月10〜11日のWEB LINK NEWS
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2016/08/10 低コストな燃料電池へ前進、レアメタル不要の触媒材料を開発(スマートジャパン)
芝浦工業大学は2016年8月3日、ソリューションプラズマ処理を用い、窒素含有カーボン(NCNP)とカーボンナノファイバー(CNF)からなる「NCNP-CNFコンポジット材料」を開発したと発表した。白金などのレアメタルを使わない廉価な正電極触媒として実用化できれば、燃料電池などの低コスト化に貢献できるという。
白金触媒と同等の性能、劣化性能では優位に
芝浦工業大学では、開発したNCNP-CNFの複合材料の電極触媒としての性能を検証した。白金担持カーボンと比較した場合、触媒能(電位)に差はあるものの、触媒活性(電流値)は白金触媒と同等レベルの性能を引き出すことに成功したとしている。これは、合成したNCNPの豊富な活性サイト(化学反応が起こる場所)とCNFの電荷を異動させる導電パスの相乗効果が寄与しているという。
正極触媒としての劣化性能の比較では、市販の白金触媒より優位性が見られた。電流を流してから約11時間後の電流密度は、市販の白金触媒では63%まで減少したのに対し、NCNP-CFNコンポジット材料では85%とより優れた耐久性を示したとしている。また、測定中にメタノールを添加したところ、白金触媒は瞬時にカソード電流密度が減少したが、NCNP-CFNコンポジット材料はほとんど変化がなかった。
芝浦工業大学は今回の研究成果をベースに、燃料電池などの低コスト化に貢献できる新材料として、企業などと連携して材料の応用や実用化に向けた研究を進める方針だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160810-00000014-biz_it_sj-bus_all
■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆福岡水素エネルギー戦略会議福岡水素エネルギー戦略会議 総会・講演会(8/31)【再掲】
今年度の講演会では「再生可能エネルギー由来の水素」「新たなアプリケーション」をキーワードに、水素・燃料電池分野における最新の市場動向について、最前線で活躍されておられる企業等からご講演いただく予定にしております。
当日は、情報交換・懇親の場となる交流会も開催します。
会員以外の方もご参加いただけますので、皆様奮ってご参加ください。
◇日 時:8月31日(水曜日)14:00 ? 18:30
◇場 所:ホテルニューオータニ博多(JR博多駅からバス約7分、天神からバス約5分)
アクセス http://www.kys-newotani.co.jp/hakata/info/access/index.html
◇日 程:
14:00〜15:10 『福岡水素エネルギー戦略会議 総会』
挨拶、議事 戦略会議28年度事業計画 等
15:20〜17:00 『講演会』
講演1「再生可能エネルギー由来水素の活用に向けた国内外取組動向(仮)」
大平英二様(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)燃料電池・水素グループ主任研究員 )
講演2「スズキの燃料電池二輪車「バーグマンフューエルセル」開発(仮)」
村松仁様(スズキ株式会社電動車開発部第九課専門職)
講演3 地元企業の取組(調整中)
17:00〜18:30 『交流会』
※当日、受付にて5,000円/人のご負担をお願いいたします。(領収証をお渡しします。)
◇お申込みについて:
戦略会議ホームページから、オンラインでの申込みが可能です。
http://www.f-suiso.jp/info/11419.html
FAXまた、E-mailでのお申込をご希望の方は、上記URLより申込書をダウンロード後、必要事項をご記入いただき、下記までお送りください。
◇お問い合わせ・お申込先:
福岡水素エネルギー戦略会議事務局【担当:高木】(福岡県商工部新産業振興課内)
電話:092-643-3448 / FAX:092-643-3421 / メール:info@f-suiso.jp
☆かながわ環境関連産業ネットワーク 第11回 創・蓄・省エネフォーラム【再掲】『新エネルギー技術習得講座』
今回は二日間にわたり、フォーラムに参加される方々が実際に太陽光発電の発電計測やパワコンの運転試験、マイクロ燃料電池(MEA)の作成・発電試験、蓄電池の基礎、風力発電などの評価を体験して頂くための技術習得講座を開催いたします。
新エネ関連開発などの部署に配属になった方、燃料電池の発電を体験されたい方などのお申し込みをお待ちしております。
◇日 時:8月30日(火)、31日(水) 10:00〜16:30
◇場 所:職業能力開発総合大学校 4号館 1階
◇交通案内:http://www.uitec.jeed.or.jp/access/index.html
◇キャンパスマップ:http://www.uitec.jeed.or.jp/schoolguide/campusmap.html
◇定 員:15名(定員となり次第締切)
◇参加費:無料
◇プログラム:
講師:清水洋隆氏(職業能力開発総合大学校能力開発院新成長分野(電気環境エネルギーユニット)教授)
〇8月30日(火)
10:00〜11:30 新エネルギー概論 ・新エネルギーとは(新エネルギーの種類と概要、太陽光発電システムの構成、パワーコンディショナーの運転試験)
12:30〜14:30 太陽光発電の発電実験(日射及び発電データ収集)
14:30〜16:00 風力発電の基本特性、風力発電実験装置による特性試験
16:00〜16:30 質疑応答 応用開発など技術相談
〇8月31日(水)
10:00〜11:30 蓄電池の基礎 充電回路について
12:30〜16:00 燃料電池の構造について
燃料電池製作実習・MEA製作・発電実習、燃料電池評価装置の紹介 発電特性試験
16:00〜16:30 質疑応答 応用開発など技術相談
◇申し込みはこちらから↓
メールの件名を「第11回 創・蓄・省エネ フォーラム参加申込み」として、必要事項(1. 会社・機関名、2.所属・役職名、3.貴名)をご記入いただき、かながわ環境関連産業ネットワーク事務局 kankyou@sic-sagamihara.jp へ直接お申し込みください。下記ホームページの申込みフォームからもお申し込みできます。
http://www.sic-sagamihara.jp/enet/news/20160715.html
◇問い合わせ先:かながわ環境関連産業ネットワーク事務局
(株)さがみはら産業創造センター 担当:安藤、荻島、永井
TEL:042-770-9119 FAX:042-770-9077 E-mail: kankyou@sic-sagamihara.jp
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