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□燃料電池ワールド Vol.2159
■2016年07月26日発行
◆燃料電池NPO pemdream
※明日27日は都合により休刊します。
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■世界のヘッドライン(06月13日)
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2016/06/13 アルタギー社、燃料電池メーカーの会員として米国電気通信産業ソリューション連合に参加〈PT〉
〔訳注〕フォルサム(Folsom、カリフォルニア州)発:アルタギー社(Altergy)は、米国電気通信産業ソリューション連合(Alliance for Telecommunications Industry Solutions:ATIS)に参加した。燃料電池メーカーの一員として、アルタギー社は、業界で最も急を要する優先事項を進めることで国際的な情報通信技術(Information and Communications Technology:ICT)企業を支援できると考えている。同社は、情報通信技術の環境への影響だけでなく、事業者のエネルギーや電力生産についてもコストを削減することができる。
2016/06/13 エネルギー省、中型や大型燃料電池電気トラックを対象とした情報提供依頼書を公布〈PT〉
〔訳注〕米国エネルギー省(U.S. Department of Energy:DOE)燃料電池技術局(Fuel Cell Technologies Office:FCTO)は、トラックの運転手、トラックや貯蔵タンクメーカー、燃料電池メーカー、ステーション装置の設計者、およびその他の燃料電池電気トラックを対象とする問題についての利害関係者に対して、反応や意見を得るための情報提供依頼書(request for information:RFI)を公布した。この依頼書の締め切りは、7月11日である。
2016/06/13 グリーンライト社、固体酸化物型燃料電池の製造コストを減らすヨーロッパの「ソスレム(SOSLeM)」プロジェクトに参加〈PT〉
〔訳注〕欧州燃料電池水素共同実施機構(Fuel Cells and Hydrogen 2 Joint Undertaking:FCHJU)によって提供されている支援を通じて、グリーンライト・イノベーション社(Greenlight Innovation GmbH)は3年間、固体酸化物型燃料電池(SOFC)の製造開発プロジェクトに参加している。業界パートナーには、SOFCのリーダーであるソリッドパワー社(Solid Power)とHTセラミックス社(HT Ceramix)、ならびにエイヴィエル・リスト社(AVL List GmbH)が含まれている。「ソスレム(SOSLeM:Solid Oxide Stack Lean Manufacturing)」プロジェクトは、燃料電池スタックの製造コストの低減を目的としており、kWあたり約2500ユーロの資本コストを減少させるために約70%の製造コストの削減に要約する。
2016/06/13 燃料電池水素共同実施機構の「HPEM2GAS」プロジェクトは配電網の支援のために電気分解のコストを削減〈PT〉
〔訳注〕燃料電池水素共同実施機構(FCH JU)はこのほど、配電網管理用に最適化された低コストのPEM電解槽を開発する「HPEM2GAS」プロジェクトの委託研究契約(Grant Agreement)を結んだ。
2016/06/13 メルセデス・ベンツ、プラグイン燃料電池SUVを来年販売開始〈PT〉
〔訳注〕ブルームバーグ(Bloomberg)発:メルセデス・ベンツ(Mercedes-Benz)は来年、スポーツ・ユーティリティ・ビークル(sport utility vehicle:SUV)「GLC」の燃料電池電気バージョンの販売を始める。
2016/06/13 カリフォルニア大学アーバイン校医療センターの燃料電池、現在動作中〈PT〉
〔訳注〕カリフォルニア大学アーバイン校(UC Irvine)医療センター(Medical Center)の高温燃料電池と吸収式冷凍機(high-temperature fuel cell and absorption chiller:HTFC/AC)システムは現在、施設の電力需要の約30%を生成し、200冷凍トンの冷却(800kW)を供給している。このフュエルセル・エナジー社(Fuel Cell Energy)の溶融炭酸塩型(molten carbonate)ユニットは、吸収式冷凍機で捕捉可能な高品質の廃熱を生成するベース負荷電気プロバイダー(base load electricity provider)として動作するように設計されている。熱はその後、センターのダグラス病院循環水式空調システム(Douglas Hospital hydronic air conditioning system)の冷却に変換される。電力を生成するために燃料を使用しないこの燃料電池発電装置は、実質ゼロの汚染物質を生成する。
2016/06/13 効率的な水素製造を簡単に〈PT〉
〔訳注〕ロスアラモス(LOS ALAMOS、ニューメキシコ州)発:2015年のSF映画「オデッセイ(The Martian)」で火星に閉じ込められた宇宙飛行士マット・デイモン(Matt Damon)は、救命水を作るために、ロケット燃料のヒドラジン(hydrazine)と水素の化学的性質を利用する。この場面についてロスアラモス国立研究所(Los Alamos National Laboratory)のゴータマ・グプタ(Gautam Gupta)が、「ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)」に掲載している。記事はその紹介だが、ウィキペディアでも「ワトニー(主人公)が水を作るために用いた電気分解の技術は、NASAの火星探査機でも実際に使用されているものである」と注釈をのせている。
2016/06/13 テューガ・グループ:パワー・ツー・水素ガス技術の性能を更新〈PT〉
〔訳注〕ITMパワー社(ITM Power)は、ドイツのテューガ・グループ(Th〓ga group)が2年間、彼らが購入したITMパワー社のパワー・ツー・ガス(Power-to-Gas)プラントの運用実績に関する発表に注意を促している。2013年にテューガ社の電力で電気を水素に変換して、ガス分配ネットワーク(gas distribution network)に供給するために電力を使用する全国で初の実証だった。電気分解をパワー・ツー・ガス技術で使ったこともPEM型電解槽のシステムの効率性を検証した。システムは新たに開発した制御ユニットの助けを借りて、他のプラントを接続する仮想ネットワーク内で作業し、発電と消費の間の違いを変調した。このプロジェクトは、第2段階への進展が検討されている。
2016/06/11〜12 記事の配信はありません。
■2016年07月25日のWEB LINK NEWS
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2016/07/25 「MWC上海2016」で見つけたおもしろガジェット3選(@DIME)
■地味にすごい。水と塩で発電するカートリッジ式のポータブル燃料電池
スマホと一緒に持ち運ぶ率ナンバーワンのアクセサリー、ポータブルバッテリーでは、地味ながら最新の燃料電池の出展もあった。スウェーデンのmyFC社が展示していたのは、『JAQ』と名付けられた世界最小サイズのポータブル燃料電池。
説明員によれば、手の平サイズの本体に塩水の入ったカートリッジを差し込むと水素が発生し、それをエネルギー源に発電するしくみとのことで、カートリッジのサイズによって900mAh、1800mAh、2400mAhの電力供給が可能という。本体の推定価格は50?60ユーロ。カートリッジは使い捨て(回収リサイクル)で、1つ1?2ユーロで提供予定。同社のサイトではすでに1ヵ月4.90ユーロで、定期的にカートリッジが受け取れる、サブスクリプションサービスの事前予約がスタートしている。
UEB端子を搭載し、5V/1Aの出力が可能とのこと。タブレットは難しいがスマートフォンであれば十分にチャージが可能。本体のカラーはブラックのほか、シルバーやパープルも用意されている。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160725-00010005-dime-sci
2016/07/25 トヨタが「もっといいクルマづくり」を目指す若者向けに「職業体験イベント」を開催!(clicccar)
トヨタ技術会が将来の日本を担う子供達や、若者にクルマづくりの楽しさを体験してもらおうと、毎年行っているイベント。
また高校生向けには「エンジニアの仕事を知る・見る・体験できる特別な1日」をテーマに、同社のエンジニアから生の体験談を聞いたり、設計、評価部門、テストコースなどの見学や、仕事体験(燃料電池製作)などのメニューが用意されています。
高校生の部は募集人数が48名で、申込み多数の場合は抽選となり、当日のスケジュールは昼食や移動時間を含み、9:00?16:30(受付開始:8:30)となっています。
いずれも参加費は無料で、小学生の参加には保護者の同伴が必要。事前申込み制で、募集締切りは8月22日(月)。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160725-00388014-clicccarz-bus_all
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