燃料電池ワールド Vol.2160 (2016/07/28 08:30)

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□燃料電池ワールド Vol.2160
■2016年07月28日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

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■世界のヘッドライン(06月14日)
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2016/06/14 世界初の水素デュアル燃料ゴミ箱トラック〈PT〉

〔訳注〕リバプール(Liverpool、イギリス)発:水素エンジン変換の専門会社、ウレムコ社(ULEMCo)は、スコットランドのファイフ理事会(Fife Council)に世界初の水素デュアル燃料ゴミ箱トラック(bin lorries)を配送した。トラックは、水素とディーゼル燃料の両方で運転されるように変換されている。

2016/06/14 日産、バイオエタノールの電力で走行する固体酸化物型燃料電池を搭載する世界初の自動車の開発を発表〈PT〉

〔訳注〕横浜(YOKOHAMA、日本)発:日産自動車(Nissan Motor Co., Ltd.)は、バイオエタノールの電力で動作する固体酸化物型燃料電池(Solid Oxide Fuel-Cell:SOFC)システムの研究開発を発表した。新しいシステムは、世界初の自動車用のSOFC発電機とバイオエタノール燃料電池(e-Bio Fuel-Cell)を利用している。

2016/06/14 SFCエナジー社、シンガポールのパートナー、イノバード社からアジア最大の単一注文を受けた〈PT〉

〔訳注〕ブルンタール/ミュンヘン(Brunnthal/Munich、ドイツ)発:SFCエナジー社(SFC Energy)は、シンガポールの販売マーケッティング・パートナーのイノバード社(Innoverde Pte)による大型受注を発表した。シンガポールで最も重要な顧客であるワンベリー・テクノロジーズ社(Oneberry Technologies Pte Ltd.)にサービスを提供しているイノバード社(INNOVERDE Pte)は、今後数週間に計画している最初の配送とともに、24カ月間にイーフォイプロ2400(EFOY PRO 2400)の数百基を調達する。燃料電池は、シンガポールの配電網外に電力を供給するために使用される。

2016/06/14 ITMパワー社、3500万ユーロの「H2ME 2」ヨーロッパ水素燃料補給ステーションの展開を発表〈PT〉

〔訳注〕ブリュッセル(BRUSSELS)発:ITMパワー社(ITM Power)は、ホライゾン2020(Horizon 2020)のもとで燃料電池水素共同実施機構(Fuel Cells and Hydrogen Joint Undertaking:FCH JU)が出資するプログラム「水素モビリティ・ヨーロッパ 2(Hydrogen Mobility Europe 2:H2ME 2)」の3500万ユーロのプロジェクトを発表している。ITMパワー社は、ホライゾン2020のもとでプロジェクトから506万ユーロを受け取り、イギリスの国家給油ネットワークを拡大するために、3つの新しいデュアル高圧水素燃料補給ステーション(dual pressure Hydrogen Refuelling Station:HRS)を展開する。

2016/06/14 水素モビリティ・ヨーロッパ:欧州は水素燃料補給ステーションインフラ・ネットワークと車両艦隊を展開する準備に〈PT〉

〔訳注〕ブリュッセル(BRUSSELS)発:6年間の「水素モビリティ・ヨーロッパ 2(H2ME 2)」プロジェクトは、ヨーロッパの活動を調整することを目的として、欧州全体で水素自動車の早期の立ち上げを支援する。「水素モビリティ・ヨーロッパ 2」プロジェクトは、ヨーロッパ各地から37のパートナーを結集する。そして、1230台の燃料電池自動車の導入と運用、加えてヨーロッパ・ネットワークのために20基の水素燃料補給ステーション(HRS)を加える。これらは、300台の燃料電池自動車と29基の水素燃料補給ステーションのための計画だった2015年9月に発表された最初のプロジェクト「水素モビリティ・ヨーロッパ(H2ME 1)」の上に構築される。プロジェクト・パートナーのリーダーは、エレメント・エナジー社(Element Energy)である。

■2016年07月26〜27日のWEB LINK NEWS
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2016/07/26 日本初のFCフォークリフト、トヨタL&Fが今秋発売…3分充填で8時間稼働(レスポンス)

 豊田自動織機・トヨタL&Fカンパニーは7月26日、日本初となる2.5トン積 燃料電池フォークリフト(FCフォークリフト)の販売を今秋より開始すると発表した。

 今回販売するFCフォークリフトは、トヨタ自動車の燃料電池自動車『MIRAI』と同じ燃料電池セルを使用し、発電効率の高いフォークリフト専用FCシステムを搭載。稼動時にCO2やNOxなどを排出しない優れた環境性能と、3分の燃料充填で8時間の稼働が可能な高い利便性を併せ持つ。また、外部給電機能を標準装備し、災害などの非常時に電源としても活用できる。

 価格(税別)は1400万円。購入に際しては、環境省・国土交通省連携事業である「水素社会実現に向けた産業車両の燃料電池化促進事業」により、2016年度から2018年度の実施期間において、同クラスのエンジン車との価格差の半額が補助される。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160726-00000020-rps-ind

2016/07/26 「東京スイソミル」がオープン(時事通信)

 日本初の水素エネルギー普及啓発施設「東京スイソミル」(東京都江東区)で26日、開所式が行われた。訪れた子どもたちは、自転車を使った水素発生装置に興味津々。入場無料、月曜休館。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160726-00000057-jijp-soci.view-000

2016/07/26 好調東レの動向を探る:炭素繊維複合材料で市場拡大へ(投信1)

 次に、東レの2016年3月期決算における炭素繊維複合材料セグメントの状況について見てみましょう。同セグメントの売上高は1,862億円(前期比+17.6%)、営業利益は361億円(同+37.7%)でした。全社売上高、営業利益に占める比率を見ると、売上高では8.8%に過ぎませんが、営業利益では20.6%を占めています。

 同セグメントの分野別売上高では、航空宇宙向け49%、一般産業向け41%、スポーツ向け10%でした。一般産業向けでは、燃料電池車の水素貯蔵タンク、風力発電の風車材料向けが順調に伸びているようです。今後、自動車向けが成長を牽引する時代は遠くないと思われます。
石原 耕一
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160726-00001814-toushin-bus_all

2016/07/27 定住や産業など8分野提言 甲府リニア未来都市、年度内に整備方針(産経新聞)

 平成39年に開業を予定しているリニア中央新幹線の新駅(甲府市大津町)から半径約4キロ圏内に整備する「リニア環境未来都市」について、県の検討委員会は26日、後藤斎知事への提言をまとめた。知事は提言を踏まえ、今年度中に整備方針を決める。

 「産業」では、起業(創業)支援のほか、民間とともに健康分野など山梨にふさわしい産業の集積策を描く。「エネルギー」では、山梨大に研究拠点がある燃料電池などを軸に、次世代自動車の普及、災害に強く環境に優しいシステムづくりを進める。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160727-00000019-san-l19

2016/07/27 新党改革の荒井代表、 「自民に戻れば政治家としての背骨を失う」(ニュースソクラ)
【参院選・敗軍の将語る(2)】荒井広幸革代表、「分断より合意形成が政治だ」

 ――政治家としての転機となったのは、郵政民営化を巡っての小泉首相との論争と、対立でしょう。うらみはありませんか。  

 ないと言えばウソになりますよ。でもそれが政治の現実なのです。小泉さんからは今回の参院選の告示後に、私は事務所にはいなかったのですが「脱原発、応援しているよ」と、秘書に伝言をいただきました。

 小泉さんは核のごみの最終処理ができないというところから脱原発を唱えていますが、私は、多数の被害者を生み、避難すること自体が難しいことを問題視します。家庭の給湯器にかわって、水素燃料電池の普及を推進すればそもそも原発に頼る必要はありません。全ての家庭が参加して成り立つ社会です。これこそ「共助力」のなせる結果です。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160727-00010000-socra-pol

2016/07/27 【夏休み】未来のエンジニアを育成する---29のプログラム(レスポンス)

 自動車技術会は、8月5日、6日の2日間、パシフィコ横浜(横浜市)で「キッズエンジニア2016」を開催する。

 2016年はジェイテクトが初出展して「クルマのなかはどうやって動いているの?」や、トヨタ自動車が「燃料電池教室-水素で走るラジコンカーで遊ぼう」などのプログラムが初めて実施される。
 入場は無料。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160727-00000036-rps-ent

2016/07/27 国内初の燃料電池フォークリフト 1400万円で秋発売(朝日新聞デジタル)

 豊田自動織機は、国内初となる燃料電池で動くフォークリフトを、今年秋に1400万円(希望小売価格、税抜き)で発売する。値段は通常のタイプの数倍だが、補助金制度を追い風に空港や大型倉庫などに売り込む。2016年度中に20?30台の販売をめざす。

 エンジンや充電池で動くフォークリフトの値段は300万円弱?400万円弱。新製品は1千万円余り高いが、国や自治体の補助制度を最大限利用すると、実際の負担額は従来製品に近い額まで抑えられる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160727-00000116-asahi-bus_all

2016/07/27 <次世代火力発電>経産省が開発支援強化 アジア輸出促進(毎日新聞)

 経済産業省は、石炭や液化天然ガス(LNG)による次世代火力発電技術の開発支援を強化する。石炭火力の二酸化炭素(CO2)排出量を2025年度ごろに現在より約3割削減し、アジアなどへの輸出を促す。来年度予算の概算要求に開発や実証試験の支援として約120億円を盛り込む見通し。ただ、CO2排出量の多い石炭火力の輸出には批判もあり、計画通り進むかは見通せない。

 これに対し経産省は「批判はあるが、環境負荷が高い従来の火力を世界最先端の日本の次世代火力に置き換えることで新興国に貢献できる」と強調する。

 経産省がまとめた計画によると、石炭火力は25年度ごろに燃料電池を組み合わせるなどした技術を確立する見通し。発電効率を現状より約15%引き上げ、CO2排出量を約3割削減する。

 計画には民間企業による新技術の実証試験を政府が助成し、「お墨付き」のもとで輸出を促進する方針を盛り込んだ。30年度以降には水素をエネルギー源とする発電技術を確立するなどの長期目標も掲げ、新技術の貢献に理解を得たい考えだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160727-00000126-mai-bus_all

2016/07/27 水素社会実現へ協定 県、八百津町、岐阜大、企業3社(岐阜新聞Web)

 次世代エネルギーとして注目される水素を活用した新たなエネルギーシステムを構築するため、岐阜県は26日、加茂郡八百津町や岐阜大、水素インフラ事業などを手掛ける企業3社と、水素社会の実現に向けた産学官連携協定を結んだ。

 県などは連携し、同町をモデルとした水素社会の実現に向け、研究開発や社会実験を推進、地域活性化や雇用創出につなげる。協定を結んだ企業は、清流パワーエナジー(岐阜市)、森松工業(本巣市)、ブラザー工業(名古屋市)の3社。

 県庁で締結式があり、古田肇知事ら代表者が協定書に署名。古田知事は「エネルギーの地産地消は大きな課題。八百津町で中山間地域における水素社会のモデルをつくっていきたい」と述べた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?

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