燃料電池ワールド Vol.2144 (2016/07/04 08:30)

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□燃料電池ワールド Vol.2144
■2016年07月04日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

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■世界のヘッドライン(05月19日)
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2016/05/19 バート・ビーブイック:燃料電池水素共同実施機構の新しいエグゼクティブ・ディレクター〈PT〉

〔訳注〕燃料電池水素共同実施機構(Fuel Cells and Hydrogen 2 Joint Undertatking:FCH2 JU)は、新しい事務局長を歓迎する。バート・ビーブイック(Bart Biebuyck)は、彼が技術上級マネージャー(Technical Senior Manager)を務めていたトヨタ自動車ヨーロッパ(Toyota Motor Europe)の燃料電池部門から燃料電池水素共同実施機構に来る。

2016/05/19 先進的なクリーン輸送万博で水素供給サービス機器「シンプルフュエル」を発表〈PT〉

〔訳注〕マカフィ・エナジー社(McPhy Energy NA)は「先進的なクリーン輸送万博(Advanced Clean Transportation (ACT) Expo)」で、水素供給サービス機器「シンプルフュエル」を発表した。

■2016年07月01〜03日のWEB LINK NEWS
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2016/07/01 NECが新ナノ炭素「ブラシ」発見 電気10倍通しやすく(SankeiBiz)

 NECは30日、携帯機器や自動車の燃料電池の電極として使われる「カーボンナノホーン」(CNH)が繊維状につながった炭素材料を新たに発見し、作製に成功したと発表した。「カーボンナノブラシ」と呼ばれるもので、従来のCNHの集合体と比べて10倍以上も電気を流しやすく、実用化されればセンサーの応答速度や蓄電池の出力向上などに役立つと期待される。すべてのモノをインターネットで結ぶ「IoT」や電気自動車の普及が見込める中、日本発の新規物質として世界的に注目されそうだ。

 研究成果は、6月1日付の独「アドバンスト・マテリアルズ」誌に掲載。2017年度をめどにサンプル提供を開始し、材料メーカーと量産化に向けて技術開発を行う。

 CNHは、直径がナノ(1ナノは10億分の1)メートルサイズの微細管「カーボンナノチューブ」(CNT)の仲間で、一方の口が閉じた角(ホーン)状の物質。外側に金属粒子を、内側にガスや薬剤を取り込みやすいことで知られる。

 カーボンナノブラシは、NECIoTデバイス研究所の弓削亮太主任研究員が14年12月に発見した。CNHがつながって、試験管の洗浄などに使われる棒ブラシのような細長い形状をしている。炭素棒にレーザーを照らし、原子状の炭素が蒸発する際に生成することを確認した。弓削氏は30日の会見で「液体と混ざりやすく、物質をたくさん吸着できるほか、少量でも電気を通しやすい」と説明した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160630-00000012-fsi-bus_all

2016/07/01 未来のクルマは電化する【前編】 ――「水素」がエネルギー問題の救世主になる?(nikkei BPnet)

 5月末、気象庁は日本の二酸化炭素(CO2)の濃度が上昇し続けていると発表した。昨年のCOP21で世界196カ国が世界の気温上昇を産業革命前の2℃未満を目指すことに合意したが、実現のためには二酸化炭素排出を抑制する低炭素社会を実現しなければならない。そのときクルマは「電化」と「水素」がキーワードになると、モータージャーナリストの清水和夫氏は語る。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160701-40470382-fukkou-ind
※長文のため本文を。

2016/07/01 アップルが建設中の新社屋はこうなっている(東洋経済オンライン)
■ そしてApple Campus 2へ

 美しい建物と新しい体験を、地球環境へのに配慮しながら作り上げる。そんな針の穴を通すような設計を試す理由は、アップルが現在建築している、より巨大な建造物のテストのような位置付けも垣間見ることができた。

 冒頭に記したように、アップルは、クパティーノ市に、新社屋であるApple Campus 2を建造している。

 Apple Campus 2も、ガラスの壁面を持つ4層構造を採用する、巨大な円板型の建物だ。設計はApple Union Squareと同じフォスターが担当しており、たとえば新店舗で用いられた白い床材はApple Campus 2にも使われるなど、共通点を見いだすことができる。

 屋根はソーラーパネルで敷き詰められ、燃料電池への蓄電も行い、使用電力100%を再生可能エネルギーでまかなう。アップルは「Apple Energy LLC」という会社を設立し、余った電力をスマートグリッド向けに販売するとみられている。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160701-00125396-toyo-bus_all

2016/07/01 国土交通省、FCVに国際基準を採用へ…保安基準を改正(レスポンス)

 国土交通省は、道路運送車両の保安基準を一部改正して水素燃料自動車(FCV)の基準に国際基準を採用した。
自動車の安全基準について、自動車の安全を確保しつつ、国際的な整合も確保するため、日本は国際連合の「車両等の型式認定相互承認協定」に1998年に加入し、現在、相互承認協定に基づく規則について段階的に採用を進めている。
今回、協定規則のうち、新たに「水素燃料自動車の安全基準に係る協定規則」、「フルラップ前面衝突時の乗員保護に係る協定規則」を採用する。
これらを受けて、道路運送車両の保安基準について改正する。具体的には、圧縮水素ガスを燃料とする自動車に備える燃料配管に関し「水素燃料自動車の安全基準に係る協定規則」の技術的な要件に適合しなければならないこととする。
また、衝突試験後の燃料漏れ要件についてフルラップ前面衝突試験方法を「フルラップ前面衝突時の乗員保護に係る協定規則」に整合させる。
水素燃料自動車の安全基準に係る協定規則の新型車適用は2018年9月1日から。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160701-00000032-rps-soci

2016/07/02 韓国、エコカー普及に3兆ウォン…2020年までに新車の30%目標(中央日報日本語版)

 政府が2020年までにエコカーを普及させ、電気自動車の充電所などインフラの拡充に約5兆ウォン(約4500億円)を使用することにした。環境部・企画財政部・産業通商資源部は1日、こうした内容の「粒子状物質管理特別対策細部履行計画」を発表した。先月3日に出した「粒子状物質管理特別対策」の後続措置だ。

 李定燮(イ・ジョンソプ)環境部次官は「2020年までエコカーの普及に3兆ウォン、充電インフラに7600億ウォン、老朽ディーゼル車早期廃車に1800億ウォンなどを投入することにした」と述べた。エコカーの普及とは政府が車両購入費の一部を補助することをいう。消費者が一般の車に比べて価格が高いハイブリッド車・電気自動車・水素自動車などエコカーを購入できるようにするためだ。現在エコカーの比率は年間新車販売(160万台)の2.6%だが、政府は2020年までにこれを30%(48万台)まで引き上げる計画だ。

 インフラ構築に投入される7600億ウォンは電気自動車充電所を3000基、水素ステーションを100基に拡大するのに使われる。政府はこのほか、稼働から30年過ぎた老朽火力発電所10基の処理案などを含む「石炭火力発電所粒子状物質低減案」を5日に発表することにした。また、DPFを搭載していない老朽ディーゼル車が2017年からソウル市、2018年から京畿道・仁川市で走行できないよう取り締まることを骨子とする「老朽軽油車首都圏運行制限(LEZ)」案も今月中に確定することにした。

 しかし今回の計画に基づく予算が適期に確保されるかは未知数だ。李定燮次官は「関連予算を今年の補正予算に反映するかどうかは確定していない。今後、予算当局と話し合う必要がある」と述べた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160702-00000008-cnippou-kr

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